看板

2025年2月21日 (金)

67770555は、

 用途不明な錆びた箱に8つ数字が並んだ広告物一枚。
67770555b 67770555a  [良心的]の文字から発せられる安心感…いやいや真逆。とは言え追い込まれるとそれなりに効果的な文言なんかも。

(於:守口市)人気ブログランキング 仕事後結構歩いたんやけど手ごたえこんなもんやった。

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2025年2月16日 (日)

“ダイキンの農業機械”

 過日クルマの運転中に見かけた錆びたブリキ看板。「“ダイキン”に“農業…”て書いてあった気がするで」と戻って確かめてみますれば、やっぱり。
Daikin1 Daikin2 見ての通り、そこには“ダイキン農業機械”の文字。“性能!!”のフレーズに時代を感じます。
 ダイキンが農機具を手掛けてるとは聞いたことがないので「同名の別会社やろ」と思いましたがそこに記されたマークが、あのダイキンの旧社章。と言うことはかつてダイキンは農業機械を手掛けていたんですね。
 ほんまかいなと調べますと、ダイキン耕耘機の説明を当時のカタログとともに紹介してはるサイトがありました。
 ダイキンのサイトにはもひとつこれといった説明がないなぁと思いましたがPDF化された『ダイキン工業 90年史』という本の63〜64頁あたりに記されていました。
 その資料によりますと、農機具は戦後まもなく農業用発動機からはじめ様々な農機具を手掛けていたものの、不採算を理由に1971年、ヤンマー農機に譲渡したとのこと。400もの特許もその時に譲渡したとありますが、ヤンマーのサイトにはそういう記載はちょっと見つけることができませんでした。
 普通の市民にとっては“空気で答えを出す会社”のエアコンの会社ということくらいしか知りませんでしたが、世界一の空調事業以外にフッ素化学製品も世界第二位。全従業員の8割が日本国外で働いているという世界企業とのこと。それを知るとますますこの看板が愛おしく思えてきます。あっ、そう言えば“ダイキン”が“大阪金属”の略やというのも近年知った次第。ダイハツ同様、贔屓にせんとあきませんな。

(於:和歌山県有田川町)人気ブログランキング 上に置かれた消防用のホース(?)もええあじ出してるな。

※関連記事:
昭和なプラ看板 37 ● ダイキン ルームエヤコン』 2009年12月 記

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2025年1月23日 (木)

津田元町二丁目49の昭和な一角

 過日仕事帰りに通った枚方市は津田元町に懐かしい一角がありました。
Duskin1 Duskin2  何もかも昭和な感じ。
 青い釉薬仕上げの瓦屋根のモルタル建屋にカーブミラーのために残された風情の木の電柱、そして小さなブリキ看板…初めて見る景色にして懐かしい気分にさせられます。
 ブリキのそれに記されるはダスキンの広告。“お気軽にお電話ください”とあるも肝心の電話番号が錆びて読めませんわ。まぁそれでも“ダスキン”さえ読めれば充分に本来の目的を果たしているとも言えます。
 この一角だけでなくこのあたりはむかし風情が多く残るところ。かつて『成功正宗』というお酒を手掛けておられた蔵元の酒蔵であろう建物も少し残っていていいなぁこのあたり。とは言え酒蔵同様個人商店もすっかりなくなっていて…「時は令和やもんな」とふと思ったのでした。

(於:枚方市)人気ブログランキング 大昔ここらでパンやらコーヒー牛乳買うと京都のモノやったこと思い出した。もちろん個人店で。

※関連記事:
かつての大阪酒 7 『成功正宗』 池尻酒造(株)』 2009年5月 記

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2025年1月22日 (水)

ナミイタにブリキ看板錆びサビの若江東町六丁目3

 所用で実家行くもちょっと電車代ケチるついでに探索もしたいってことで近鉄奈良駅は若江岩田駅で降りて知らん道知らん街を行きますればやがて農地とも宅地とも言えんエリアになって「まさに中河内やん」な光景に一枚二枚。
Som1 Som2 「そうそうこんな感じがええやん」って感じ。まぁ幼少期に見慣れた光景が時を重ねてこうなったんですなぁ。その状態に別段寂しいなったりせんところが、六十路の心構えってもんです。もちろん無責任発言でっせ。
 ここに写る看板は整形外科のそれ。調べますれば近年閉院されたとか。看板の経年劣化とシンクロしてはるねんなぁと思うとしみじみ。そやなぁ…我がのこれからはどうなるんやろと無責任モードですけどいずれどっかで諸々決めんと無粋な生涯になるんやろなぁてなことは後で思った話。

