琺瑯タンク

2020年11月22日 (日)

琺瑯タンクの余生 55 ● 和歌山県紀の川市名手下

 新コロ感染者増すも政府は「Go to」言うてはるしお上には逆らえまへんなぁ…てなわけで、ちと和歌山はかつらぎ町と有田市に果物買いに行ってきました。
Horo55  道すがら琺瑯タンクを発見。まぁそこここで目にする和歌山ですから「あぁまたか」と思うも改めて見ると、手前に柿、向こうにみかん…まさに和歌山の秋な図に佇む琺瑯タンクなんですね。そう、今日買いに行くのもまさに“柿とミカン”ですからなおええ感じ。
 このシチュエーションですから農薬か肥料を溶かす容器として使われているかと思います。ふたつ並んで溶け込んで何かホッとさせてくれる、そんな第55号でした。
 しかしながら「Go to」パワー全開って感じで柿買った道の駅(くしがきの里)も有田ミカンのありだっこも…密。そこに乗り込むなにわナンバーの三人衆…「Go to」言われて緩んでるわぁ我々も。ま、ささっと帰路についたのは言うまでもありません…って、何か言い訳じみてまんなぁ。

(於:和歌山県紀の川市) 危機意識のズレが身近な人間関係に軋轢を生む…気配を感じる。

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2020年9月13日 (日)

琺瑯タンクの余生 54 ● 和歌山県有田郡有田川町大字中峯

 やや小ぶりの開放型ものが道端にありました。
Horo54a Horo54b  水平は出ていませんがうすい水色できれいに化粧してあります。塗装前はきっとサビ浮き出てみっともない状態やったことやろとストリートビューで見ますと、そこには何もありませんでした。てなわけで近年この色でこの場所にデビューした様です。その前は酒蔵で働いていた…と言うよりどこかで余生を過ごしていたのち、ここで第三の余生を過ごしているのではないかという感じです。
 ここらはみかん山やと思われますので肥料か農薬用のタンクなんでしょう。しかしまぁ和歌山ってところはそこここで琺瑯タンクが余生を過ごしてますなぁ。もう記すこともありませんわ。すんませんな。

(於:和歌山県有田川町) この水色ってどことなく懐かしい感じがする。

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2020年8月31日 (月)

琺瑯タンクの余生 53 ● 和歌山県有田郡有田川町大字中峯

 先の記事同様、道を間違った結果出くわした琺瑯タンク。
Horo53a  やや小ぶりの開放型のが道路脇にひとつ。ガードレールの隙間にうまいこと収まって平坦な景色にアクセントを与えています。
 酒蔵から放り出されて長い歳月が流れたのでしょう、もう全面錆びサビ。まぁその方が景観には溶け込んでええとも言えるわけですですけど。まわりにこれといった農地が見られませんでしたので、どういう用途で第二の人生を歩んでるのかがもひとつわかりませんでした。
 グルっと見ると…おっ、銘板が残っています。一応撮っておきましょう。
Horo53b  割とよく見かける“灘琺瑯”製のものですね。まぁ古いもんやというのは全体から伝わってきますけど住所にある“兵庫縣武庫郡本庄村”、これってどこやねんって感じ。wikiで調べるに現・神戸市東灘区の一部とのことですけど、もうこれだけでも充分年代物であることがわかります。ちなみに本庄村は昭和25年に消滅したということですから、少なくともこのタンク、70歳以上ですね。
 それからこの“灘琺瑯”も今回調べて色々知りました。社名に“灘”と付くことから、てっきり灘の酒造家などが資金を出して作った会社なのかと思ってましたがじつは新潟の4つの酒造家たちが昭和2年に資金を提供してできた会社とか。詳しくは灘琺瑯の流れをくむ日本容器工業グループの“ものづくりストーリー”をお読みください。
 更によく見ると“賣特許”やら“新案登録”の文字。一世紀の時を経て再び“木桶”が見直されている昨今ですが大正の時代に起こった大腐造などを機に衛生的な琺瑯タンクの時代がやってきたことを思うと、すっかり錆びサビなヤツですけど当時は最先端な醸造機器やったんでしょうなぁ。そうか…そやねんなぁと。

(於:和歌山県有田川町) 温故知新でそのうちヴィンテージ琺瑯タンクの時代が…来ぇへんわなぁ。

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2020年8月14日 (金)

