ソース

2020年4月24日 (金)

ソース 68 ▲ カギ印ソース 特製ウスターソース

 “ソース 67”のそれ同様、昨夏仕事で訪れた下関で買ったカギ印ソース。今回はウスターを味わいました。
Kjsw1 レッテルは深紅。とんかつソースは黒でしたが、どうもイメージが逆な風に思います…と記しつつ、大手をはじめ概ねウスターのパッケージは赤基調ですからこれでよし。マークに商品名、ほか「大正十年創業 下関 故郷の味!」の文言、下部には「大地の恵みを“ギュッ”ソースは自然がくれた調味料!」とこの社のソースに対する思いがしっかり記されています。
 まずはそのまま。ボトルの底の沈殿物はほとんどありません。一般的な色味。口に含めばソース味の中にだしっぽい旨味(?)とセロリっぽい風味を感じます。スパイシーさはさほど感じない…と思うも、後からピリリ効いてきて、うっすらした苦味が大人な味わいを演出している…ってちとクサイ表現ですね。
Kjsw2Kjsw3 次に今回も焼きそばにして味わってみました。具にイカを使ったというのもあるのかもしれませんが、もひとつソース感にかける仕上がりになりました。「ソース足りなんだんか?」とも思いましたが、旨味や塩味は充分で最後まで美味しいおいしいと食べることができました。「ドヤっ」なソースではない奥ゆかしい旨ソースってところでしょうか。ホッとする…そんなソースでした。ごちそうさん。

品名:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(タマネギ、トマト人参、りんご、セロリー、ニンニク、生姜)、砂糖、食塩、醸造酢香辛料、肉エキス(チキン、ポーク、ビーフ)/カラメル色素、酸味料、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア)(一部に鶏肉、豚肉、牛肉を含む)  製造者:株式会社 勝俣商会 山口県下関市長崎新町9-14

  大正10年創業…港町のハイカラな味やったことでしょうな。

※関連記事:
ソース 67 ▲ カギ印ソース 特製とんかつソース
2020年3月 記
錆びボコながら…カギ印ソースの琺瑯看板発見』 2019年8月 記
ソース 22 ▲ 下関ソース とんかつ』 2011年2月 記

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2020年4月11日 (土)

ソース 番外編 ▲ 関西を味わう だしソース & マヨ

 “ソース”とあるけどマヨネーズやしなぁ…ってことで記事化せんとこと思ってましたけど外出控えんならん日々、ネタも尽きつつあるわってことで番外編として載せることにします。
Saucemayo1Saucemayo2Saucemayo3 10ヶ月ほど前に半額で出てたってことでうちのひとが買ってきたのが、これ。パッケージ中央に堂々“だしソース”と記されています。な割にキューピーも描かれていて…そう、左端に記された“&マヨ”、これがメインの商品。まぁはやい話がお好み焼ソースにマヨネーズを混ぜた…いや、封を開けて出しますればチューブの形状から色合いから“マヨネーズにソースを足した”って表現するべきか。そらまぁキユーピーの商品ですからそれでええんです。
 で、今回はちょっといつも通り“焼きそば”で食すのも勇気いるなぁってことで、とん平焼に用いるとんかつソース代わりに玉子焼の上に焼いた豚肉を乗せてドバドバっといや、にゅるにゅるっと出して食べてみました。で、そのお味は…これはいけまんなぁ。とんかつソースみたいに垂れ出してこないというのもポイント高し…ってただのマヨネーズ好きってだけかもしれませんけど。あ、余談ですけどあの“マヨラー”ってコトバ、嫌いですわ。“マヨ”はまだしもその後に付く“ラー”って何なんでしょ。何がラーや。マヨネージストならええよ、まぁ。
 味自体はやっぱり想像通りソース味のマヨネーズって感じで美味しいながらもリピーターになるかと問われれば、否。すき焼きのタレとか出汁醤油みたいなもん買いとない心理と一緒です。
 で、そもそもこの商品がどういう位置づけのもんなのかも知らずに今に至ってましたけど、調べますればキユーピー創業100周年を記念して各部署の社員により結成された「地元×マヨ プロジェクト」が、日本各地のご当地味+マヨネーズで7種類を開発、限定発売したもののひとつとか。それが去年の春やとのことですから全くタイムリーさに欠けてまんな。
 で、そうそう。食べた印象はそもままパッケージの裏にあって“ご家庭でも作れます”の文字が。そんな大事なレシピ教えてさすがは太っ腹。“キユーピーマヨネーズ 大さじ3、お好み焼きソース 大さじ1、粉末和風だし 小さじ1”でオッケー…は?そもそも商品化するまでもなかったのとちゃうますのんと思ったり。
 おかげさんでネタがひとつ助かった訳で有り難うキユーピーさん。言うときますけど、マヨネーズはキユーピーしか買いませんわ、ソースと違ってマヨはキユーピーこれ一筋、昔から。

