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2026年4月16日 (木)

かつてあった地パン6 ◆ 『マルジュウパン』

 過日北浜あたりで仕事のあと、観葉植物が繁茂した様な状態の下の方にパン箱があるのを見つけました。しゃがんでよく見ますとそこに記されているのは“マルジュウ”。
Maru10a 懐かしいなぁ、マルジュウパンのパン箱。かつて記事にもしました通り、幼少の頃、近くの私設市場に入っていたパン屋さんがこのマルジュウでした。まぁ正直なところ、そのパンが美味しかったとかそういう記憶はないんですけど、そこで売っていた目の前で作ってくれるソフトクリームが子ども心にいかにもハイカラでよく買ってもらっていた記憶しかありません。
Maru10b Maru10c 前回は“昭和なプラ看板”として取り上げましたがその後、製造元のマル十製パンさんは2024年5月に廃業されました。寝屋川市高柳にあった工場はその後スーパーマーケットのコノミヤに。元々は城東区蒲生一丁目で1947年に創業し、寝屋川市への移転は1960年代らしいです。
 以前にも記したことですが、この“マルジュウ”は“丸十”。ちょっと変わった屋号ながら関東に多いブランドで、田辺玄平翁という職人のお弟子さんが暖簾分けとして“丸十”の屋号の使用を認めていたとか。ちなみに“全日本丸十パン商工業協同組合”という組織もありますが、このマル十製パンはそのメンバーの構成員にはなってはりませんでしたので、直接の関係はないかもしれません。
Maru10d 昭和中期を思わせる味あるロゴに可愛いマークも完全に過去のものになってしまったんかと思うも時は流れて令和も8年、“町のパン屋さん”と言えば取次店のことを指す時代から焼きたてパンの店に変わった訳ですから、役目を終えたとも言えますかね。
 そんなこと思いつつさらに調べますれば“マルジュウベーカリー(株)”なる法人があるではないですか。同社は“プルミエールパニス”の屋号で焼きたてのパン屋を展開しており、同社の採用HPを見ますれば、

“オーナーの祖母が1947年に創業した“マル十製パン”を起源に持ち、75年以上の歴史を歩んできたパン屋です”

とのことです。数店舗展開していた時期もあったみたいですけど、現在は京阪は西三荘駅前に絞って商いをされている様です。
 “袋パン”から“焼きたて”へと今日的なスタイルに変わってマルジュウは今もパンを提供し続けているとはなんか嬉しいなります。再び味わうマルジュウ伝統の味は…きっと別モンかな。懐かしい気持ちを打ち砕く美味さを想像してこの辺で。

・マル十製パン株式会社:大阪府寝屋川市高柳二丁目23-2

(於:中央区、旭区、東成区)人気ブログランキング 西三荘は四半世紀ほど前はよく行っていたんやけどなぁ。

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コメント

子供の頃の思い出の味…ってありますよね。
近所でいつも食べてた懐かしい味。
無くなってしまったと思えば、思わぬところで再会(?)。
当方は知らなくても(笑)、なんか嬉しくなります。
いつまでも残っていってほしいですね。

投稿: tatsuya-zz | 2026年4月21日 (火) 07時50分

●tatsuya-zzさま
子どもの頃に「おいしーぃ」って思った味。そのひとつがマルカワの“FELIXガム”。
強烈な香りにうっとりしたもんですけど、大人になって口にすると「あんまぁー甘すぎっ」。
ある種“懐かしの味”として心の中にしまっておいた方がええのかもしれませんね。
きっと若き日々に「旨いなぁ」と思ったお酒も一緒なんかもなぁと思ったり。
儚く消えていったものが美化されて心に宿る…それもええのかもしれんなぁと思う様になってきました。

いつもコメントおおきにです。

投稿: 山本龍造 | 2026年4月22日 (水) 07時46分

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