防火水槽

2022年8月 2日 (火)

庇に影

 もちろん“無用庇”に反応しての一枚。
Bricktile  しかしながらええ仕事してますこの庇。晴れた日ならではの光景。

(於:松原市) ほぼ直線美。気持ちええ。

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2022年5月11日 (水)

防火水槽 241 ■ 箕面市今宮4−3

 民家の玄関脇でマーガレットが花を咲かせてええ感じ。
Suiso241a Suiso241b  春ですなぁ…ってことよりもちろんプランターとしての余生を送る防火水槽、こっちですよ。
 やや小振りながら“水用”の文字とともに簡素ながら意匠も施されてなかなかの上モノ。雨上がりで湿度を蓄えている姿ゆえ、なお味わい深く見えているのでしょう。
 仲良く並ぶは火鉢…かとも思いましたけど、これはやはり植木鉢でしょう。色目は目立つもきっちり脇役に徹して防火水槽を引き立てているその姿に好感が持てます(個人の感想です)。
 シチュエーション的に昔はここで本来業務にあたっていたとは思えませんので、引退後ここに移ってきたのでしょう。で、今回もストリートビューで過去を見ますと、マーガレットは2021年春からでいち時期は空っぽ、それ以前はずっとソテツが植っていたみたいです。
 知ってしまうと「ソテツはどこへ行ったのか…」としんみりしますけど、その根圧で崩壊する前に草花に代わってホッとひと安心という気もします。そこを危惧して植え替えはったのかもしれませんね。

(於:箕面市) なさそうなところで遭遇すると、なんとなく呼ばれている気がする。

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2022年3月30日 (水)

防火水槽 239,240 ■ 島根県大田市大森町大森ホ211 豊栄神社

 先の旅で訪れた観光地のひとつ石見銀山。本当によくわかるガイドさんに連れられて駐車場より向かいますれば途中の神社に…ありますがな。
Suiso239Suiso240 やわい石でできたそれは桶っぽい意匠が施されており、正面には堂々“水用”の文字。まぁ“防火用水”の“用水”のことと思うもそこは“神社”。これは清め用のそれかもなぁ…と思案しておりますと、それは防火用水のことと思われるといった説明があったので、認定したいと思います。
Suiso239240  ご覧の通りいかにも時代がかった立派さ。ここは元々“洞春山・長安寺”という曹洞宗のお寺で“洞春”とは毛利元就の法号とのことで自らの木像を安置し石見銀山防衛のための拠点としていたとか。廃仏毀釈ののち、朝廷が長州藩の始祖といえる毛利元就に豊栄の神号を与え“豊栄神社”となったとのことです…ってもう歴史疎いの丸出しのツギハギだらけの文章ですんません。ちなみに防火水槽の台座にある“隊力勇”…勇力隊とは長州藩諸隊のひとつの隊名やそうです。はっ…ちょっと高尚なもん過ぎて疲れましたわ。
 ふたつでひとつの物件を別々とカウントしてええんかと今も思ってますけど、えいっ、別カウントと致しましょう。

(於:島根県大田市) ここはガイドさんにお願いして心底よかったわぁ…って、それでも忘れてしまうんでしょうけど。

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2022年3月 4日 (金)

防火水槽 238 ■ 平野区平野本町三丁目11-16

 平野区は喜連で仕事のあと、北へ向かいますれば風情ある街並みに。若干寂れた空気漂うもええ感じの商店街を楽しんでいますとそこにあるプラ看板。立ち止まって撮ってふといかにもな旧家の隅を見ますと…これはもしや。
Suiso239aSuiso239b パッと見、石の塊ですけどその形状、大きさ、質感が今まで何度か見た石製の防火水槽そっくり。断言はできませんけどこれは伏せられた防火水槽と勝手に認定。すいません、ひとつお許しを。
 で、この物件、旧家の駒寄せの向こうにあってかなり薄暗いところに置かれてあります。ちょっとそのままの明るさではわかりにくいので写真は明るめに調整しました。こうやって写真で見ると、現場では感じなかった“ただの石の塊”に見えてきて「ほんまに防火水槽やったかなぁ」と逆に不安になってきますが…ま、ええとしましょうや。
 いかにもな街のいかにもな旧家にいかにもな防火水槽。やっぱり歴史ある町はちょっとちゃうなぁと思わせられる物件でした。

(於:平野区) 今までにも何度か前を通るも全然その存在に気づきませんでした。

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2021年10月22日 (金)

防火水槽 237 ■ 門真市一番町19−4

 宅地化が進む農地にある納屋の隅にコンクリで固められ設置されていました。
Suiso237a Suiso237b  そのシチュエーションからすると、防火目的でそこにあるという感じがもひとつしません。フタがされていてちょっと中まで確認ようせんかったのですが、これは、農産物や農機具を洗う目的で置かれているのではないでしょうか。水を蓄えるという意味では現役ですが、その用途を思うと第二の人生ってとこでしょう。
 これといった個性を放つモノではありませんが、その簡素さもまた潔くてええもんです。きっとまだまだ頑張って働くことでしょう…って、もひとつ使われてる気配は感じなかったんですけど。

(於:門真市) 固定されているから残り続けるだけかもしれませんなぁ。

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2021年9月 4日 (土)

