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2024年9月16日 (月)

ソース 87 ▲ サンキョー ヒカリソース ブラック

 随分前に名古屋へ行ったときにスーパーで見かけたので買ってみました。
Shsb1 Shsb2  名古屋圏のソース事情は元々カゴメコーミしか知りませんでしたので勿論これも「へぇ、こんなんあるんやっ」。ドヤっ路線ではなく簡素な意匠で、その色合いからも“本格派”感が伝わってきます。さりげなく記されたJASの特級マークがまた、期待させまっせ。
 まずはそのまま味わい。沈殿物は多めでトロッとしていて色も本格派。香りは…へぇ、いかにもなソース風味を感じません。口に含んでみましたが…やはり同じ印象。普段慣れ親しんでいるものとはかなり印象が違います。キレより深い味わいであるところに、少し八丁味噌文化的なものを感じる…ってのはちとこじつけですかね。何度か味わっていくうちに柑橘っぽい酸味が何となくええ感じに思えてきました。
 次にいつもの定番、焼きそばにして味わってみました。
Shsb3  その印象も…やはり変わらず。ソース独特の“香ばしさ”というより、やっぱりしっかり味がつくって言うとええんでしょうか、黙って出されると“ソース焼きそば”と認識しないかもしれんなぁと思ったり。もちろんしっかりした旨味で美味しいには違いないんですけどね。
 レッテルをよく見ると中央部に小さめの文字で“ブラック”なる表記が。調べますれば同社のウスターソースは3つのグレード。ブラック以外にも“ゴールド”と“レッド”がある様でブラックは甘味とスパイス感たっぷりの濃口ソースとか。ちなみにゴールドは名古屋市の学校給食で採用されるベーシックな味わい、レッドはさっぱりとした味とのこと。すべてJASマーク入りながら、レッドには“特級”表示がない様です。原材料表記を見る限りブラックがいちばん野菜や果実が使われているみたいですので“こいくち”の表示はそこからきているのでしょう。
 何度も何度も味わっているうちにこれはこれでええ個性やと思えてきました。これぞ名古屋のソース味! きっと八丁味噌と混ぜても何の違和感もなく溶け合うことでしょう。ちなみに名古屋圏には“こいくち”を名乗るソースが他社からも出ていて、いずれも野菜果実使用率の高いものに“称号”的に付けられているみたいです。

名称:ウスターソース(こいくち) 原材料名:野菜・果実(トマト、たまねぎ、レモン、その他)、(国内製造)、醸造酢食塩、蛋白加水分解物、香辛料カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(タマリンド)甘味料(カンゾウ) 製造者:サンキョーヒカリ株式会社 愛知県名古屋市中村区牛田通2−5

 人気ブログランキング カリソース”と“カリソース”…似てんな。

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