(於:東大阪市)人気ブログランキング 経年劣化って見た目にええけど我が身に置き換えると…何とも言えんな。

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2025年1月16日 (木)

アレがココにある…

 車検通ったってことでいつもの俊徳道にある自転車商会さんへクルマ引き取りに。地下鉄は小路駅から歩いてついでに行きすぎて探索していますと、以前の記事にした塗装屋さんの一角に。「あっ、ココか」と思いつつ通り過ぎよとしますれば…えっ!アレがあるやん。「何でっ?」って感じ。
Iokibe3  「何を言うてはんねやろ?」と思うひとがほとんどでしょう。ここに写る看板を以前の記事に取り上げたことがありまして、それと不意に遭遇したってこと。ちなみにこの看板を取り上げたのは名字に起因するであろう社名もさることながら、その“石鹸型”という専門の職種があるという点です。
 まぁ、以前この看板を目にしたのもここと同じ東大阪市内には違いないんですけどそこは7キロほど東に行ったところ。それがここにある。しかも小便タンク(スカイトイレ)ごときに上に乗られて…何と不憫なことですわ。
 早速かつて見た場所をストリートビューでチェックしてみますれば確かに…もうありませんわ。やっぱりアレがココに…不思議なこともあるもんです。
 そう言えばトラックで運ばれる土壁の小屋にも不意に再会していました。ま、縁があるってのこんなモンなんですなぁ…ってまぁ、どっちもそないに縁があるってことないかと思うんですけど。

(於:東大阪市)人気ブログランキング 縁があって再会したとすると…牛乳石鹸の型はこ五百旗頭さんが手がけられてるんかもな。

※関連記事:
塗装屋さんの一角』 2023年11月 記
石鹸の金型専門とは…』 2018年6月 記
“トラックで運ばれる土壁の小屋”に再会。』 2015年9月 記
トラックで土壁の小屋が運ばれているけど…』 2014年2月 記

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2025年1月15日 (水)

本日も奉仕品なし

 枚方の山の方で仕事。初めて降りる片町線は津田駅。30年ほど前かなぁ、この町に“津田酒造”という造り酒屋があった頃にはカブキヤリィでよく来たところ。鉄道で訪れるとまた感じ方が違って小旅気分に。
 待ち合わせまで少し時間があるなと西の方へ歩いていきますれば、こんなオブジェが。
Honhou1 Honhou2  かなり錆びサビ。上部にはかつてなんぞの看板があったんでしょうがモゲてしもた感じです。黒板風情の緑の看板部分に記されるは“本日の奉仕品”の文字。残念ながらそこは空欄でした。
 何ぞのお店の看板が残されているのには違いありません。矢印の奥に目をやればそこにはスーパーマーケットが。あぁそうか、きっと以前は“私設市場”というかその手の個人店が集まるマーケットがあったんでしょう。ストリートビューで見ても15年前には今のまんま。ま、かなり長いこと“本日の奉仕品”はないまま今に至っているみたいですな。

(於:枚方市)人気ブログランキング 京阪は香里園まで歩いたけど途中高低差ありすぎな割に収穫なく…

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2025年1月12日 (日)

“ン”剥がしたらええやろって感じ

 先の渥美半島旅。帰路信号待ち中にこんなトラックを見かけました。
Kiriramen  “キリ ラーメン”…あぁそうきたかってまぁ、わかる人にはわかる話でしょう。以下、よく知らないというひと向けにおさらいを。

 食したことはありませんがネットではちょいちょい目にしていた愛知は三河のご当地即席ラーメンに“キリンラーメン”というのがあったとか。
 売れに売れた時代が去り、1997年に終売となるも地元民の要求に押されて2002年限定で再び売り出すと再びそれなりにヒット。その後2018年、“大人の事情”で“キリマルラーメン”と名を変え今に至っているとか。ちなみに「何でキリンか?」については「出来上がるまでの3分間首を長くして待つ=キリン」とか。ま、ざっくりそんな感じです。

