琺瑯タンク

2020年2月21日 (金)

琺瑯タンクの余生 51 ● 和歌山県海南市海老谷

 今回もやっぱり和歌山県下の物件。
 過日の和歌山旅の帰りしな、クルマのカーナビよりGoogleのそれの方が信頼おけるんちゃうかとうちのひとが言うもんで、ナビ両方で行きますればまっすぐ国道のままでええところを左折せよとスマホからGoogleの指示。あまりの細道やったので行き過ぎてわざわざ戻って入って行きますれば…何なん、激細の山道ですわ。まぁ軽自動車やしええんですけど前からクルマ来んこと願いつつ行ってましたら途中ルートを間違って、難儀して引っ返したらその目の前の山の斜面に…有りますがな、琺瑯タンク、しかも三本も。
Horo51  あ〜そうか、これに出会わすためにこんなけったいなルートを行けと言いよったんですな。そんなら許しましょうってもんよ。青空のもと夕日に照らされてなかなかおさまり良くていい感じ。
 あれはどこやったんやろと考えられるところをストリートビューで探しますれば…あったあった。そこはこんなところ。ただ林の中に置いてある感じでしたがあたりには柿や梅の木が植えられており、ほん近くには上水道の施設っぽいものもあるところからすると、農業用に雨水等を貯める目的で置かれているものかと思います。
 で、これらはどこから来たのか。まぁわかりませんけど海南市と言えば随分数が減ったとは言え今でも黒牛紀土長久なんかが知られたところで他に御代正宗通宝が残っている様子。かつては功乃鷹老鶴金波鶴紀伊の光功の春福日本などもあったとか。さ、この三本は…上記のどこかからやってきたと想像するのが順当やないでしょうか。わかりませんけど。

(於:和歌山県海南市) 昔ナンバの球場近くに“功乃鷹”直営っぽい呑み屋があったなぁ。

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2020年2月 9日 (日)

琺瑯タンクの余生 50 ● 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字新城

 昨年来妙に和歌山好いてなんぞと言うと小旅に出かけてますが、その都度見かけるのが琺瑯タンク。今回のは1月初旬、国道370号線脇にありました。
Horo50a Horo50b  いわゆる農地のそれとは違い、一般のお宅の隅にそれはありました。近寄って見ますと中サイズの開放型に黒いホースが木の蓋の隙間に突っ込まれています。きっと湧き水か横を流れる貴志川の水を引き込んでいるものと思われます。最低部には排出用の塩ビのパイプ、少し上には蛇口にホース…こんなタンクに小さな蛇口ってなんとかわいいことでしょう。庭木の水やり用として余生を送ってる様でした。
 かつらぎ町には初桜がありますが、かつては寿久南海鶴の瀧などもありましたのできっとこのタンクはいずれかで使われていたもの…かどうかはわかりませんでした。

(於:和歌山県かつらぎ町) 地場だけを商圏にしてる地酒って…もうないも同然かも。

※関連記事:
琺瑯タンクの余生 3 中ホーロー10万円也』 2007年12月 記

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2020年1月 9日 (木)

琺瑯タンクの余生 49 ● 和歌山県有田郡有田川町大字彦ケ瀬

 細い国道で山越え、カーブを曲がったところに突然琺瑯タンク。
Horo49a Horo49b 琺瑯タンクも突然ですがビニールハウスもまた突然というか山を切り開いたところに二棟あるのみでまわりに農地がなくて不思議な感じ。残念ながらビニールが曇って何を栽培されているのかはわかりませんでしたが、ホースが繋がれているところをみるとこのタンクは農作物の水やり用としての余生を過ごしているのでしょう。
 開放型の中サイズ。ヤワいハシゴにサビ止めとして塗られたであろう黒や白のペンキの化粧がかわいい様な気持ち悪い様な。さほど大事に思われてないものの最低限のメンテはされていてそれなりに幸せな余生でしょう。
 ここよりもう少し山を下ったところに“紀勢鶴”や“龍神丸”を醸す高垣酒造場の蔵がありましたので、前回の第48号同様そこの余剰タンクがここに来たのかもしれませんけどそれは勝手な想像。しかしまぁ…和歌山県はそこここいたるところに琺瑯タンクがあるって感じです。

