泉州・堺

2024年12月21日 (土)

何げにかわいい塩ビ管と、

 やや古めの集合住宅に排水のためでしょうか塩ビのパイプがこの様に配管されていました。
Ll1 Ll2  かなりの小ネタやわなぁと思うも何とも言えん可愛らしさがあるなぁと思いまして。ちょっとヘビっぽいところがそう思わせるんでしょうか…ってほんまもんの“ヘビ”は可愛いとは思わんのですけど。
 タバコの吸い殻が気になるなぁと思いつつ「それを外したら純粋さが失われるわ」とそのまま2枚撮って、終わり。
Ll3 で、ですわ。「この吸い殻に付いてる口紅のビビッドさがええ味出してるで」と画像処理しつつ拡大してみますれば…えっ!何これ。
 “口紅付き吸い殻”と思っていたそれは、白い筒状のものに“ 禁 煙 ”と記してセロテープで止めたもの。全然気づかなんだわぁ。こっちこそが発見すべきネタでした。押し付けがましくなくさりげなく…センスある啓蒙活動ですなぁ。
 てな訳で“禁煙白筒”はトリミングで。画質の悪さも相まってスッキリしませんわぁ。ちゃんと探索せんかいっ、山本龍造。ほんま。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング 効果バツグン? 吸い殻はひとつも落ちてませんでした。

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2024年12月18日 (水)

大和川染工所跡、午前9時9分。

 堺区某所で仕事。いつも通り“乗って応援”と阪堺電車で堺入り。大和川停留所で降り立ちますればキレイに整地されるも荒涼な風景が広がって妙な感じ。しばし行きますれば立派な門柱の向こうは更地の一角。
2412180909  朝日を受けた門扉の影に惹かれて一枚。歴史を思わせるもそこに漂うのは、いち時代が終わったという空気感。沁みます。
 帰宅後調べますればここにあったのは大和川染工所という明治29年創業の染物工場とか。堺市のサイトにも載るほどの歴史を誇るその会社はその昔は旧日本陸軍兵の着るカーキ色の軍服を染めていたとか。“新工場が全面稼働”という記事が2002年の繊維ニュースにあるも、2022年に廃業に至ったそうです。稼働していた頃の写真を見ると…何とも残念。これが令和なんやなと、ふと思いました。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング 大昔、父親はここらで糸巻き製造会社に勤めていた。泉州,堺は紡績で栄えたってことな。

※関連記事:
ダイセルはもう、堺にはなく…』 2008年5月 記

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2024年12月14日 (土)

こんなところに“U字溝”

 堺市某所で仕事の昨日、公園の前を通りますれば入口の門柱(?)がこれ、ユニークと言うか何というか。
Uuuuu1 Uuuuu2 何がってほれっ、意匠の一部として使われているのがどう見ても側溝に使われる“U字溝”でっせ。
 「うまいこと既製品使て面白いことしてあるで」とは思いますけど…なんかちょっと、ね。
 ま、公共事業を安く仕上げてはるという意味では節税意識が高くてええんかもしれません。
 とまぁ、ちと後ろ向きなこと記してしまいましたが、なかなか形状としては面白いかも。コクヨの消しゴム“カドケシ”はこれをヒントに…な訳ないない、きっと。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング ここ戎公園と記してザビエル公園と読むんかなぁ…

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2024年12月 3日 (火)

ソテツ、刈り上げ。

 実際には二次元とまでいきませんけども、や。
Sotetsu  まぁ見ての通り。限られた空間の中でひと様に迷惑をかけん様にとなると、刈り上げしかないんでしょう。
 もちろんソテツの意思でこうなってる訳やないんですけど、何となくソテツはソテツなりに“覚悟”をもってこの状態を受け入れてる様に見えますで…って、勝手な思い込みです。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング こんな“蛾”いそうや…大きさはちゃいますけど。

※関連記事:
ガラスに挟まれ二次元化する草』 2018年4月 記
二次元化した観音竹』 2013年3月 記

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2024年11月27日 (水)