 で、その「“大人の事情”って何なん?」ですが想像するにキリンビールとの関係ですよね。調べてみますればやっぱりそうかって感じ。ただ、ずっと継続して売り続けていたらキリンビールにあれこれ言われる筋合いもなかったんちゃうかと言われているみたいです。そらまぁ同じ“キリン”でも“動物のキリン”と“瑞獣の麒麟”では別モンやこと思うとなおのことですわな…ってそれは素人考えみたいですけど。
 詳しくはアイリンク国際特許商標事務所さんのコラム“キリンラーメンはなぜ名称変更しなければならなかったのか”をお読みください。で、そうか…そもそもキリンラーメンは商標登録されてなかった様ですね。

(於:愛知県豊橋市)人気ブログランキング お土産に買ったのはスガキヤラーメン…でした。

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2025年1月 9日 (木)

“ステンレース”のブリキ看板、13年経って。

 車検お願いしに俊徳道にあるいつもの自転車商会さんへ。天気もええし時間もあるしで歩いての帰路、久々に目にした看板にちょっと年月を感じて一枚。
Stainlace3  「あぁここのことか」と思う人ももう少ないでしょう。これはかつて記事にした看板。“ステンレ”に“アルミニュー”というフレーズに反応したんですが、年月と共にますます看板自体が錆びてしもて…「それこそステンレースなりアルミニューム製にしときはったらよかったのに」って感じですなぁ。
 ですが当時より何とか読める様になったのが中央の文言。そこに記されていたのは“アルゴン溶接”やったんですね。そうか…こちらはステンレスやアルミを溶接することを生業としておられるところやとまでは想像していませんでした。
 それで帰宅後、以前記事化したのはいつやあったんかいなと調べますれば、何と13年前の今日、すなわち2012年1月9日ですわ。たまたまながら過去の同じ日に取り上げた物件に今日ふたたび向き合うことになるとは不思議な感じがします。まぁ…もちろんたまたまなんですけども。

(於:東成区)人気ブログランキング 13年経って…撮り方も変わった。コメントつけてくれる人も…

※関連記事:
“ステンレース” ?』 2012年1月 記

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2024年12月23日 (月)

表示板の字、カクカクで独特。

 奈良市某所で仕事の前に少し探索してますれば、長屋の端に掲げられた表示板が目に入りました。
Kakukaku  何とも個性的。とっても几帳面なお方が書かれた…いや“描かれた”んでしょうか。
 基本直線だけの構成。これは看板屋さんの仕事なのか表示義務者のお方自作のものなのか…多分後者かなぁ。
 そう言えば中高生時分、大学帳に記す名前をサシ使って書いてたこともありました。それ思い出すと何とも気恥ずかしなってきました。何となく自分の“黒”とまではいかん“灰歴史”の1ページがここにあるわぁと感じたってこと、かも。

(於:奈良市)人気ブログランキング 字の形に気を取られて、何が記されているのか全然入ってこんわ。

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2024年10月30日 (水)

天然セピアな一角

 谷町線は喜連瓜破駅で降りて仕事へ。帰りは毎度のことしばらく歩くことに。団地街を行くも「オモロないなぁ…」が正直なところ。しばらくするとちょっとええ感じの町並みになって…気持ちも安らぐってもんです。
 そんな中、ちょっと昭和な一角がありました。
Tennensepia2 Tennensepia3  何と申しまししょうか…色褪せた風情が何ともたまりませんなぁ。看板ふたつが肝には違いないんですけど、破れテントに閉じたシャッターがこれまた沁みるニュアンスを醸し出してますわ。
Tennensepia1 こういうお店で瓶入りのチェリオ飲んだなぁってもう半世紀前の日々のこと。思い出はセピア色…と記しつつそんな炭酸飲料やら駄菓子のどんぐり飴の記憶に残るビビッドさは…全く色褪せませんなぁ。

(於:東住吉区)人気ブログランキング 買い食い”ってコトバは…もう死語かもな。

※関連記事:
ファンタにミリンダ、ちょっと寂しい思い出』 2007年8月 記

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