  賞味期限半年以上切れてまだ残ってる。味はええものの出番がないねんなぁ…食べ切るけどな。

名称:半固体状ドレッシング 原材料名:植物性油脂(国内製造)、ウスターソース、醸造酢、卵黄、かつお節エキス、食塩、こんぶだし、砂糖、香辛料/増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料(ステビア)、香辛料抽出物(一部に卵・大豆・りんごを含む)  製造者:キユーピー株式会社 東京都渋谷区渋谷1-4-13 製造所:愛知県豊田市日南町2-1

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2020年3月17日 (火)

ソース 67 ▲ カギ印ソース 特製とんかつソース

 過日仕事で訪れた山口県は下関。ついでに…と言っては失礼ですがせっかくやからと買い求めた“カギ印ソース”。ふたつ入手したうちのまずは“とんかつ”を味わってみました。
Kjst1 まずはパッケージから。ちと小振りの300ml入りのPETボトルに貼られた黒基調のレッテルに黄色で小さく「大地の恵みを“ギュッ”ソースは自然がくれた調味料!」の文言。この言い回しに好き嫌いあるところでしょうが基本的にこの社のソースに対する理念というか決意表明が感じられます。レッテルの質感がどことなくクレヨンっぽい質感…カラーコピーで自作されている感じがこれまたマニア魂をくすぐるってもんです。
 次にそのまま味わってみましょう。ソースの見た目はかなりのドロドロさ。今まで手にしたソースの中でもトップクラスの粘度です。で、味わいは、一瞬粉っぽい風に感じられるも見た目同様“おっ、濃い”と感じるやその次に“おっ、スパイシー”なピリがきて、その後果物由来っぽい深みのある甘さと酸っぱさが口中に広がるって感じです。うん、何度か味わいましたが舌の左右でピリ辛を感じて中央奥で深みと甘みを感じます。
Kjst2Kjst3 そしていつもの定番、焼きそばにして味わってみました。その印象は…ん?ちょっと…いや、かすかに“日清焼きそば”を思わせる香ばしさを感じます。酸味やピリ辛味は加熱のせいか落ち着きを見せもう純粋に「うまいなぁ」って感じ。コクというか深みが焼きそばにしても充分過ぎるぐらいに感じられて美味しいおいしいって風にすぐに完食。ま、購入したての豚肉の美味さも相まってかもしれませんがとても満足な昼食となりました。
 最後にレッテル裏の原材料名に目をやりますれば“そういうことか”。まず野菜に果実がじつに9種類も使われていて普通見かけない“白菜”なども使われています。確かに白菜は出汁が取れるくらいに旨味ある野菜らしいのでなるほどでございます。それから“肉エキス”も配合されています。これが“日清焼きそば”を思わせるネタやったのかもしれませんが、素人の言うことは戯言と読み流してください。
 この様に持ち帰って家で味わうのもよいのですけど、せっかくやったら下関のお好み焼屋さんで食べてきたらよかったなと今更ながら後悔。そこでお店の人からあれこれ下関ソース事情を聞きたかったかも。ま、そうしていたら客観的に味わうこともできなんだかもしれませんけどもね。

品名:濃厚ソース(とんかつソース) 原材料名:野菜・果実(トマトタマネギ、りんご、人参、セロリー、白菜、生姜、ねぎ、ニンニク)、砂糖、醸造酢食塩、でんぷん、香辛料、しいたけ、肉エキス(チキン、ポーク、ビーフ)、昆布/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、増粘剤(加工でんぷん、グリロイドガム)、甘味料(ステビア)(一部に鶏肉、豚肉、牛肉を含む)  製造者:株式会社 勝俣商会 山口県下関市長崎新町9-14

