プラ看板

2025年3月18日 (火)

昭和なプラ看板 331 ● 清酒 金盃

近鉄は信貴山口駅前に残る昔からある酒屋さん…と言ってももう自販機だけの商いになってしもてる風情ですが、そこに色褪せるも残る“清酒 金盃”の看板。
Kinpai1 Kinpai2  “キンパイでカンパイ”…幼少の頃、サンテレビだったか動かへんCMでよく耳にしたフレーズ。そうや、きっとこの看板もその頃からあった気がします。と言うことは半世紀以上前のモノかもしれません。よくぞ御無事で。
 金盃の金盃酒造は灘五郷のひとつ西郷にある蔵元。震災の数年後のいち時期、廃業したとかしてないとかもひとつよくわからん状態やったことがありました。
 wikiの灘五郷のページを見ると某醸造機器会社の支援を受け復活し今に至るとのことの様ですのでやはり一旦市場から“金盃”が消えた時代があった様です。ちなみに私も廃業したとの情報を得てどこかの酒屋さんで一本残る“辛口 上撰”を買った覚えがあります。まぁ…味は忘れましたけど。
 そんなことがあったからなのかどうかはわかりませんが、“金盃”を名乗る居酒屋さんながら、他社の酒を提供しているという情報も割と見かけます。
 “金盃”のほか、“横綱”の酒名でも出荷されている様子。かつて…四半世紀以上前でしょうか“金盃菊正宗”という名で世に問い、新聞広告(確か色刷りやったと記憶する)まで出して昔愛された酒質でその再デビュー(?)を飾らはったこともありましたけど、ね。そらぁ菊正宗酒造も黙ってられんかったことでしょう。
 看板の“金の盃の絵”もひび割れて痛々しい限り。ちなみに自販機にて売られていた日本酒は“長龍”の大入カップ200、でした。

(於:八尾市)人気ブログランキング なかなかユニークな蔵な様で。

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2025年3月 8日 (土)

昭和なプラ看板 330 ● 住友カード VISA

 三井住友の銀行が合併したのが平成13年ということ思うとこれ、確実に“昭和”のヤツと言い切れません。
Visa1 Visa2  ですけど何とも昭和なニュアンスが漂ってる気がします。クレジットカードのことをじつはもひとつ理解してませんのですけど、VISAと言えば住友と解釈している状態は、どうやら昭和な感覚みたいで、昭和58年に住友による商標使用権がなくなりVJAへ継承されたとのことですから、やはりこの看板は昭和モンで間違いないでしょう。
 ちなみに現在では三井住友のMASTERJCBもあるんですね。何げに使ってますけどやっぱりもひとつ解ってないことが、判りました。

(於:東成区)人気ブログランキング なんぼキャッシュレス化が進んでも、正味のところは現金派や。

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2025年2月24日 (月)

昭和なプラ看板 329 ● ヤマハ音楽教室

 白地に赤で記された実質本位なそれ。かつてそこここで見かけた様に思いますが、知らん間に懐かしい雰囲気を醸し出す存在になってます。
Yok1 Yok2  そうそう、これやったなぁ。幼かった頃の大昔、ヤマハ音楽教室に通わせてもらっていて、その頃の看板がこれやった気がします。まぁ看板がこれやったと言うより、ロゴと色合いがこれやったというのは間違いないかと思います。
 で、何度か書いたことありますけどこれがね、全然ええ加減にしかやらなんだ訳です。同じく通っていた兄はまぁその上を行っていて、オルガンのスイッチ切って演奏するフリしてた様ですので、まだそれよりマシとはいえ…あの時ちゃんと学んどったらなぁと思いますわ。
 お習字にソロバンなんかもすべてそんな調子でな〜んにも身につかなんだなぁ。色々親不孝してきたもんです。アホやったなぁ…って、今もアホのまま。それでええこともあるっちゅやあるんですけど、ねぇ。

(於:寝屋川市)人気ブログランキング ヤマハの音楽教室の歌のメロディーだけは覚えてる。しんみりしてきた。

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2025年2月11日 (火)

