防火水槽

2021年7月23日 (金)

防火水槽 234 ■ 守口市馬場町3−4−17

 エアコン室外機ネタとしても味ある物件ですなぁ。
Suiso234a Suiso234b  室外機に錆びた屋根…ついついそちらに気を取られて近づきますればその土台が小振りながら防火水槽。黒いナミイタに物干し台と主役の座は室外機に持っていかれつつも地味なりに二番手のポジションを守ってるって感じがよろしいかと。よく見れば錆びた米びつ(?)にコンクリ製の“流し”も…いかにも昭和な一角ですわ。
 で、防火水槽ですが中に砂でいっぱい。しっかりした土台として雨から守られそれなりに生きがいを持った余生を過ごしている風情でした…ほんまかいな。

(於:守口市) 室外機には“CHOFU”の文字…長府製作所てエアコンも手がけているとは知らなんだ。

※関連記事:
防火水槽 6 ■ 京都市中京区西ノ京池ノ内町』 2009年7月 記

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2021年3月28日 (日)

防火水槽 233 ■ 阿倍野区阿倍野筋5−4−15

 何げに通り過ぎると気づかん様なシチュエーションにあるものの…わかりまっせわしには。
Suiso233a Suiso233b  とまぁちょっと自慢…ってそれがどうしたですけど。
 長屋の隅の一角にそれはありました。見ての通り植木鉢としての余生を同じ様な状況の容器と共に過ごしています。そもそもシンプルな持ち味の物件ゆえゴミや電柱も同列な状態でちょっと存在感薄め。それでもセメントやら針金で補修されているあたり、それなりに大事にされている感じがします。さぁいつまで崩壊せずに過ごせるのか…きっととことん大事にされて令和の世も生き延びることでしょう。くたびれつつも、それなりに幸せそうな第233号でした。

(於:阿倍野区) どことなくパンクな髪型してますなこの防火水槽は。

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2021年3月 7日 (日)

防火水槽 232 ■ 住吉区住吉1−10−13

 過日、仕事後歩いてますれば住吉大社あたりに。渋い味噌屋さんで味噌買って少し歩くと…これまた渋い蔵が。その隅にありました、防火水槽が。
Suiso232a Suiso232b そこそこ大ぶりのコンクリ製、浮き出た“水用”の文字。両文字とも意匠に工夫を凝らして左右対称にしてあるところにちょっとしたこだわりを感じます。蔵の持つ風合いに合ってる様に思うも、ちょっと時代にズレがある気もしますが、それはやはり戦争激化で設置されたからなんでしょう。
 などと思いつつストリートビューで過去を見ますれば、昔の画像には写っていませんで2018年10月の画像より登場し、2019年11月より現在の位置に移され今に至っています。何となく合いそうということでここに移設されたのかもしれません。
 ちなみにこの蔵は“太田家土蔵”で、元々は菜種油の原料や製品を貯蔵するためのものやったとか。ちなみにこのあたり…いや近くの遠里小野あたりはかつて菜種油で栄えた地でそもそも搾油で歴史あるところやとか。詳しくは“日本初の油は住吉大社からだった!?住吉大社と油の深い関係性”というページをお読み頂くとして、この防火水槽も蔵の中で保存されていたものなのかもしれませんね。

(於:住吉区) こんな蔵が残されているとは知らなんだわ。

※現地の看板には“田家”と記されてましたが、ネット上には“田家”の記された記事が多く載っています。詳しく知るには“田家土蔵”で検索してみてください。

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2021年2月20日 (土)

防火水槽 231 ■ 生野区新今里5−7−22

 もう廃業してはる風情な文房具屋さんの前にデンと鎮座していました。
Suiso231a Suiso231b  紅さして、ちょっと洒落た防火水槽やないですか。前面に“水用”、両側面に“用水”。写真を拡大して改めて検証してみますればこれ、元々のセメントに色が着いているんですね。字のまわりの□も藁色のセメントを配して…見れば見るほどかっこよろしいな。しかも「どやっ」やなくて上品なまとまり。その粋(すい)さ、白髪をムラサキに染めてはる品のいい女性って感じやないでしょうか。
 上部には木のフタがしてあり勇気はありませんで水が貯められているのかはすんませんけど確認してません。すぐ横に水道栓とホースがあること思うとちょっと現役とは考えられませんかね。ま、いずれにしてもずっと生き延びてほしいと思わせる逸品でした。

(於:生野区) どことなく建材店な風情を感じる一角やねんなぁ。

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2021年1月29日 (金)

防火水槽 230 ■ 和歌山県海南市鳥居210-37

 過日和歌山は有田へみかん買いに行った折、いつも通り山越えしよとクルマ走らすも積雪が気になって海ルートに変更。帰りもしかり。滅多に通らん道行けば路肩にそれらしきものが。
Suiso230a Suiso230b  はげたペンキの木造倉庫に寄り添う様にひっそりと…よろしいなぁ。とは言えちょっと小振りで「これは似た別モンかも…」と心配しましたが近寄り側面見ますとそこに堂々右からの“ 水 用 ”の文字。第230号に認定。
 板状のコンクリ数本でフタをしてあり、その素材のザラツキ具合が水槽と似ていますので元々セットだったものでしょう。ただ本来の並べ方ではないかと思われます。これを退けて確認する勇気と体力がなく今も水が貯められているかどうかは確認しておりません。海の近くの川のほとりの味ある倉庫に防火水槽…何とも懐かしい気分にさせる一角でした。