  何で“昆布”と“カラメル色素”の間は“/”なんやろ。

※関連記事:
錆びボコながら…カギ印ソースの琺瑯看板発見』 2019年8月 記
ソース 22 ▲ 下関ソース とんかつ』 2011年2月 記

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2019年12月 3日 (火)

ソース 66 ▲ コーミソース こいくち ちびちゃん

Komi1 いつもネタ提供でお世話になってます茶友が名古屋みやげにと買ってきてくれたのがこれ。ちっちゃい可愛いソースやこと。あ、ちなみにおみやげはこのちびソースだけくれはったわけではないので念のため(いつもありがと!)。
 コーミソース…そう言えば新幹線の車窓からこの銘柄の看板を見た気がします。名古屋発の全国ブランド“カゴメ”とは違い、こちらコーミは地場をメインターゲットとしてやってはる様で、サイトでは『中京地区の皆様の味覚を追求し生まれた、日本の中でも珍しい”地域密着型ソース”』と謳われています。「なるほど」と最初思いましたけど…う〜ん、地場のソースが多い関西圏に住むモンにとっては「“珍しい”は余計ちゃいます?」と…あ、頂きものにケチつけてるみたいになってますね。そんなつもりではないんですが。
 まずはそのまま。見た目はパッケージに記されている通り“こいくち”って感じ。同じ名古屋モンの“たまり醤油”を思わせる濃さとトロミ。味わいもまた…濃いですね。どう濃いのか…味というか旨味濃度が高いって感じます。微かに残る煮詰めたフルーツ感もまたソースに奥行きを与えてる気がします。
Komi2Komi3 これは期待できますなぁと今回はイカブタ焼うどんにして食べてみました。
 ソースの色合いが上品に麺を包んで…あぁいかにも美味そうですなぁとひとくち食してみますれば…ん?ソース感がありません。というかね、具材のイカの味が全面に出すぎて魚醤っぽい味になったというかソースの味が隠れてしもてます。ですから美味いのはうまいのですけど、それはソースの旨味ではない感じで…ちとがっかり。ま、「素材の味を最大限に引き出してくれるソース」とも言える訳で、決して悪いことではないと思います。ま、黙って出されるとそれがソース味やと気づかなんだでしょうなぁ。
 そもそもそんな味の濃いイカを使ったのが悪かった気もしますが…生協で購入するいつもと一緒のイカやなのに何でなんかなぁって感じ。もう一度イカ抜きでやり直してみましょかね。ま、今日のところは、こんなこったす。あっ、“コーミ”は“香味”由来とか。

品名:ウスターソース(こいくち) 原材料名:野菜(たまねぎ(エジプト、国産)、トマトにんにく、セロリー)、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖、水あめ)醸造酢食塩、酵母パウダー、昆布エキス、香辛料/カラメル色素、増粘剤(加工でん粉、タマリンドシードガム)、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物香料  製造者: コーミ株式会社 名古屋市東区芳野1-9-3 製造所:愛知県犬山市大字羽黒新田上平塚1-5

たまり、八丁味噌、コーミで“愛知三濃”。

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2019年9月10日 (火)

ソース 65 ▲ 蛇ノ目 とんかつ ソース

 ずいぶん前に亀岡の農協系店舗にて購入するも、なかなか出番なくて…なんせ瓶詰めモンはPETボトルのそれより長持ちするモンで。
Jts1Jts2 てなわけで今回は、京都は亀岡造られる蛇ノ目のとんかつソースを味わいます。
 まずはレッテル。広島のとんかつ/お好みソースではなかば常識と化してるオレンジ色がベース、いちばん上には蛇ノ目のキャッチフレーズ“味と香りの”が控えめに書かれています。シンプルなその意匠は、どことなく'70年代っぽい感じ。“Janome Sauce”のフォントが何とも万博っぽくてそう思わせているのかもしれません。
 いつの通りそのままを。きれいな赤みを帯びた茶色で粘度も一般的な感じ。味わいも…これといったクセは感じられませんが甘みが前面に出ていますので、関西地ソースの王道的路線を行ってる感じです…って表現が適切かどうかはわかりませんけども。
Jts3Jts4 さてそれではいつも通り焼うどんにして味わいましょう。皿に盛れば、あんまり色がつかずで何となく私見ですが美味しそうって感じではありません。で、味わいますと…おっ、美味しいおいしい。甘めの味わいがそのまま感じられてホッとする仕上がり。よく味わえばうどんの持つ味わいを邪魔することなく…あ、それは色合いにも言えることで基本、素材の持ち味の邪魔をせんとんかつソースと言えるのではないでしょうか。
 大阪や京都、岐阜など“蛇ノ目ソース”はいくつかの工場で造られていた時期もあるそうですが現在正式に“蛇ノ目”のブランドを継承しているのはこの社だけの様です。詳しくは以前の記事“ソース 2 ▲ 蛇ノ目ソース ウスター”のコメント欄をお読みください。かなりマニアックな情報をサンダー様より寄せて頂いておりますので、ぜひ。