琺瑯タンクの余生 52 ● 和歌山県有田郡有田川町大字本堂

 和歌山行けば、琺瑯タンクにあたる。
 不要不急の外出は控えたままの日々…用件さっさと済ましたらクルマの外出はええやろと勝手な解釈をしてまずは桃山町へ桃買いに…は、アホかって感じ。いやまぁスーパーではまだあら川の桃売ってるしまぁってことで淡い期待をしましたけどどっこも閉まってました。そらぁ8月も中旬やもんね。で、気を取り直して今度は有田まで農産物買いに。ま、こっちはそれなりに…ってわざわざ来るほどでもないっちゅや、ないなってところか。結局ホンマの目的はガソリン安売りの殿堂(?)浜口石油での給油…やったりして。余談続きますが1リットルが113円って…どうです?大阪で安くても128円くらいやというのに…えげつない価格。
Horo52a Horo52b  と前振りが長なりましたが帰路、行く道を間違ったなと思うも「これはきっと琺瑯タンクがあるってことやわ」と気にせず進みますれば…やっぱりそこに密閉型の琺瑯タンク。眩しい銀ピカ状態にそれなりに大事にされている感が伝わってきます。
 まわりはミカン畑。水やり用なのか肥料とか農薬の貯蔵用なのかはわかりませんでしたが現役として第二の人生を歩んでいる風情でした。
 帰宅後ストリートビューで見てみましたら…あぁなんと痛々しい、錆びサビの状態で写っています。何年前の映像かはわかりませんが今の方が美しいのはええことです。ナビで走行するも間違う…どんくさいことですけど結果ネタがひとつ増えて良かったヨカッタ。ってじつはあとふたつも出てきて「もうええわ」って気分やったんですけど。ま、立て続けに琺瑯タンクねたってのしんどいので頃合いを見計らってまた載せますわ。あ、このあたりの麓には“紀勢鶴”や“龍神丸”を醸す高垣酒造場があったことを付け加えておきましょう。

(於:和歌山県有田川町) クルマに“石”投げられるんちゃうか思うも(うそ)、他府県ナンバー見かける見かける。

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2020年2月21日 (金)

琺瑯タンクの余生 51 ● 和歌山県海南市海老谷

 今回もやっぱり和歌山県下の物件。
 過日の和歌山旅の帰りしな、クルマのカーナビよりGoogleのそれの方が信頼おけるんちゃうかとうちのひとが言うもんで、ナビ両方で行きますればまっすぐ国道のままでええところを左折せよとスマホからGoogleの指示。あまりの細道やったので行き過ぎてわざわざ戻って入って行きますれば…何なん、激細の山道ですわ。まぁ軽自動車やしええんですけど前からクルマ来んこと願いつつ行ってましたら途中ルートを間違って、難儀して引っ返したらその目の前の山の斜面に…有りますがな、琺瑯タンク、しかも三本も。
Horo51  あ〜そうか、これに出会わすためにこんなけったいなルートを行けと言いよったんですな。そんなら許しましょうってもんよ。青空のもと夕日に照らされてなかなかおさまり良くていい感じ。
 あれはどこやったんやろと考えられるところをストリートビューで探しますれば…あったあった。そこはこんなところ。ただ林の中に置いてある感じでしたがあたりには柿や梅の木が植えられており、ほん近くには上水道の施設っぽいものもあるところからすると、農業用に雨水等を貯める目的で置かれているものかと思います。
 で、これらはどこから来たのか。まぁわかりませんけど海南市と言えば随分数が減ったとは言え今でも黒牛紀土長久なんかが知られたところで他に御代正宗通宝が残っている様子。かつては功乃鷹老鶴金波鶴紀伊の光功の春福日本などもあったとか。さ、この三本は…上記のどこかからやってきたと想像するのが順当やないでしょうか。わかりませんけど。

(於:和歌山県海南市) 昔ナンバの球場近くに“功乃鷹”直営っぽい呑み屋があったなぁ。

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2020年2月 9日 (日)

琺瑯タンクの余生 50 ● 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字新城

 昨年来妙に和歌山好いてなんぞと言うと小旅に出かけてますが、その都度見かけるのが琺瑯タンク。今回のは1月初旬、国道370号線脇にありました。
Horo50a Horo50b  いわゆる農地のそれとは違い、一般のお宅の隅にそれはありました。近寄って見ますと中サイズの開放型に黒いホースが木の蓋の隙間に突っ込まれています。きっと湧き水か横を流れる貴志川の水を引き込んでいるものと思われます。最低部には排出用の塩ビのパイプ、少し上には蛇口にホース…こんなタンクに小さな蛇口ってなんとかわいいことでしょう。庭木の水やり用として余生を送ってる様でした。
 かつらぎ町には初桜がありますが、かつては寿久南海鶴の瀧などもありましたのできっとこのタンクはいずれかで使われていたもの…かどうかはわかりませんでした。