ナミイタの錆びた一角と牛乳箱

 堺市は堺区某所での仕事を前に時間あるしと彷徨いますればたそがれた一角が。
Namiitaya1 Namiitaya2 あぁ秋冬にぴったりな色合いにビジュアル。ガス管あるもメーターなし…きっと空家。そらそうかな。
 すっかり刈られて幹だけの木は、ストリートビューで確認するとビワ。下のみどりはあじさい。共になんとも言えん“いかにも”な感じがします。
 ま、そんなことより気になるのはやはり真ん中に位置する牛乳箱ですよね。
 近寄ってみますれば…これは“保証牛乳”のモノでしょう。「何でわかるん?」って、そらぁマニアですから…とか何とか。知ってることは何の足しにもなりませんけどまぁそんなもんでしょう。ほぼ原型を留めていませんけど、かすかに見える“HOS”の文字。かつて池田市で見かけたそれと一緒やと勝手に認定してこの辺で。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング もちろん行きは阪堺電車。帰りは…粟玄経由で住吉車庫からバス。

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2024年10月28日 (月)

堺の止水栓の蓋は角型

 過日歩いた堺市は堺区。これといった発見もなく…いやいやあったあった。小ネタながら、これ。
Ssf0  目に入るも通り過ぎてから「?」と数歩戻ってよく見ると堺市の市章と共に記されているのは“水道 止水栓”の文字。正四角形の止水栓の蓋はこれ、珍しいんとちゃいますか。寝屋川市のそれとか東大阪市のそれみたいに丸型のモノしかまぁ見かけませんけど。これはきっと堺でも珍しいのやないでしょうかね。
 と思いながら北上を続けますれば「あっ、ここにも、またも、ここにも」状態。3つほど撮って「もうええわ」とやめましたけど。
Ssf1Ssf2Ssf3 それで、ですわ。その大概の止水栓の蓋が、道に対して並行もしくは直角に設置されてません。どれもこれも歪んでますけど…なんか雑い仕事でんなぁ。
 と、さっきまで思っていたんですけど…そうか、丸型なら歪むのへっちゃくれもない訳ですやん。てなわけで手抜き工事やとも言い切れませんわ。それ思うと何で世間一般のは丸型なのかも理解できますな。ちなみに堺市でもどうやら昔のやつ以外は丸型の様です。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング ”の字だけ意匠化してあるのが妙。

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2024年10月19日 (土)

植木鉢にプランター23個、宿屋町東二丁1の一角。

 別段変わった景色でもないと言えばそれまでながら、ほんのちょっと和ませてくれる要素がそこにあるなぁ…と一枚。
Sh2  昨日に続き今日も堺。ですけど写真も撮れずで前日目にした街の一角を載せておきます。きょうびは土曜も休日みたいなもんってことで緩めのネタで。植木鉢にプランター23個の図。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング “一門”ってええもんやと思った1日でした。それなりの年齢になったもんでっせ。

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2024年10月18日 (金)

綾ノ町電停、午後4時25分。

 堺区某所へお茶会の準備手伝いに。もちろん“乗って応援”、阪堺電車で現地入り。当然帰りも阪堺電車。
 10月下旬にして何なんこの蒸し暑さ…と思いつつせっかくですからと7つ先の電停まで歩いてひと休み。ベンチに座りますれば、この時期あちこちで見かける群生するエノコログサの一角。ついついスケベ心出して写真に収めたなって数枚。どぉ、こんな初秋の風情は。
2410181625  「ええ感じやん」と自画自賛しつつも何ともアザトいニュアンス漂ってまっせ。そらまぁ…スケベ根性が滲み出てるだけのとこ。まだまだ青いわ。

(於:堺市堺区)人気ブログランキング 「そろそろ枯れても」と思うも「枯れるかいな」って気持ちがぶっちぎりに多い…ええんかいな。

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2024年10月17日 (木)

細道の幅いっぱい“とび出し注意”

 堺市西区某所で仕事。もちろん時間かかっても阪堺電車で現地入り。時間あるしとひとつ手前の石津川電停で降りて向かいますとなかなかな細道に。そして路面は…こんな感じ。
Tobidashichui5 Tobidashichui4  アスファルトいっぱいにあるのは“とび出し注意”の文字。主張がイヤでも伝わってきまっせ。
 なかなかなインパクト…とは言え同じ様な物件をネタにするのは3回目。ネタにするのも「もうええか」思うも…ね。マンネリのアホげってことでひとつ流してくださいな。

(於:堺市西区)人気ブログランキング きっと効果バツグン

 ※関連記事:
ザ・とび出し注意』 2021年8月 記
曲線細道にいっぱいいっぱい“とび出し注意”』 2015年11月 記

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2024年9月17日 (火)

かつての大阪酒 13 『菊千歳』 菊千歳酒造(株)