品名:濃厚ソース 原材料名:糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、野菜・果実(トマトりんご、玉ねぎ、にんじん、その他)、食塩、醸造酢コーンスターチ、調味料(アミノ酸等)、酒精香辛料、増粘剤(加工澱粉、タマリンド)、カラメル色素、酸味料  製造者:蛇ノ目ソース本舗 株式会社廣田本店 京都府亀岡市篠町篠赤畑14

※関連記事:
ソース 27 ▲ ビクトン お好みソース』 2011年9月 記
ここが…ビクトンソースの『大阪蛇ノ目』か!』 2009年10月 記
ソース 2 ▲ 蛇ノ目ソース ウスター』 2007年12月 記
ソース 1 ▲ カガヤソース“お好み焼”』 2007年12月 記

うどん玉が半額になってたからそうしたけど…やっぱり焼きそばで試さんとアカンな。

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2019年7月18日 (木)

ソース 64 ▲ 串カツ屋さんのソース(ヘルメス)

 生協のカタログにて発見…だいぶ前のことですが。
Hks1 Hks2  てなわけで今回は“串カツ屋さんのソース”です。このソース、ヘルメスの石見食品がリリースする“ヘルメス[着色料・保存料・化学調味料]無添加シリーズ”のひとつで同社のHPを見ますとどれも4ヶ月待ちとか。大人気シリーズなのかと思いましたが、ソース類は全て同じ待ち日数の様です。
 “串カツ専用”と名乗るということは、シャバシャバのソースにだしを加えたものかと思いましたが、原材料を見ると、イカやかつお、まぐろに昆布などのエキスを加えて味の調整をしてはるみたいです。
 まずは見た目。すがは無着色、薄く自然な色合い。下三分の一ほどが沈殿物で…これは期待できるって感じ。そのまま味わってみますと…はぁ、なるほど、串カツ専用って感じ(かも)。甘みがそれなりにあって上品な旨みも感じられます。キャベツにつけて食べますと「うん、これこれ」っていうほど串カツ屋さんっぽい…うん、気分がそうさせているのかもしれませんけどもね。
 さ、では早速串カツに…ってのが本来のところでしょうけど、ここはすんません、いつも通り焼きそば…もとい、今回は冷蔵庫内の在庫理由で焼きうどんにして試してみました。
Hks3 Hks4  写真にある通り、まぁ何と申しますか素材の持ち味そのままのの上品さ。“淡口ソース”とでも言いたくなる色合いに仕上がりました。前回の“男の極黒!! 濃厚 焼きそばソース”もソースならこれもソース。ソースの多様性を思わずにはおれません。
 では食べてみましょう。ひとくち頂きますれば「…酸っぱいな」。ソースに含まれる味わいよりも酸味が前に出ている感じです。その印象は最後まで変わらずでした。普通、酸味は加熱することでマイルドになるもんやと思っていたんですが、そやないこともあるんですね。改めてレッテルを見ますと堂々“梅入り”の文字。そうか…これか!。納得。
 本来ならばここで改めて串カツにかけて楽しまなければいけないところですがごめんなさい、ここまで。当たり前ですがこれ、きっと串カツにはぴったりの味わいなんだと思います。あの油まとった衣にはそれなりの酸味が必要なんでしょう。あぁやっぱり本来の用途で試すべきやったと反省。さすがヘルメスさんやなぁと思ったのでした。改めて焼きうどんで試してすいませんでした。

