三日目:田沢湖畔一周ののち乳頭温泉郷へ
せっかくやしと朝も酸々の湯に浸かってバスで田沢湖駅まで行った後、今度は田沢湖畔を一周するバスに乗り換え。 “湖畔一周の小旅”ながら乗るのは路線バス。もちろん各バス停を通っていきます。まぁ…乗り降りするお客さんはほぼおられませんでしたけれども。
とまぁほとんどの乗客が旅人やということもあり、途中2か所で20分、10分の停車時間が設けられています。もちろん下車してサクッと観光できる訳で、曇り空やとは言え、ええ雰囲気の写真が撮れました。
うちのひととお子はここが二度目。前回は快晴やったとか。天気で魅せる表情が全く違っていることにお子はちょっとした感動を覚えた様です。
車内ではバス停の告知以外に観光ガイド的な放送が流れています。が…エンジンの轟音にかき消されてちょっと肝心なところが聞き取れない状態。ですけどこれ以上ボリューム上げてもうるさいかもなぁ…ってところです。
そんな車内放送の中で気になったのが“湖の生物が絶滅した”的な内容。それが何が原因でそうなったかが聞き取れませんでちょっと悶々状態でしたが下車後、スマホでサクッと調べますれば…そういうことなんか、と。昨日と今朝入った酸々の温泉と関係あるということの様です。
帰宅後さらに詳しく調べますと、かつてこのあたりで大干魃があって、1940年代に田沢湖の水量を増やそうということになったとか。そこに水力発電所を設けようという話とリンクして水量豊富な玉川の水を利用することになったそうです。
ただ、玉川の水は流域に酸々の玉川温泉があることにより強酸性水な訳で、田沢湖にその水を注げば酸性も和らいで農業にも使える様になるやろって解釈やったそうですけどその酸の影響で、この湖の固有種“クニマス”が絶滅したとの話でした。
まぁここでそないに詳しく記すのもちょっと違う気がしますのでこの辺にしておきます。ちなみにその“クニマス”が2010年に富士五湖の“西湖”に生息していることが確認されたということです。
そうか…あの酸々の湯やもんなぁ。で、そうそう、酸々湯の効果(?)やと思いますけどアトピー性皮膚炎が発症している部分がことごとく赤くなってカサブタができました。言うてもそないに重症のアトピー患者やないので何ら問題ないんですけどね。調べる中で“玉川毒水”というコトバがあることも知りました。
バスは湖畔を一周まわった後田沢湖駅へ。そこからまたバスに乗って今度は乳頭温泉郷へ。
一旦宿泊先の休暇村へ。チェックイン時に「断水する恐れあります」とのこと。その場合お風呂が徐々に熱々になると言われてもここまで来たら「ヤメときます」ともいかず…結局その不安は杞憂に終わりましたけども。
そこからマイクロバスに乗って鶴の湯へ。これは風情ありまっせ。雪景色見ながらホカホカと…と言いたいところですけどちょっと湯がぬるすぎていくら浸かっても温もらん状態。ま、途中で湧き出すエリアへ行けばよいということ知るもそれもせんで内風呂でぬくもった次第。
ここは混浴エリアがメイン浴場の様でそこにて楽しみました。“乳頭”てな温泉名も手伝って「混浴なぁ…」と思ってましたけど、乳白色に濁ったお湯では全く気恥ずかしないもんやと思いました。まぁ…それなりにこっちが爺さんになったからなんかもしれませんけど。
続いて「熱々にならんうちに」と休暇村でも入浴。これはもう、えぇ温度でしかもほぼ貸切状態で楽しませてもらいました。
こちらは湯の種類がふたつ。先の鶴の湯で見た乳白色のものと、茶色く見える透明なものと。で、“乳頭の湯”の名の方はどっちかと言うたら後者の方でこれは意外。前者の方は“田沢湖高原の湯”、解らんもんです。
とまぁこっちは湯質も環境も含めて心身ともにリラックスできまんなぁって感じで楽しみました。あ、お酒はここでも飲み比べ。またも「普通の燗酒にしたらよかったかな」とちょっと思ったのでした。
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