吹田駅前の地下のれん街で三人呑みして雑感
阪急千里線は吹田駅で降りて…「愛想ない駅やわぁ」と感じながら東海道本線の下を歩いて見上げますればそれはかっこええリベットいっぱいの橋脚。
旧国鉄の風情に痺れつつ向かうはJR吹田駅前。
関根デッカオ氏との“月例”、指定の立ち呑み屋さんは駅前のビルにあるとのことで地下に潜りますれば…わっ、昔風情な空気が流れてまっせ。ちょっと寂れたお店が目につく中、とても賑わっているお店が今日の一軒目。
「ちょっと今日は“立ち呑み”では具合悪るかったんちゃうか?」に「そう思いますねんけど、三人入れる隙間ありますわ」とデッカオ氏。そう、今夜は仕事でときおりお世話になっているたぬき顔のおねえぽん(勝手に命名)を誘っての夕べです。
「立ち呑み新鮮な感じ」といつもどおり目キラキラのおねえぽん迎えての三人セッションのはじまり。このひとも20歳ぐらいは年下ですからこっちとしては気後れ…しません。嬉しいわぁ、若い衆に混ぜてもらってちゃんと話させてもらえるというこの事実が、たまらん嬉しい。「今日は聞き役になっとこ」な初心なんかすっかり忘れて1/3もしゃべって大人気ないなぁ思うも…まぁええかと感じさせてくれる若い衆の態度にこれまた感謝です。
立ち呑みの長居は不粋やでと次に同じく地下街にある名酒の小料理屋へ。その酒のラインナップがもうこれ、30年以上前の“名酒”で泣かせてくれます。そこでどんな話をしていたんやろ。まぁ概ね“外から入ってきた情報を咀嚼せん輩はアホや”と無菌室の人間よばわりでわしとデッカオが毒づいてますとおねえぽんは同意しつつも「そういうひとも別にキライやない」とにっこり喋りはる。「社会人の女性に対して“女の子”と言うオッサンには虫唾が走るわ」にも「だいたいそんなもんちゃいますん」と同じ様な反応。なんなんやろその達観した思考は…と思いましたけど、会社組織で生きていく中で、とことんそんな無粋なオッサン連中と対峙してると「…そんなもんや」な気持ちになるってことなんかなぁ。何かね、そのしなやかな生き方も悪ないなぁと思ったんですよ。ほな「あんたもそうしぃな」言われても…もちろん無理な話ですけどね。
けどまぁ「なんやこいつ」な連中に対して、いちいちケンカ売ったり無視したりするのも違う気がして。それは、うちのひとが「その人の人生の中ではたまたまそうやっただけのこと、考え改めさせよいうのはちゃう思うで」と先日教えられたことがベースにあるからなんですけどね。
中座して手洗い済ませてくると若い衆ふたりはLINEの交換中。「わしも混ぜてぇな」てなことは言いません。そこは年寄りを自覚しとかんとアカン点です。
そして「まだ喋り足らん」で餃子補へ。食べたらん訳でもなかったんちゃうかな。そこではデッカオ氏が「来月出るミーツに(堂々)出てるんで…」な話をしたんかな。深くは書けませんがなかなかしたたかに生きてはります。
しゃべりたおしているうちに「ラストオーダーになりますけど」で、解散。いつもとちょっと…いやかなりテンション高いのはおねえぽんのせい? いや、間違いなくそうでしょう。いずれにしても女の人には教えてもらうことが多いわと思う今日この頃でございます。
デッカオ氏とわしとふたり残っていざ清算。現金を財布から出してる合間にサッとデッカオ、カード払いして「いらん」の一点張り。なにええかっこして歳上におごっとるんや…と、モヤモヤしながら階段上がるとそこに地下のれん街へ導くでっかい“↓”が。光ってなかったのは閉店前やったからですかね、ちと残念。支払いしくじったことに対するモヤモヤの中「ほな阪急で帰るわ」に「えっ、なんかさみしいなぁ」とデッカオ。わしは拗ねた背中をヤツに向けて夜空の下ひとり西へ歩くのでした。
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コメント
その「おねえぽん」のしなやかさ、素敵です。
奥様が言われる、その方が積み上げてきた経験での、現時点での結論がそれなんでしょう。
大して経験もしてない20台ソコソコの若造が仙人みたいなことを口走ったら、虫唾が走りますけどね。(笑)
投稿: tatsuya-zz | 2026年5月31日 (日) 16時06分
●tatsuya-zzさま
確かに二十歳代の連中が悟った様なこと言いよったら「誰から聞いた知恵や」と突っ掛かりますよ、確実に。いるもんなぁ“人生わかった若老人”なヤツって、はい。
で、おねえぽんは…何故そういう解釈に至ったのかはまぁ何となく想像できますねんけど、そもそもがあんまり他者を悪く見ない傾向の人の様です。
それが…案外できんことですわ。
自分に危害を加えてくる輩以外は「ええんちゃう、それで」が正解なのかもしれんなぁ思うも、きっと一生そんな達観した思想の持ち主にはなれんと思ってます。
早々にコメントおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2026年5月31日 (日) 16時35分