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2025年10月 3日 (金)

昭和なプラ看板 347 ● 清酒 櫻正宗

 プラ看板、夕日が透過光になってええ感じ。
Sakumasa1 Sakumasa2  その分、西向きの面は劣化も進んでいるのが残念ではあります。
 白地の長方形に“櫻正宗”と、その簡素さに漂う老舗感…ほんまかいな。ま、いずれにしても店構え含めてええ感じ。近年話題の“布施”らしいんちゃうかと思いますが、どうでしょ?。
 櫻正宗と言えば、ちょっとそこらへんの造り酒屋とは違いますよね。どことなく“正宗”と言えば“正宗”みたいに思われているのが気の毒に思います。
 櫻正宗で特記すべきことは、

・“宮水”の発見
・“正宗”の元祖
・“協会1号酵母”発祥の蔵
・種麹の自家培養

 どれもすごいことやないでしょうか。科学の発達してなかった頃に酒づくりに適した水があることを突き止め、辛口の切れ味を“せいしゅ”とも読める刀工“正宗”から思いつき(臨済正宗からという説も=同社のHP)、すぐれた酵母として国立醸造試験所 (現・日本醸造協会)から頒布される“きょうかい酵母”の第一号を生み出した蔵元であり、殆どの蔵が種麹屋(もやし屋)さんから仕入れる中、自社製にこだわる…すごいことです。
 とまぁ輝かしい歴史を誇る櫻正宗ですけど、なんかもひとつパッとせんのが気になるところであります。阪神淡路大震災で倒壊した酒蔵もそらぁ立派な蔵やったこと思うとなおのこと。ま、我がにできることは買うことと呑むことだけですので…そや、今度“月例”でここ行ってみよ…って、どやろな。

(於:東大阪市)人気ブログランキング 脇に立つ立体看板自体とその内容の方が濃いな。

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