 こんな琺瑯看板があることは、いつも参考にさせてもらっている兵庫県在住の主婦安部さんのサイト“お散歩 Photo Album”にある“酒1 灘五郷”で知ってはいたのですが過日、ふいにそれに出会いました。
Kikuchitose1 Kikuchitose2  出会ったのは堺市西区。いかにも昔風情の酒屋さんの端にありました。そのお店の懐かしい風情にも驚きましたが、そこにこれがあるとはちょっと感動しました。
 “清酒 きくちとせ”…菊千歳ですがここに記されている通り“灘の生一本”灘五郷のひとつ魚崎郷で阪神淡路大震災のあった1995年まで醸されていたお酒です。大昔の学生時分、灘に探索に出かけてはあちこち覗き込んでましたらこの、菊千歳の醸造元のひとが声をかけてくれはって中まで見学させてくれたことを思い出しました。当時はまだまだP箱より木の桟箱やった時代。蔵の前には一升瓶が山積みにされていてその空瓶のレッテルにはなぜか“白精”と記されたレッテルのがたくさんありました。時が経ってそれが何故だったのかようやくわかりましたが…その話しはまた別の機会に記したいと思います。
 とまぁ“菊千歳”と言えば灘の酒としてかつては知られた銘柄ですが、灘以前には、どうやらここ堺の地で造られていた銘酒やった様です。
 ときどき話題にしております大正5年発行の酒造家リストみたいなものが手元にあるのですが、それによるとこの“菊千歳”は堺市中之町の谷好治氏の酒となっています。“菊千歳酒造”とはありませんがこれは間違いなく同じ“菊千歳”のことでしょう。
 と言うわけでこの“菊千歳”もじつは“かつての大阪酒”なんですね。いつの頃、灘へ移ったのかはちょっとわかりませんでした。
 堺発祥の酒ということで晩年まで堺に販路があってこの様にこの地で琺瑯看板が残っているんでしょう。超余談ですが、住吉区に“菊千歳ハイツ”と言う名のマンションがあります。これは…たまたまとは思えないネーミングですよね。
Kikuchitose3 Kikuchitose4  当時実家近くの酒屋さんで買った“菊千歳”の二級酒のレッテルもここに載せておきます。“灘の清酒”となっているのは、アルコール・糖類添加では“生一本”を謳えなくなったからですね。
 それから…もうひとつ。“千歳”と漢字ひと文字だけ違う“千歳”の琺瑯看板もここに載せておきます。
 この看板は、もう四半世紀ほど前でしょうか、実家近くの酒屋さんがコンビニになる前、ゴミとして出されていたものです。でもそのお店でこの看板は見たことがなくて…店内にあったのでしょうかね。
 もう何度も記していますが自分にとっての真の地酒、それが“翁千歳”。その看板が縁あって自分のものになった喜び…ま、そんなもんですマニアってのは。
 で、です。“翁千歳”と言えば羽曳野にあった“オキナ酒造”の酒でしたがこの看板にあるのは“千歳酒造”。どういうことなんやろかと思い、ある有力な筋の人に訊きますと、

 戦時中から戦後しばらくの間、企業合同で“翁千歳”と“菊千歳”がひとつになっていた時期があって、その頃の社名が“千歳酒造株式会社”。

とのことでした。
 どちらの蔵もなくなってしまいましたが25年ほど前だったでしょうか、心斎橋あたりのチェーン居酒屋で“千歳”をメニューに発見。持ってきてもらった瓶のレッテルに記されていたのは“オキナ酒造”でした。
 ちなみにネットで“菊千歳”を検索してましたら、季節料理よこ山さんのブログというブログの2013年5月の記事に“6年熟成ビックリマーク60本限定!!菊千歳 生お酒”として“純米酒 菊千歳”が載っていました。あっ、以前見たのはこのレッテル。ですが醸造元は岸和田の井坂酒造場。そうなんか…今もどこかで細々と“菊千歳”ブランド生き残っているのでしょうかね。いずれどこかで会えるのか…楽しみになってきました。

菊千歳:菊千歳酒造株式会社
    神戸市東灘区魚崎南町四丁目9−3
移転前:大阪府堺市中之町(谷 好治)

(於:堺市西区)人気ブログランキング 法人としての菊千歳酒造は兵庫区に存在はしている模様

※関連サイト:
清酒 菊千歳レンジファインダーな日々

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