昭和なプラ看板 342 ● 清酒 日本城
今期最後の桃買いに紀の川市は桃山町へ。終盤とあってか最盛期に比べると買い求める人々も少なく数カ所回ってサクサクッと買い終えると昼過ぎてはや13時。Googleで見つけた自然薯を出してくれはるお食事処へ向いてクルマで知らん道を走ってますれば…おっ、これはなかなか珍品ちゃうかというプラ看板に遭遇。
いわゆる型押しタイプのそれではありませんので「プラ看板ちゃうかも…」と思い真下から細部を見ますとこれ、やっぱりプラ製ですね。色付きのアクリル板を貼り合わせた様なつくりでした。
しかしよろしいなぁ。へそラベル付きの一升瓶の再現ですからこれ、級別審査があった頃のものでしょう。調べますれば平成4年に級別が廃止されたということですから、まぁ間違いなく昭和モンとみて間違いないでしょう。
“日本城”は和歌山は岩出市の吉村秀雄商店が醸すお酒。今では“車坂”のブランドの方が知られる蔵元です。かつては灘は西宮にも酒蔵を持ってはりましたがあの大震災でその蔵を閉じ岩出に集約、今に至っています。余談ですが系列の谷口蔵を含めて3つとも全国新酒鑑評会で金賞を受賞されたこともあったと記憶しています。
いち時期ちょっとつまずかれたこともありましたが、但馬杜氏から東京出身の能登杜氏へ平成24年に代わり、以前より良かった評判がなお上がった様です。
しかしまぁコテコテのプラ看板やことでよろしいなぁ。洗練された“名酒”もええですけど、どこか泥臭くて土着性を感じる“地酒”の方が楽しいなぁと思うのは私だけでしょうか。美味しい美味しないやなくてその地にとってのスタンダードな味、そういうのを求めてやまないんですけど…どうも時代はそやない方向に行ってる様に思えてなりません。ま、土地柄やなくて「その蔵、そしてその蔵元や杜氏の個性」を全面的に出してはるお酒はますます前へ出てきてはりますけどもね。
(於:和歌山県紀の川市) “世界一統”のプラ看板は今回スルーってことでまた今度。
※関連記事:
『“清酒日本城”まで再現とは…和歌山市美園町2の修復済町名看板』 2015年10月
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