(於:和歌山県海南市) 軒下には“ 屋 磨 播 ”と記した小さな表札…何屋さんやったんかなぁ。

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2021年1月15日 (金)

防火水槽 229 ■ 門真市ひえ島町11−617

 過日仕事前に歩いた門真南の駅周辺。神社に面した旧街道っぽい道を行きますれば未舗装の駐車場脇にそれらしきものを発見。とはいえちょっと小振り…でもかすかに残る“”の文字を見つけたところで声をかけられました。「これ防火水槽ですよねー」に「そう、戦前からのもん」とそのお方。やっぱり。
Suiso229a Suiso229b  丸型同様、小さいそれも「ちゃうかもしれん」と思う時があるんですが、今回の様に所有者の方から「防火水槽や」と聞くと安心するもんです。ただ…“水”と記された位置からすると“防火用”と左から書かれていたのではと考えられますので戦後のものやないのかなぁとも思ったり。ですが調べますれば戦前でも左から右に表記することはあったそうですから戦前モンなのでしょう。
 ヒビもほぼなく状態は良いものの今は上部にぴったりのプラ籠がはめられて…もひとつどういう余生を過ごしているのかわからん状況でした。

(於:門真市) 前の道は府道15号線。実家と茶の湯の稽古場の前の道と一緒…ヘェって感じ。

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2021年1月 5日 (火)

防火水槽 228 ■ 生野区田島2−6−22

 ユッカの植木鉢として第二の人生を過ごしてますなぁ。
Suiso228a Suiso228b  と思いましたけど、よく見るとユッカ自体はプラスチックの植木鉢に収まってます。とは言えこの小振りの鉢で保てますかいな。まぁきっと根っこは防火水槽に満たされた土に達していることでしょう。
 防火水槽自体にはツツジなどが植えられていてなかなかええ風情。ちょっとキツめのヒビが前面に三つあるのが気になるところ。とは言え10年前の様子とさほど変わらんこと思えばまぁ当分大丈夫でしょう。なかなか明るい老後を過ごしている…そんな感じの第228号でした。

(於:生野区) 秋冬にツツジ咲く?…調べるとそういう品種もあるし不時現象のこともあるとか。

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2020年12月18日 (金)

防火水槽 226、227 ■ 生野区田島4−13−20

 このシチュエーションですからねー“丸型も防火水槽なり”と堂々言い切れるってもんです。
Suiso226227a Suiso226227b 過日、仕事終えて歩いて帰る道すがら、ややくねった路地脇にて防火水槽ふたつも発見。しかも丸型角型揃い踏み。共に濁った桃色に化粧が施されています…ってきっと赤く塗られたものが経年劣化でこの様な色になって今に至るってところでしょう。
 丸と角、それぞれの持ち味を引き立てあう様に佇むその姿にあれこれ思いを巡らせつつふたつを取り巻く諸々にも目をやるとタイルの流し台をはじめそのどれもが外せない存在ですわ。アスファルトと防火水槽の隙間の草もしかり。昔ながらな日本家屋にじつに馴染んでいます。
 共に水を溜められていることもなくほど物置台や諸々の収納に使われている様子でしたが、その存在自体が発する雰囲気だけで充分現役とも言える様な、そんな仲良し(?)226号、227号でした。

(於:生野区) 区画整理されてない町並みには独特の味わいがあるわぁ。

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2020年12月 6日 (日)

防火水槽 225 ■ 岸和田市五軒屋町19-20

 過日夕刻仕事終えて「ひと駅歩いたろ」と紀州街道を北上してますとどんどん日が暮れて…まぁそらそうかと南海は岸和田駅に向かいますればそこに堂々の防火水槽が。
Suiso225a Suiso225b  見ての通りの石造り。潔く右から“用水”。重石ももちろん石。風情あるこちらの旧家にとても溶け込んで佇んでいました。
 先にも触れました通り午後5時前にしてすっかり薄暗くなってましたので画像処理で明るめに。現場ではもひとつわからなった部分も見えてきて…ん?これはほんまに石製なのか。粗めのコンクリ製にも見えますが…まぁ、石やと思います。
 色々な場面に色々な防火水槽がそれぞれの状態で佇んでいて楽しい限り。とは言えこの様に家屋と共に大事にされている物件を見ると、何とも言えんホッとしますわ。

(於:岸和田市) 思えば丸型のそれに“防火用水”などの文字を配したものは見たことないな。

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2020年10月23日 (金)

防火水槽 224 ■ 貝塚市堤212

 いつもの通り「丸型やからなぁ」と煮え切らん気分残しつつ第224号に認定。
Suiso224aSuiso224b 和泉橋本駅降りて西へ行きますれば細い路地の入り組んだいかにも旧村な一角がありました。初めて訪れるのになぜか懐かしいと感じつつ探索してますれば路地と建物の間に丸型のそれが低木の横で佇んでいました。
 中には土が。よく見ると枯れた状態の植物が残されていましたので植木鉢としての余生を過ごしていたものと思われます。
 しっとり雨の路地の袖で静かに余生を過ごしている様子ながらそれなりに存在を感じさせる…って、それはただただアホげ目線で見ているだけのことですわな。

(於:貝塚市) シニア層のブログ読んでもうれしくないわな。

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