防火水槽 236 ■ 堺市東区菩提町3-157

 旧村を通る道の脇、雨に濡れた防火水槽がひとつ。
Suiso236a Suiso236b Suiso236c しっとり感がこれまたよろしいですなぁ。電柱の脇でひっそりと佇んでいます。小粒の石で意匠が施されており、真ん中に王道“水用”の文字。簡素ながらなかなかまとまりのええ小振りの上物です。
 見ての通り何かの板と家庭風呂用のフタで覆われていますので、現役として水が貯められているのかどうなのかはわかりませんでした。
 で、ですわ。何げにええ看板やと思いつつも防火水槽に気を取られあんじょう見ていなかったその内容ですが、帰宅後改めて見ますとても味わいあること記してありますわ。残念ながら文字の一部のペンキがすっかり掠れて全文読めませんけど想像しながら読むと、なお味わい深いです。自分が手がける製品に対する愛情と自信のあらわれが…いいなぁ。モノを大事に使っていた時代の良さと職人の心意気が合致して商いが成立していたこと改めて思い起こさせてくれました。どうも残念ながら廃業されているみたいですが。余談ですがこの看板のある建屋はストリートビューで過去を見ると襖障子の張り替えを生業としてはった様で、あぁなるほどねって感じがします。

(於:堺市東区) “たゝみ”の“ゝ”、これがまたたまらんええ味出してます。

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2021年8月 5日 (木)

防火水槽 235 ■ 滋賀県彦根市本町1−3−5

 過日彦根某所で仕事。雨も上がったし歩いて帰りまっさと先に出ますればすぐにが激雨。梅雨を舐めるとまぁこんなもんでしょ。ドボドボに濡れながら30分ほど歩くといかにも昔ながらな街並みの一角に防火水槽発見。
Suiso235a Suiso235b  こういう街並みにはやっぱり防火水槽がないと…って感じ。傘を差しつつ片手で数枚。何枚かブレて…まぁしゃない。正四面体とあまり見かけない形状、しかも上部には水道の蛇口もあって、ほんまに防火水槽なんやろかとも思いましたがやっぱりこれは防火水槽でしょう。
 中に水は溜められていませんでしたので“流し”としての余生を過ごしているんでしょう。こういうのがあれば手を洗うにしても跳ね返りがなくて助かるもんです。“水”とは引退後もお付き合いがあっていい余生を過ごしてるなぁって感じがしました。

(於:滋賀県彦根市) 地味ながらガスメーターもええ仕事してますな。

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2021年7月23日 (金)

防火水槽 234 ■ 守口市馬場町3−4−17

 エアコン室外機ネタとしても味ある物件ですなぁ。
Suiso234a Suiso234b  室外機に錆びた屋根…ついついそちらに気を取られて近づきますればその土台が小振りながら防火水槽。黒いナミイタに物干し台と主役の座は室外機に持っていかれつつも地味なりに二番手のポジションを守ってるって感じがよろしいかと。よく見れば錆びた米びつ(?)にコンクリ製の“流し”も…いかにも昭和な一角ですわ。
 で、防火水槽ですが中は砂でいっぱい。しっかりした土台として雨から守られそれなりに生きがいを持った余生を過ごしている風情でした…ほんまかいな。

(於:守口市) 室外機には“CHOFU”の文字…長府製作所てエアコンも手がけているとは知らなんだ。

※関連記事:
防火水槽 6 ■ 京都市中京区西ノ京池ノ内町』 2009年7月 記

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2021年3月28日 (日)

防火水槽 233 ■ 阿倍野区阿倍野筋5−4−15

 何げに通り過ぎると気づかん様なシチュエーションにあるものの…わかりまっせわしには。
Suiso233a Suiso233b  とまぁちょっと自慢…ってそれがどうしたですけど。
 長屋の隅の一角にそれはありました。見ての通り植木鉢としての余生を同じ様な状況の容器と共に過ごしています。そもそもシンプルな持ち味の物件ゆえゴミや電柱も同列な状態でちょっと存在感薄め。それでもセメントやら針金で補修されているあたり、それなりに大事にされている感じがします。さぁいつまで崩壊せずに過ごせるのか…きっととことん大事にされて令和の世も生き延びることでしょう。くたびれつつも、それなりに幸せそうな第233号でした。

(於:阿倍野区) どことなくパンクな髪型してますなこの防火水槽は。

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2021年3月 7日 (日)

防火水槽 232 ■ 住吉区住吉1−10−13

 過日、仕事後歩いてますれば住吉大社あたりに。渋い味噌屋さんで味噌買って少し歩くと…これまた渋い蔵が。その隅にありました、防火水槽が。
Suiso232a Suiso232b そこそこ大ぶりのコンクリ製、浮き出た“水用”の文字。両文字とも意匠に工夫を凝らして左右対称にしてあるところにちょっとしたこだわりを感じます。蔵の持つ風合いに合ってる様に思うも、ちょっと時代にズレがある気もしますが、それはやはり戦争激化で設置されたからなんでしょう。
 などと思いつつストリートビューで過去を見ますれば、昔の画像には写っていませんで2018年10月の画像より登場し、2019年11月より現在の位置に移され今に至っています。何となく合いそうということでここに移設されたのかもしれません。
 ちなみにこの蔵は“太田家土蔵”で、元々は菜種油の原料や製品を貯蔵するためのものやったとか。ちなみにこのあたり…いや近くの遠里小野あたりはかつて菜種油で栄えた地でそもそも搾油で歴史あるところやとか。詳しくは“日本初の油は住吉大社からだった!?住吉大社と油の深い関係性”というページをお読み頂くとして、この防火水槽も蔵の中で保存されていたものなのかもしれませんね。

(於:住吉区) こんな蔵が残されているとは知らなんだわ。

※現地の看板には“田家”と記されてましたが、ネット上には“田家”の記された記事が多く載っています。詳しく知るには“田家土蔵”で検索してみてください。

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