(於:和歌山県有田川町) 紅葉とタンクの錆がええ感じ。

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2019年12月15日 (日)

琺瑯タンクの余生 48 ● 和歌山県有田郡有田川町大字西ヶ峰

 先日有田へみかん買いに行った道すがら発見…って、うちのひとがですが。
Horo48  山の中腹にちと小ぶりの開放型タンクが一基置かれています。一般的な緑色のそれですからじつに景観にも溶け合っていていい感じ。タンクの下あたりには柑橘系の実がなっていて…これは何かなぁ、大きさからするとはっさくちゃうかと思いますが。さすが有田はみかんの里って感じ。
 ここを通る少し手前に“紀勢鶴”や“龍神丸”を醸す高垣酒造場の蔵が見えましたのでそこの余剰タンクが第二の人生をここで過ごしているのかもしれませんがまぁいつも通りそれは想像の域での話。それで…ここはどこやったのかとストリートビューで再度ここに訪れてみますと、左奥にもタンクがありますわ。これには全く気づきませんでした。見えてないねんなぁ、まだまだ。

(於:和歌山県有田川町) 蔵元でお酒買いたかったけど今たくさん在庫抱えてるしなぁ…で、スルー。

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2019年9月20日 (金)

琺瑯タンクの余生 47 ● 和歌山県田辺市上芳養

 前回の物件と同じ県道208号線沿いの同じ集落にありました。
Horo47  細い山道のカーブを曲がれば不意に現れたそれ、緑のと赤茶けたのと二本あってまぁ共にすっかり溶け込んでいる様にもみえますけど、木目の板に蛾が溶け込んでいるのを発見した時の様な気色悪さを発見時に感じたんですが…って、ちょっと言い過ぎかもしれません。
 沢の近くに置かれていて、塩ビのパイプが繋がれている状態でしたので、沢の水を溜めておくのに使われているの様に思われましたが詳しいことはわかりませんでした。しかしまぁいかにも夏って感じの光まわりですな。

(於:和歌山県田辺市) 夏っぽい上に和歌山っぽいな…何となく。

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2019年9月 3日 (火)

琺瑯タンクの余生 46 ● 和歌山県田辺市上芳養

 この夏は何度となく和歌山へ行きましたが、所要の折に景勝地“奇絶峡”へついでに行こ思うも通常の道が崩落で通行止めってことで細い別道行きますれば、梅林の中に琺瑯タンクを発見。
Horo46a Horo46b  遠目に見るとそれなりに緑同士で溶けこんだ図に見えましたが近寄り見れば、まぁ普通にそこにあるって感じですな。まぁこのタンクは梅干し漬け込む用と言うより水や農薬散布なんかに使われているものかと思われます。
 前回の45の時にも触れたのと同様、このあたりにも近年造り酒屋がなかった模様。田辺市に限れば“田鶴の声”、“三ツ葵”、“此の友”などがあったってことで、まぁその辺からやってきたものかもしれませんねって程度で終わりにします。

(於:和歌山県田辺市) 細道好きには軽自動車は必須ギアでんな。

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2019年8月21日 (水)

琺瑯タンクの余生 45 ● 和歌山県田辺市龍神村龍神

 所用で高野龍神スカイラインを走行。ごまさんスカイタワーの手前らへんで琺瑯タンク発見。
Horo45a Horo45b  錆びサビの開放型。かすかに残る“防火用水”のペンキ文字…ということは“防火水槽”のカテゴリに入れるべきかと思うもやっぱりこっちですね。
 見ての通りまわりに建物のない高台に置いてあるので、もひとつ“防火用水”として用意されているってのもリアリティがありません。ひょっとしたらここへ置かれる前、どこかで防火目的として使われていたってことかもしれません。
 調べてみた限り、むかしも今も龍神村には酒蔵が存在しない様子。現自治体の田辺市にはかつて“田鶴の声”、“三ツ葵”、“此の友”などがあったみたいですが、まぁこのタンクは海南市からやってきたと解釈するのが妥当やないかと思います。しかしながら…和歌山県の酒蔵も激減したもんですなぁ。