名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(とまとたまねぎ、りんご、梅果実)、砂糖類(砂糖、糖蜜)、食塩、醸造酢醤油(大豆:遺伝子組み換えでない)、たん白加水分解物、イカ発酵エキス、香辛料、かつおエキス、酵母エキス、昆布エキス(原材料の一部に大豆・小麦・魚介類を含む)  製造者:株式会社石見食品工業所 大阪市東住吉区住道矢田8-2-21

 “たん白加水分解物”は…グレーやな。

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2019年5月30日 (木)

ソース 63 ▲ 男の極黒!! 濃厚 焼きそばソース

 スーパー行くたびついチェックしてしまう値下げ品の陳列棚で、こんなソース発見。
Gokukuro01 Gokukuro02  もうちょっと配慮して値下げシール貼ってくれたらええのに…と思うも30%引ですから文句言えません。剥がすとラベルも剥がれてしまいそうでしたのでこれで堪忍してください。
 ゼリー飲料の様な容器、モノトーンの洒落たラベル…関西地ソースの泥臭いイメージ(?)とは一線を画すその存在感。下には何なに?“男の極黒!!”なる挑戦的なコピーまで添えられています。200g入り、3割引でも280円ですからそれなりの高級品です。
 裏を見ますと…ほぉ、栃木県産ですか。栃木とは言えやっぱり関東圏のモンは見るからにシュッとしてるって感じです。さ、本場(?)関西に殴り込みをかけてきたこのソース、じっくり味わおうやありませんか。もちろん“焼きそば”にして。
Gokukuro03 Gokukuro04  まずソース単体を。小鉢に移すと…うん、真っ黒。えげつないほど真っ黒。確かに“めて”ます。で、その味は…ん?色合いのイメージに反しておとなしい味わい。むしろ普段のソースよりソース感が抑えられている様な気すらします。ですけどまぁ、旨味はそれなりにあるなって感じ、かな。
 で、いよいよ焼きそばにして…はい出来あがり。そう、見ての通り。一見すると「仕上げはイカスミですか?」ってくらい黒々になりました。いかにも濃そうな色合いに期待が膨らむ様なちょっと躊躇する様な。で、ひと口…ん?味薄いわ。
 いやいやこのソースが悪い訳ではなくて、あまりの濃い色合いにソースを投入する量が少なかったのが原因でしょう。まぁその分、色はさることながら素材の味を楽しみつつ味わうことができました。後日、再度挑戦して濃い目に仕上げましたが…やっぱりこのソース、色目に主張あれど、味自体はまっとうな上品路線のものでした。
 「最近の食品会社はソースにまで手出ししてるんや」と思いつつ会社のHP見ますと、明治創業の老舗ソース会社とか。へぇ、全然知りませんでした。見た目はともかく、味は王道…なるほど老舗やわって感じ。裏の説明を読めば15のスパイスに新鮮野菜・果物をたっぷり使ったソースにカラメルでインパクトを…とのこと。やはり味自体はまっとうなソースってことですね。
 “男はダメっ”を謳う“名城お好みソース”の間逆を狙ってる様で味は万人向けの濃厚 焼きそばソース。ちょっとイタズラ使いにもええのとちゃいますかね。

名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(りんご、トマト玉葱、にんにく、生姜)、糖類(砂糖・果糖ぶどう糖液糖)、醸造酢食塩、でん粉、本みりん、香辛料、エキス(酵母、かつお、昆布)、カラメル色素、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア、カンゾウ)(原材料の一部に小麦・大豆・鶏肉を含む)  製造者:月星食品株式会社 栃木県足利市錦町77

麺のみならず、豚肉まで真っ黒に…

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2019年2月15日 (金)

