昭和なプラ看板 331 ● 清酒 金盃
近鉄は信貴山口駅前に残る昔からある酒屋さん…と言ってももう自販機だけの商いになってしもてる風情ですが、そこに色褪せるも残る“清酒 金盃”の看板。
“キンパイでカンパイ”…幼少の頃、サンテレビだったか動かへんCMでよく耳にしたフレーズ。そうや、きっとこの看板もその頃からあった気がします。と言うことは半世紀以上前のモノかもしれません。よくぞ御無事で。
金盃の金盃酒造は灘五郷のひとつ西郷にある蔵元。震災の数年後のいち時期、廃業したとかしてないとかもひとつよくわからん状態やったことがありました。
wikiの灘五郷のページを見ると某醸造機器会社の支援を受け復活し今に至るとのことの様ですのでやはり一旦市場から“金盃”が消えた時代があった様です。ちなみに私も廃業したとの情報を得てどこかの酒屋さんで一本残る“辛口 上撰”を買った覚えがあります。まぁ…味は忘れましたけど。
そんなことがあったからなのかどうかはわかりませんが、“金盃”を名乗る居酒屋さんながら、他社の酒を提供しているという情報も割と見かけます。
“金盃”のほか、“横綱”の酒名でも出荷されている様子。かつて…四半世紀以上前でしょうか“金盃菊正宗”という名で世に問い、新聞広告(確か色刷りやったと記憶する)まで出して昔愛された酒質でその再デビュー(?)を飾らはったこともありましたけど、ね。そらぁ菊正宗酒造も黙ってられんかったことでしょう。
看板の“金の盃の絵”もひび割れて痛々しい限り。ちなみに自販機にて売られていた日本酒は“長龍”の大入カップ200、でした。
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