飲み放題に日本酒あるやん、で、雑感。
昨日は某ホテルのビュッフェにてお食事をよばれました。その内容に大変満足…と言う話は置いておいて、別の視点で思ったことを記したいと思います。
指定された席のちょうど前がフリードリンクを用意してあるブース。その端に“御神酒”と記された看板と白鷹の菰破とピッチャーで用意されたお酒がありました。この存在が気になりましてね。
どう気になったか…そうですなぁ、言語化すれば“お子がちゃんと世間とうまくやっていけてるんやろか?”と不安視する大人の気持ちとでも言いましょうかね。身内が世間でどう見られているのか気になる様なニュアンスをその日本酒を見ていて感じたわけです。
次々引き取られるグラスで用意されたシャンパン(昔はシャンペンって言ったな)やらハイボールを尻目に日本酒、そこに鎮座してるだけって感じ。その状況に寂しいなってせっせと呑みましたよ白鷹を。最初そうも思わなんだものの最後の方には「あ、これこれハクタカの味」と…ま、それはどうでもよろしいな。
大概の“飲み放題プラン”に日本酒が含まれていない現実を思うと「やっぱりなぁ」。
過日、某ホテルでの祝宴の打ち合わせに同席した時も飲み放題プランに日本酒が入ってなくて「ぜひ日本酒も」に「金額アップしますけどどうします?まぁ飲む人いないと思いますよー」のコトバにびっくりしたかと言うとこの時も「やっぱりな」と思いました。ただその祝宴では大いに日本酒飲まれて最後には足らん様にまりましたけどね。まぁそれは構成員と年齢によるもんでかなりのイレギュラー状況と認識しています。
で、昨日の話の続き。ちょいちょいお酒もらいにくるひと現れて安心。ですけどまぁほぼほぼ高齢の男性ばかり。ずっとそんな感じ。「あぁこれではめちゃ余るで」と思っていたのに…何や知らんうちにあれよあれよと売れていき、完飲。
9リットル入りのがなくなるんや…ちょっとびっくり。と思いましたけど、一升瓶たった5本分なんですね。そらぁ空かんでか、ですね。
長いこと日本酒ブームみたいなこと言われてますけど、全然そんなことないなと常々思てます。蘊蓄系ブームはずっとそこにあっても「ただただ日本酒好きや」なひとは少ない思います。マニアックな日本酒ファンも大事でしょうけど、“◯”とか“月”とかの大衆酒を日々嗜む人々が増えんことには未来は暗いなぁと思たりして。「大手(メーカー)の酒は、まずい」といまだに本気で言う人いますけど…まぁええか。確かに「酒の向こうにある“物語”も味のうち」ですもんね。
(於:天王寺区) 月桂冠の上撰、旨いなぁ思てね。
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コメント
確かに、言われてみればそうですね。。
「何処そこの〇〇が好き」という人はちょくちょく聞きますが、
毎日日本酒飲んでる人はあまり周りにいないです。
素人なもので、前者系の人の影響を受けた口なのでつい、地方の地酒なんか探してみたりしてしまうんですが、
スーパーで普通に売ってるパックのお酒にも目を向けてみようと、記事を読んで思いました。
画伯の挿絵、松竹梅がちゃんと添えられてるところが、なかなかニクイですね。(^^
投稿: tatsuya-zz | 2025年1月 4日 (土) 16時02分
●tatsuya-zzさま
正味の話、長いこと“マニア”やったんです。20年ほど前には「大手の酒には未来がない」とまで思てました。
それが10年ほど前から徐々に変わって蘊蓄が恥ずかしいなってワンカップ大関うまいなぁ月桂冠のキャップエースもええわぁと。
かつてこんな記事を記しました。
https://osaka.way-nifty.com/blog/2013/08/post-b6a9.html
その気持ちのまま今に至っています。
お子画伯の絵は…たぶん本人は“松竹梅”と意識してないでしょうなぁ。ネットで探してきた題材を描いただけの様に思いますけど、どうでしょ。
いつもコメントをおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2025年1月 4日 (土) 22時04分