昭和なプラ看板 328 ● Jintan / グリーン仁丹

 これは“プラ看板”でもありますけど“時計”でもあります。
Jintan1 Jintan2 Jintan3  ま、見ての通り時計はもう時を刻んでいない様で紙貼って覆われています。別にそこまでせんでもええと思う様にも思いますけどいやぁさすがは薬剤師さんのいる薬局って気もします。キッチリとしたお方やないと務まらんお仕事ですもんね。まぁもう廃業されている様ですけど。
 で、Jintan。もちろんこれは“仁丹”のことですわな。10年ほど前はそれなりに嗜んでいたこともありましたけど結局習慣になることなく知らん間に遠のいていました。口に含んだらピリッとして噛めば苦味と甘味のハーモニー…ってそんなええモンかいなぁという気持ちながら美味しいなぁと思たもんです。
 かつてはタバコ同様、おっさんは常用していた時代があったこと思うとほんま見かけん様になりましたな仁丹を口に放り込む図を。で、そうそう今日、再放送中の朝ドラ“カムカムエヴリバディ”見てましたら佐川満男さん扮する芸能業界人がイライラしながら仁丹放り込んでました。思えばそんなアイテムでもありましたね。余談ですが父親がかつてタバコをヤメたとき、しばらくは仁丹を大量にボリボリ言わしてましたわ。それなりに中毒性があるんでしょうなぁ。
 この時計兼看板の裏面は“グリーン仁丹”。これに関してはかつて記事化しました昭和なプラ看板 58 ● うめ仁丹/グリーン仁丹のでそちらをご覧ください。

(於:東成区)人気ブログランキング 半世紀以上前“良丹”なる類似品をたばこ屋さんの店頭で見た記憶があるんやが…

※関連記事:
昭和なプラ看板 58 ● うめ仁丹/グリーン仁丹』 2012年3月 記
で、仁丹』 2009年2月 記  
2月11日 211・ジンタンタン♪で「仁丹の日」』 2009年2月 記

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2025年1月30日 (木)

昭和なプラ看板 327 ● トヨ雨どい

 ナショナル(現パナソニック)やセキスイ、タキロンは知るも、“トヨ”ってのはもひとつ知りませんわ。とは言え看板では今までにも見たかもなぁって程度には知っているかな、“トヨ”って。
Toyoamadoi1 Toyoamadoi2  調べますれば現在は“デンカアステック”というデンカ(旧電気化学工業)の子会社が手がけるブランドで、どうやらマークにある様に“軍配”てなブランドもある様子。現メーカーはいくつかの会社が合併した企業で、そのひとつが“東洋化学”という会社でそこから“トヨ”という商標が生まれた様です。
 で、余談ですが雨樋のこと普通“とい”と言いますけど、うちでは“とゆ”と言ってました。まぁ“ハエ”のことを“ハイ”と言うのと同じ方言なんでしょう。それで“トヨ雨どい”のこと調べている中で知ったのはといのことを“とよ”とも言うとか。これは東京の雨樋専門リフォーム会社さんのあるページで知りましたけど…耳にしたことないです。といをととよ言うなら…“トヨどい”はかなりひつこいネーミングとも言えまんな。

(於:東成区)人気ブログランキング “とよ”…どこの方言なんやろ。

※関連記事:
“ハイアースの水原弘さん消される”で、ハエのことハイと言ったなぁなど雑感。』 2024年8月 記

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2025年1月20日 (月)