(於:和歌山県田辺市龍神村) ミンミンゼミにツクツク混じって…晩夏な気分。

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2019年7月13日 (土)

琺瑯タンクの余生 44 ● 和歌山県有田郡有田川町修理川29あたり

 恒例の桃買いに和歌山は紀ノ川市桃山町へ行くも、昨年の台風の影響で不作ということで…そうか、農業に従事するのは大変ことやと改めて思いつつそのまま小旅へ。南へ向かって走りますれば畑の向こうに琺瑯タンク発見。
Horo44  木々と同じ色して景観に溶け込みやがってなんと憎いやつでしょ。近くまで見に行こ思いましたけど、ちょっとその勇気なくて遠目に数枚。開放型にビニールシートの蓋…楽しみつつを送ってるって風に見えるのは、和歌山やからでしょうか。
 ここ有田川町は吉備町金屋町清水町が2006年に合併して発足した町。さてこのタンクはかつてこの辺で使われていたものなのかどうなのか。“金葵”、“紀勢鶴龍神丸)”のふたつが今も商いをされているそうですが、かつては“勝心”もあったとか。それらの蔵の余剰タンクかもしれませんけど、酒蔵が多くあった海南市からやってきた様にも思います。
 ストリートビューで過去を見た感じでは、周りの苗木(?)は多分ミカンかと思われます。これも昨年の台風でやられて植え直したのかもしれません。まぁそのおかげで琺瑯タンクも見えた訳ではあるのですが…農業に従事するってのは大変やなぁと改めて思うのでした。

(於:和歌山県有田川町) ここらはどうもほぼ“長久”の島と化してる様に思われる状況でした。

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2019年6月25日 (火)

琺瑯タンクの余生 43 ● 和歌山県伊都郡高野町高野山670

 高野山の某寺院で仕事…って“某”とか言ってもまぁどこのことかは、ね。
 バス降りて少し歩きますれば遠目にそれらしき物が置かれている様子。近寄りますればやっぱりそう、密閉型の琺瑯タンクが一本、塀越しに確認できました。
Horo43  ところどころ地色の青が現れるも薄緑色に塗られて景観に配慮されていますが、やや違和感を発している感じ、縦書きで“高野”までは読めるもその下はわかりませんでした。ちなみにこの場所はどうやら高野七弁天のひとつ“首途弁財天社”の敷地内の様です。弁天様と言えば水を司る神であることを思うときっとこのタンクも水を確保するためのものかと考えられますが、あくまでも空想です。
 修行の地だからでしょう、高野山には元々酒蔵がなかった様ですので麓の町村より持ってきたものと想像します。伊都郡内にはかつては鶴の瀧酔人日)・稚乃瀧大盛力などたくさんの酒蔵があった模様ですが今は初桜を残すのみの様です。

(於:和歌山県高野町) 電車にケーブル、バス…しかしまぁ遠かったわぁ。

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2019年1月 5日 (土)

琺瑯タンクの余生 42 ● 奈良県葛城市今在家

 カーナビは知らん道を教えてくれるので、おかげでネタも見つかります。
Horo42a Horo42b
 過日行った橿原市の帰り道、行きと同様えらい細い道行けとナビは言います。で、農道を走りますと田んぼの脇に琺瑯タンクが一本。小振りのですが酒母用にしては大きめって感じです。
 木で蓋されてましたのでもひとつどう余生を過ごしているのかはわかりませんでしたがまぁなんらかの形で農業に使われているんでしょう。
 近くには“金鼓”のほか“透泉”、廃業した“偕老”などの蔵元がありますが、そのどこかから来たものなのかどうなのかもさっぱりわかりませんでした。いつものことですけど。

(於:葛城市) 小さなタンクの上に小さな家…かわいい。

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