ソース 62 ▲ ヘルメス 無添加シリーズ・とんかつソース

 針中野あたりの酒屋さんで見つけました…って、1年以上前のことですが。
Hmtts1 Hmtts2  テレビ媒体等の影響の後押しあってでしょうか今や全国区の人気となった大阪の地ソース“ヘルメス”。定番のモン以外に生協向けなども手がけられてはるみたいで、そんな流れの中で生まれたのでしょうか“無添加シリーズ”というのがラインナップされています。地ソースにその手の品質を期待していないので、今まで何となくスルーしていましたがうちのひとが保存用のパラオキシ安息香酸にアレルギーがあることもあって今回、試してみることにしました。
 まずは瓶とレッテルを。ひと目でとんかつソースやとわかる色合いながらもひとつ面白みが感じられませんね。まぁその内容を実直にあらわしたデザインとも言えるでしょう。
Hmtts3 Hmtts4  瓶から小皿に移した状態はこんな感じ。色合いはじつに自然な茶色。質感は妙にプルンとしています。無添加シリーズですからこれは天然のトロミか…と思いましたが澱粉由来のものでしょう。いや…寒さでこの様になっているのかもしれません。
 まず単品で味わってみましょう。そのお味は…酸っぱ。関西地ソースにありがちな甘いヤツとは一線を画すって感じです。この味わいは…なかなか複雑。どう表現してよいのか…う〜ん、やっぱり酸っぱいなぁってのが気になって味云々までわからないってのが正直なところです。
 次に今回はイカ焼きうどんにして味わってみました。お味は…やはり酸味が前に出るって感じではありますが、美味しいです。どう美味しいのか…って、そうですね、これまた難題。強いて言えば“上品に美味しい”って感じでしょうか。素材の持ち味そっちのけで主張する様なソースではない、そんな奥ゆかしさを感じさせる味わいでした。
 で、この主原料/国産品使用を謳う“無添加シリーズ”ですが、ヘルメスの石見食品工業所のサイトによれば

主原料、とまと(長野県)・たまねぎ(兵庫県、北海道)・りんご(長野県)・砂糖(鹿児島県、北海道)・黒糖(沖縄県)は国産品を使用。着色料・保存料・化学調味料は無添加。

とのこと。これはなかなかのこだわりを感じます。安心して食することができるというのも味のうち。そういう意味においても美味なるとんかつソースやないかと思いました。

名称:濃厚ソース 原材料名:野菜・果実(とまとたまねぎ、りんご)、砂糖類(砂糖・糖蜜・果糖)、醸造酢食塩、醤油(遺伝子組み換えでない)、澱粉、香辛料、酵母エキスかつおエキス、まぐろエキス、昆布エキス、増粘剤(加工澱粉)、香辛料抽出物(原材料の一部に大豆、小麦を含む)  製造者:株式会社石見食品工業所 大阪市東住吉区住道矢田8-2-21

エキスだらけってのがあんまり好みやないなぁ…

※関連記事:
ソース 13 ▲ ヘルメス とんかつソース』 2009然月 記

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2018年12月17日 (月)

ソース 61 ▲ タテソース ウスター

 過日岡山方面へ旅に出かけた時、スーパーで見つけました。
Tatew1 Tatew2  “タテソース”…ちょっと変わったネーミングって感じ。播州あたりに行くと線路沿いの小屋なんかにこのソースの琺瑯看板が見られたもんですが…最近はもうあんまりないんでしょうなぁ。
 とまぁその存在はかねてから知るも、味わったことのないタテソースのウスターを試してみました。
 まずは外観から。暖色系ではあるものの、ピンクを主に用いているレッテルが印象強いのか弱いのか微妙なところ。デザイン的にも…これまた微妙です(あくまで私見)。横にはウンチクが記されていて何なに?ん、“黒褐色の美女”と形容されています。美女…今までソースを擬人化して味わったことがないので案外新鮮に思えたり。“あらゆるメニューのヘルパー”の文言も見受けられますが、例が“あらゆる”でもない気がします。
 何だかちょっといちゃもん付けてるっぽい気がしてきましたのでビジュアル面の鑑賞はこれくらいにして、ソース自体の味、それからいつも通り、焼きそばにして味わった感想に移ることにしましょう。
Tatew3 Tatew4  PETボトルの底にはほとんど沈殿物はありません。皿に注いでまずは見た目。うん、確かに“黒褐色の美女”って感じ…とか。ソースというより醤油っぽい色合いです。で、お味は…うん、香辛料が効いている点においてはソースに違いありませんが、味わいもまたどこか醤油っぽいです。フルーティな感じより“うまみ”が全面的に出ているからそう感じるのかもしれません。
 で、焼きそばの味付けに使って食してみますと…うん、やっぱり醤油っぽいかな。黙って出されたらそれが“ソース焼きそば”やと思わんのやないかという感じ。もちろん美味しいんです、けど、それがソースっぽくないんですね。
 これが岡山で愛される味なんでしょう。明らかに京阪神のそれとは違う路線を行ってるって風に思いました。レッテルの裏にある原材料名を見ますと、糖類の次にアミノ酸液が多く使われているそうで“野菜(たまねぎ、にんにく)”は5番目に書かれています。そのあたりに“なんとなく醤油っぽい”の理由がある様に思われます…知りませんが。“あらゆるメニュー…”を謳ってはりますので、これは案外漬物とかにもいけるんかもしれんなとも思います。これぞ日本のウスターソース、かも。一度お試しを。

