長屋の袖壁、粋な意匠。
過日、仕事帰りに西京極あたりを歩いていますとちょっと整った長屋がありました。各戸の玄関には袖壁があって、そこに施された意匠、これがなかなかしゃれているなぁと思いまして。 見ての通り袖壁に窓(?)が開けられており、そこに竹が組み込まれているのですが、すべて別の意匠が施されています。ちょっと茶室風?とも言えますけど、小舞下地を露出させている訳ではないので下地窓とは別モンですね(“竹窓”というそうでした)。
こういう気の利いた細工を見ると、施主さんが粋人なのか工務店の遊び心なんかはわかりませんが、いずれにしても余裕のあった時代の空気を感じますね。 全体的にきれいなまんま…きっとここに住む人たちもこのさりげないセンスの良さが気に入ってはるんやないでしょうか。ずっと残ったらいいですね。
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