西院の“天人併其功”の書と鷹
夕刻、西院のおでん屋で楽しんで店を出ると…まだ明るい。てなわけで、散歩がてらふらふらと梅田方面に歩いていると阪急京都線が地上に出てくるところがありました。「ここが元・関テレ、桑原征平アナが幼少期、父親に折檻まがいなことをされた場所か」…とラジオでの話題(ABCの粋甘)を思い出しながら、風格あるその出入り口をよく見ると、そこには“功其併人天”…天人併其功と書かれたプレートがあり、その下には鷹のオブジェが置かれていました。
調べてみますればこの地下路線、京都トンネルと呼ばれており何と昭和6年開通。しかも日本で2番目にできた地下鉄道とか。“天人併其功”とは「天と人が力を合わせてこの工事を成し遂げた」の意味で当時の京阪の社長による書らしいです。鷹は、安全な走行を見守ってると言われている様です。
阪急京都線、元々は京阪の路線やったというのは知っていましたがこの地下路線がそんなに歴史ある土木遺産とは知りませんでした。日々何げなく接してる事象にも、まだまだ知らん事いっぱいありますわ。
(於:京都市右京区)
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