(於:和歌山県かつらぎ町) 地場だけを商圏にしてる地酒って…もうないも同然かも。

※関連記事:
琺瑯タンクの余生 3 中ホーロー10万円也』 2007年12月 記

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2020年1月 9日 (木)

琺瑯タンクの余生 49 ● 和歌山県有田郡有田川町大字彦ケ瀬

 細い国道で山越え、カーブを曲がったところに突然琺瑯タンク。
Horo49a Horo49b 琺瑯タンクも突然ですがビニールハウスもまた突然というか山を切り開いたところに二棟あるのみでまわりに農地がなくて不思議な感じ。残念ながらビニールが曇って何を栽培されているのかはわかりませんでしたが、ホースが繋がれているところをみるとこのタンクは農作物の水やり用としての余生を過ごしているのでしょう。
 開放型の中サイズ。ヤワいハシゴにサビ止めとして塗られたであろう黒や白のペンキの化粧がかわいい様な気持ち悪い様な。さほど大事に思われてないものの最低限のメンテはされていてそれなりに幸せな余生でしょう。
 ここよりもう少し山を下ったところに“紀勢鶴”や“龍神丸”を醸す高垣酒造場の蔵がありましたので、前回の第48号同様そこの余剰タンクがここに来たのかもしれませんけどそれは勝手な想像。しかしまぁ…和歌山県はそこここいたるところに琺瑯タンクがあるって感じです。

(於:和歌山県有田川町) 紅葉とタンクの錆がええ感じ。

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2019年12月15日 (日)

琺瑯タンクの余生 48 ● 和歌山県有田郡有田川町大字西ヶ峰

 先日有田へみかん買いに行った道すがら発見…って、うちのひとがですが。
Horo48  山の中腹にちと小ぶりの開放型タンクが一基置かれています。一般的な緑色のそれですからじつに景観にも溶け合っていていい感じ。タンクの下あたりには柑橘系の実がなっていて…これは何かなぁ、大きさからするとはっさくちゃうかと思いますが。さすが有田はみかんの里って感じ。
 ここを通る少し手前に“紀勢鶴”や“龍神丸”を醸す高垣酒造場の蔵が見えましたのでそこの余剰タンクが第二の人生をここで過ごしているのかもしれませんがまぁいつも通りそれは想像の域での話。それで…ここはどこやったのかとストリートビューで再度ここに訪れてみますと、左奥にもタンクがありますわ。これには全く気づきませんでした。見えてないねんなぁ、まだまだ。

(於:和歌山県有田川町) 蔵元でお酒買いたかったけど今たくさん在庫抱えてるしなぁ…で、スルー。

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2019年9月20日 (金)

琺瑯タンクの余生 47 ● 和歌山県田辺市上芳養

 前回の物件と同じ県道208号線沿いの同じ集落にありました。
Horo47  細い山道のカーブを曲がれば不意に現れたそれ、緑のと赤茶けたのと二本あってまぁ共にすっかり溶け込んでいる様にもみえますけど、木目の板に蛾が溶け込んでいるのを発見した時の様な気色悪さを発見時に感じたんですが…って、ちょっと言い過ぎかもしれません。
 沢の近くに置かれていて、塩ビのパイプが繋がれている状態でしたので、沢の水を溜めておくのに使われているの様に思われましたが詳しいことはわかりませんでした。しかしまぁいかにも夏って感じの光まわりですな。

(於:和歌山県田辺市) 夏っぽい上に和歌山っぽいな…何となく。

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2019年9月 3日 (火)

琺瑯タンクの余生 46 ● 和歌山県田辺市上芳養

 この夏は何度となく和歌山へ行きましたが、所要の折に景勝地“奇絶峡”へついでに行こ思うも通常の道が崩落で通行止めってことで細い別道行きますれば、梅林の中に琺瑯タンクを発見。
Horo46a Horo46b  遠目に見るとそれなりに緑同士で溶けこんだ図に見えましたが近寄り見れば、まぁ普通にそこにあるって感じですな。まぁこのタンクは梅干し漬け込む用と言うより水や農薬散布なんかに使われているものかと思われます。
 前回の45の時にも触れたのと同様、このあたりにも近年造り酒屋がなかった模様。田辺市に限れば“田鶴の声”、“三ツ葵”、“此の友”などがあったってことで、まぁその辺からやってきたものかもしれませんねって程度で終わりにします。

(於:和歌山県田辺市) 細道好きには軽自動車は必須ギアでんな。

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