琺瑯タンク

2022年7月19日 (火)

琺瑯タンクの余生 65 ● 和歌山県紀の川市穴伏

Horo65a Horo65b 先の第64号を撮ろうとクルマを停めたその横にも琺瑯タンクがありました。
 味わいある木造建屋の隅にひとつ。パイプで建屋と繋がっています。まわりを見渡せばビニールハウスや収穫物を入れるカゴなどがありますが農業用としての余生を過ごしているのかどうなのかはもひとつわかりませんでした。
 ストリートビューで過去を見ますと2019年の画像ではこの横にも一本タンクが映っています。長年ふたつ並んで余生を過ごしていたんやろなぁと思うとちょっとしんみりします。ま、琺瑯タンクも人間も一緒やってことかと思うとなおのことさみしいなります。

(於:和歌山県紀の川市) 雑然とした環境が何とも言えん味わいを醸し出しとるなぁ。

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2022年7月 3日 (日)

琺瑯タンクの余生 64 ● 和歌山県紀の川市穴伏80

 桃の季節到来も何や台風来るらしいで…ってことで、実が落ちてしもては味わえんでと急遽和歌山は紀の川市桃山町へ。9時前に着くもどこの選果場も農家も長蛇の列。台風前やからなのか日曜やからなのかちょっとびっくり。ま、何とか某農園で少しだけ買うことができて次は某蔵元に味醂買いにと向かってますと、国道沿いにこんな琺瑯タンクを見つけました。
Horo64  和歌山行けば琺瑯タンクにあたる、ですね。とは言えいつもみたいに農園の片隅に置かれているのではなくてこの状態。写真では判りにくいかもしれませんがこれ、横の建物の雨どいがタンクに直結してあるところをみると、まわりの農作物用に雨水を溜める日々を送っているのでしょう。
 ストリートビューで見ますとここはかつて酒屋さんやった様で、手前に置いてあるP箱はその頃の名残の様です。

(於:和歌山県紀の川市) 行列はうんざり。平日に限るわ。

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2022年6月20日 (月)

琺瑯タンクの余生 63 ● 滋賀県甲賀市水口町伴中山

 密閉型を中心に10本ほどの琺瑯タンクが雨ざらしの中、錆びゆく様子が何とも痛々しいですょ。
Horo63a  「こんな余生は嫌や」…って声が聞こえてきそうなこの有り様に心痛めつつ引いて見ますれば、川向かいに酒蔵が。そうか…地球温暖化やら吟醸造りで温度調整できるタンクに置き換わってここに放出されたってことなんでしょう。何やこっちまでさみしいなります。
Horo63b  帰宅後このあたりをGoogleマップで調べますと、酒蔵と同じ場所に◯◯産業という名の貸倉庫業の名前も出てきました。ということはお酒の生産量が減って酒蔵を倉庫としても使うことになってタンクは追い出されたってことかもしれません。
 いずれ生産量が再び増えた時のためにとってあるのということも考えられますね。何げに見ていましたけど、琺瑯タンクを川を越えて移動するもの大変な話。そもそもここへ持ってきはっただけでもご苦労があったこと思うとなおのことタンク復活の時が再度訪れることを願わずにはおれません。このまま朽ちては寂しすぎです。

(於:滋賀県甲賀市) 味が第一なんやが、気分は昔ながらな酒蔵で生まれたお酒で酔いたいねんなぁ。

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2022年3月21日 (月)

琺瑯タンクの余生 62 ● 大阪府羽曳野市駒ヶ谷

 ぶどう農園の脇にデンと一本琺瑯タンクがありました。
Horo62a Horo62b  錆びた緑色の密閉型。ちょっと不気味にも見えますけどある意味その風合いがこの山あいに溶け込んでいるともいえる状態…でもやっぱりちょっと怖いと感じるのは、密閉型の形状も手伝ってのことでしょう。
 場所柄を思うと元々は葡萄酒の醸造に使われていたものかと思いますけど…そやっ、梅酒づくり用って可能性もありますね。ここ駒ヶ谷と言えばワイン以上に梅酒でしょ、チョーヤのね。

(於:羽曳野市) チョーヤのCMに起用されたら売れるて言われてるらしい。

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2022年2月20日 (日)

琺瑯タンクの余生 61 ● 大阪府羽曳野市飛鳥

 ドーナツ買ってよってって寄って竹内街道通って羽曳野のぶどう畑を貫く広域農道を行きますれば道端に、悲しい琺瑯タンクを発見。
Horo61a Horo61b  これは余生を送る図というよりもう屍といった感じ。道とビニールハウスの狭間に横たわっていました。
 まぁ正確には横たわるなんて状態ではなく捨てられてナナメになってるって状態。開放型の小振りのそれは酒母用のものやったのかと思いましたけど、ここら辺には葡萄酒の醸造元がいくつかあること思えばこれ、ワインの醸造に使われていたものかもしれません。
 ほぼ錆びて元々の色であった緑は僅かに残るだけ。そんな状態にして製造元が記された銘板が誇り高く輝いていました。肝心の製造年月の刻印がもひとつ読めない状態ながら、くっきり残る“東京日本容器工業”の文字。調べますれば分離、統合の末、今は日本容器工業となっている様です。余談ながらその社の沿革を見ますれば、昭和初期に“和樽の製造販売”からスタートした会社とか。神鋼ファウドラーよろしく琺瑯タンクってのは鉄鋼の会社が手掛けはじめたもんなんやと思ってましたけど、樽や桶に始まり時代に即して様々な容器を手がける会社と発展してはるスタイルもあるんですね。そうか、それ思うと自分も商いのカタチを変える必要がある様に思えてきましたで…ってそんなアイデアも勇気もないんですけど。