昭和なプラ看板 326 ● KIRIN BEER

 一昨日、昨日と続いて今日も酒屋さんネタでまいりましょう。
 東大阪市某所で仕事。帰り道、見上げればそこキリンの瓶ビール。
Kb1 Kb2  そやっ、やっぱりキリンは瓶でナンボっ。わかってるなぁキリンさんは…ってそうか、ここまで瓶を全面的に押し出していた時代があるってことですなぁ。
 “KIRIN”のロゴは現行のものながら、そこに使われている写真にあるラベルには“キリンビール”とあるだけで“ラガー”表記はありません(LAGERは記してある)。おまけに瓶の肩に記されたエンボス文字も“ 登 録 KB 商 標 ”ですからそれなりの年代モンですな。
 調べますれば“キリンビール”から“キリンラガービール”に名称が変更されたのは1988(昭和63)年とのこと。あまり劣化してませんがまぎりぎり“昭和なプラ看板”ですね。
 以下余談で“キリンビール”時代の話。ラベルに記された“LAGER BEER”の文字を連れの銭丸は「ラージャービール…大瓶ってことか」と思っていたみたいなこと言ってました。その話をちょっと鼻で笑ってましたけど“LARGER”…そうか、“R”ひとつ足らんだけやったんですね。それ知ると冷笑した我がよりずっと賢いやん…銭丸、異国の地でどう暮らしてるんかいな。そう言えばヤツとは二十歳前後の頃、八尾の呑み屋で長龍のぬる燗と共にキリンのラージャー一緒に飲んだ仲やったなぁ。うん、そうやんけ。

(於:東成区)人気ブログランキング キリンの下にはかつて記事化したヤマザキの看板…その時は全然これには惹かれなんだ。

※キリンビール関連記事:
昭和なプラ看板 310 ● KIRIN Light BEER キリンライトビール』 2024年5月 記
昭和なプラ看板 129 ● キリンレモン/キリンビール』 2016年7月 記
木箱に“ルービンリキ”』 2015年12月 記

※銭丸関連記事:
昭和なプラ看板 318 ● サンワプロポ』  2024年9月 記
東野田町五丁目で夕焼け眺めながら、雑感。』 2023年5月 記
5月23日』 2008年5月 記

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2025年1月18日 (土)

昭和なプラ看板 325 ● One CUP OZEKI ワンカップ大関

 “清酒 大関”のプラ看板はまぁ見るも、ワンカップ大関のそれはここでしか見たことないかも。
Oco1 Oco2  ワンカップ大関は昨秋60歳を迎えたとか。そうか…まぁ同世代やと思うとまさに“同士”ですな。とは言えそないに思い入れのある商品でもなかったもののここ10数年はほんまにええなぁと思うアイテム。まぁ正味のところは以前にも記しましたけど“One CUP OZEKI mini”こそが我が仲間なんですけどもね。
 確かむかし漫画で読みましたけど「ップやとアカンのか?」に「ップやないとダメです」みたいなやり取りが大関の社内であったそうです。それだけ“新時代の日本酒”って位置付けで登場したってことなんでしょう。
 な割に何となくですけど“アル中御用達”みたいなイメージが付いてしもてる様に思うんですけど…どうでしょ?。ラジオでOLハナコさんが日常にあれこれ思いつつちょいちょいワンカップ開けて呑んでるってシチュエーションのCMを流してはるところを見ると、蔵元としてもそんなイメージを持たれていることを意識してはるんでしょう。
 結局“ップ”を“ップ”にしたところで“コップ酒”のイメージは半世紀以上変わらなんだってことですかね。そう思えばなおのこと愛おしい存在やこと。まぁこれからも“mini”止まりでしょうけど“One CUP OZEKI”はずっと幼なじみみたいなモンで付かず離れず仲良しでいたいアイテムです。

(於:天王寺区)人気ブログランキング 鮮度バツグンなんは解るもパウチもんとか手が出ません(値下げしてたら別やけど)。

※関連記事:
My favorite “One CUP OZEKI mini”』 2024年1月 記
昭和なプラ看板 59 ● 清酒 大関』 2012年4月 記

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2024年12月13日 (金)