名称:ウスターソース 原材料名:糖類(ブドウ糖果糖液糖、砂糖)、アミノ酸液、食塩、醸造酢、野菜(たまねぎ、にんにく)、香辛料、酸味料、カラメル色素酒精、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物 (原材料の一部に大豆・りんごを含む) 製造者:株式会社豊島屋 岡山県倉敷市玉島中央町1丁目7-8

果物が入ってへんのもうなずけるかも。

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2018年9月22日 (土)

ソース 60 ▲ 復刻版オジカソース

 うちのひとがネタにと町会の旅行の土産に買ってきてくれたのが、これ。
Ozika1Ozika5 Ozika2  オジカソース…テレビ番組“魔法のレストラン”とコラボしてはるソース会社。何となくそれだけで本格派なソースのイメージが湧いてきます…って、どうだかなぁ。
 まず見た目。瓶に入ってる状態は沈殿物いっぱい。色合いはウスターソースにしてはかなり薄めです。写真では赤っぽくなってますが実際は若干緑がかった茶色で、いかにも果実野菜を擦りおろして仕込みましたでって感じです。
 そのまま味わいますと…うん、明らかにいわゆる日本でいうところの“ウスターソース”とは別種。なんなんでしょ、スパイシーさはピリッと効いていますが風味が違うんです。どことなく魚醤っぽさが感じるなと思いますれば原材料に“アンチョビペースト”が入ってます。あ、そうそうその感じ。アンチョビの味が隠し味にならず、前へ出てきているって感じ。ちょっと慣れるまで違和感を覚えそうです。
Ozika3  はい、いつもの焼きそばにして食してみました。色合いの薄さが焼きそばにも表れています。素材の色味を邪魔しないとも言えますがもひとつ美味しそうには見えないかと思います。そしてひとくち…ふたくち…うん、これはソース焼きそばって感じがしません。目隠しして食べれば中華風な焼きそばかなんかやと思うかもしれません。それから先にも触れましたとおり、色目が薄いのでついついソースを多めに使ってしまったのでしょう、塩味がキツくなってしまったのが残念。とは言え“ご飯のおかず”にはええ味やと思われます。ちょっとこのソースは…焼きそばには合わないみたいに思いました。
 てなわけで次は、焼き飯にかけて食してみました。
Ozika4  塩コショーに粉末ブイヨンで味付けしたそれにちょっとかけてみますと…うん、これはいけまっせ。どう美味しいかって訊かれると…そうですね、洋食っぽくなるというのと深みが増すってところでしょうかね。そうか…これはきっと調理するときに使うソースやなくて、テーブルの上に置いてあってお好みでかけるってのに適したソースなんでしょう。きっと本場英国はウースターでの使い方って…知らんしらん。
 じつは…もう20年位前になるでしょうか、オジカソース工業さんに取材させてもらったことがあるんです。その頃は一般庶民向けのものはなく業務用100%の商いをされていました。祇園で創業した京都で一番古いソース屋で“オジカ”の由来は、リー&ペリン同等の知名度を誇るウースターソースのブランド“オージック”やったかなんかを日本読みにして“オジカ”と名付けたと聞いた覚えがあります。ですからこのオジカさんは、本場ウースターのソースに近づけようとアンチョビを入れて本格的に作ってはるってことやねんわと昔の記憶が蘇ってきて納得しました。本格派のウースターソースが日本で作られ手軽に買える…有り難いことです。まぁ…残念ながら口がすっかり日本のソースに慣れ親しんでしもてますけど、ね。

名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(トマト玉ねぎ、りんご、その他)、砂糖、食塩、醸造酢、赤ワイン、香辛料、昆布エキス、醤油(大豆、小麦を含む)、アンチョビペースト 製造者:株式会社オジカソース工業 京都市山科区勧修寺東出町9

昆布エキスに醤油か、本場のウースターソース…とは違うか。

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