(於:羽曳野市) そのうち我もこんな感じになるで何とかせんと。

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2022年2月 2日 (水)

琺瑯タンクの余生 60 ● 和歌山県有田郡有田川町沼田

 森の中、木漏れ日浴びつつ溶け込む琺瑯タンク。
Horo60a Horo60b  車から降りて坂をのぼって間近に見ると…木々に囲まれた風情とは全く違ったシチュエーションでした。
 やや小振りの開放型。珍しい茶色…ですがよく見ると元々は藍色やったものを環境に合わせて塗装し直した様です。胴の周りに角材などが巻き付けられていますがもひとつ理由がわかりません。ひょっとしたらこれも景観に合わせての配慮なのか…いやファッションとしてこの様な意匠が施されているのかもしれません。
 呑口にはペラペラのホースが繋がれていますがそれだけでは何の用途として使われているのかはわかりません。
 これくらいの大きさでこの色ですからまわりともそれなりにうまく余生を過ごしている感じに見えました。

(於:和歌山県有田川町) 姿隠してるつもりやったのにって思っとることやろ…とか何とか。

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2022年1月22日 (土)

琺瑯タンクの余生 59 ● 和歌山県有田郡有田川町東丹生図

 県道22号線のバイパス沿いのみかん山にありました。
Horo59a Horo59b  密閉型の大振り、胴には前回の物件同様“お問い合わせは農協へ”のシールが貼られていますので、わりと近年ここにやって来たのかとストリートビューで調べますと2014年1月のそれにはなく、同年12月のには写ってますので2014年よりここで第二の人生を過ごしているのでしょう。タンク上部にホースが繋がれていますがタンクの用途まではちとわかりませんでした…って、まぁいつもですけど。

(於:和歌山県有田川町) 密閉型のは妙に威圧感があるなぁ。

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2022年1月12日 (水)

琺瑯タンクの余生 58 ● 和歌山県有田郡有田川町中

 和歌山を行けば…はい、琺瑯タンクの余生です。
Horo58a Horo58b  県道沿いにデンと備えつけられたそれは開放型。色合いはオリジナルのままって感じ。ストリートビューでここを見ますと、2014年にはまだ設置されていませんのでまだ歴史浅しといったところ。胴体に何か貼ってある話と近づきますれば“お問い合わせは農協へ”とあります。
Horo58c そうか…この手の琺瑯タンクは農協が手掛けていたとはって感じ。そこにはタンク使用の注意書きなどが記されているのですが、下の部分には電話番号等とともに“ウッドワーク”とあります。ウッドワーク…これは今も木桶の製作を手掛ける藤井製桶所の現屋号。そうか、近年琺瑯タンクから木桶による仕込みに変えてはる酒蔵がちらほら出てきていること思えば、引き取ってはこの様に農協経由で農家に斡旋してはるんですね。知らんだわと思いつつウッドワークをストリートビューで見ますと玄関にデンと琺瑯タンクが数本。もはやこれも本業なんかもしれませんな。

(於:和歌山県有田川町) そう言えばかむなびさんもウッドワークで水指作ってもろてはったな。

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2021年12月10日 (金)

琺瑯タンクの余生 57 ● 和歌山県有田郡有田川町中373

 有田までみかん買い出し今冬第二弾。今回も琺瑯タンクを発見。やっぱり和歌山って感じ。
Horo57a Horo57b  長く続いている国道424号線の工事のせいで山の中大きく迂回。県道184号線を行きますと右下にそれはありました。中サイズの開放型。上部はステンレスでフタされていてきれいに維持されています。横に民家があるので、農業用のそれというより生活用水の確保のために使われているの様に見えました。
 以下まったくの余談ですが、ここら辺はあちこち道端でみかんが無人販売されていてどこもビニール袋1袋で100円という安さ。ひと袋買っては味見して美味しかあったら買い増しして…ってまぁどこのも美味しいんですけど、中でもいちばん気に入ったのは有田川町より手前の海南市上谷で売られていたものでした。
Kainanmikan1 Kainanmikan2  行きしなに5袋買い占め、帰りに見るとまた5袋並んでいたのでまた買い占め。もちろん有田の農協でも買ってもうみかんだらけ。お子も大満足。よかったよかった。

(於:和歌山県有田川町・海南市) 山の道端にはみかんがそこここに転がってるけど…拾うのもなぁ。

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2021年11月16日 (火)

琺瑯タンクの余生 56 ● 和歌山県有田郡有田川町大字中峯

 和歌山行けば必ず見つかる琺瑯タンク。またも発見…とクルマ停めて撮影しているうちに「これ、前も撮ったヤツやん」。それは昨年夏の第53号のものでした。な〜んやとクルマに戻りつつふと見ると道隔てた向かいにもありますわ。
Horo56  開放型の小ぶり…これは酒母用のものでしょう。草茂る斜面にポツンと置かれていました。何か荒れたその場所。上の方見れば太陽光発電のパネルが並んでいます。
 ストリートビューの俯瞰図見ますとここに映るはほんの一部ですっかり発電所って感じです。以前はどうやったのかも気になるところ。2014年まで遡って見ますればここはどうやらみかん畑やった様です。
 みかんの消費量がずいぶん少なくなってると以前聞いたことがあります。エアコンの普及で“コタツでみかん”な習慣がなくなってきてるというのもあるのかなぁとしみじみ。それ思うとミカンやめて発電に変えることの方が家庭の団欒に直結している…そうとも言えます。
 ま、てなわけでこの琺瑯タンクは余生も終えた感じ。何となく景色に溶け込んでますから、そこにいるだけという余生もありかもしれません。

(於:和歌山県有田川町) これがでかい仕込み用タンクやと気色悪いんやろな。

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