昭和なプラ看板 324 ● カネボウ薬品

 店じまいした風情の建物にプラ看板ひとつ。
Kaneboyakuhin1 Kaneboyakuhin2  “カネボウ薬品”…懐かしい様なそうでもない様な。鐘淵紡績時代に多角化の一環として1960年山城製薬、1971年に中滝製薬の経営権を譲り受け1974年カネボウ薬品となるも、2006年カネボウが破綻。その後クラシエ薬品となるも今は同根他社と合同しクラシエに。そのクラシエはいま、ホーユーの完全子会社になっているみたいです。
 で、ここからは昔のことを。40年以上前の話ですけど大川やったか淀川水系のどっかの川に謎めいた船が横付けされていて、その船には何本も“カネボウの漢方八味地黄丸”と記されたノボリが掲げられてました。怪しいなぁと思いつつ近づいて見ますと木の看板に“カネボウ研究所”の文字。「ウソやろっ」って思うもそれ以上探索を続ける勇気もなくモヤモヤした気分のままその場を後にしましたけど…そのモヤモヤはいまも引きずったままです。
 宮本輝氏の小説『泥の河』が映画化されたのがその頃。あの白黒映像とその怪しいカネボウ研究所の船が記憶の中で渾然一体となって…うん、きっとまだ船で生活してる人が街中にもいたんやろと思います。あのカネボウを語る舟もきっとただの水上生活者の家やったんちゃうかなぁと思うものの、いまだわからんままです。

(於:平野区)人気ブログランキング そう言えば30年ほど前には大正区あたりで生活してはる風情の船を見たことがあるわ。

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2024年12月 1日 (日)

昭和なプラ看板 323 ● ゾートスサロン SHISEIDO

 昭和モンではないかな。
Zotos1 Zotos2  ゾートスサロン。確か資生堂のプロ用製品を扱ってる美容院のことやったんちゃうかなと思うももひとつ確証ないしと調べますれば…へぇ、2017年でZotos事業をヘンケルに譲渡して撤退してはるとのこと。で、そもそもはアメリカのパーマ剤の会社Zotosを1988年に買収して資生堂に取り込んだものとのことでした。知らなんだなぁ…って、まぁ野郎が知る由もないかなと思ったりもしますけど。
 この看板ではほぼ掠れて読めなくなってますが下部には“SHISEIDO”の文字が書かれている様です。それで、以前“昭和なプラ看板 253 ● SHISEIDO”の記事で取り上げた看板ですが、すっかり色褪せてよくわかりませんでしたがこれもゾートスサロンのものやと今回わかりましたのでここに報告しておきます。

(於:住之江区)人気ブログランキング TSUBAKIとかUnoとかも売ってしもて…大丈夫なんかいな。

※関連記事:
昭和なプラ看板 253 ● SHISEIDO』 2022年2月 記

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2024年11月15日 (金)

昭和なプラ看板 322 ● スポーツニッポン

 アホげ民・某とサシ呑みしよと指定の酒屋さん目指して歩きますればちょっと気になるプラ看板が。
 まぁそれなりに前から「あるなぁ」程度には認識してたんですけど、今日は「ええなぁ」と写真に収めました。
Sn  何が「ええなぁ」かおわかりでしょうか? それは、プラ看板に明かりが灯っているからなんですけどこれ、明滅を通り越して両端が鈍く朱色に光ってる壊れた蛍光管の状態ですよねきっと。それがええなぁ、と。
 この看板、今までにもクルマの中から見てますけどかなり前…きっと何年も前からこの状態やったかと。もうえぇ加減スイッチ切ったらどやねんと思いますけど、それをしはれへんお陰で愛でることができてるわけですですからこれでええんですけども。
 蛍光管は2027年をもって国内製造も輸入もできなくなるそうで。それ思うとまさにいま見頃。この様な状態もええですがチカチカと明滅する末期の蛍光灯も何とも言えん侘しさがあって…よろしいなぁ。まぁまだ10年はそんな状態を愛でることができるかとは思いますけども。
 で、スポーツニッポン。これは毎日新聞系のスポーツ新聞。ま、それくらいの説明でよろしいですか。

(於:中央区)人気ブログランキング それにしても蛍光管、めっちゃ高騰してる。上げすぎちゃう。

※関連記事:
昭和なプラ看板 182 ● 毎日新聞/スポーツニッポン』 2019年8月 記

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