5年ほど前仕事で世話になったケッタイな野郎が結婚するって報告があって…えぇ、ほんまかいな。
それに関して表題の様なことをするとの情報をSNSで知り、真偽のほどを確かめに、会場である十三のキャバレーに行ってきました。
氏とは流行病で世の中停滞しはじめる前に2年ほど一緒に仕事をした間柄。まぁ六十余年の人生の中ではそないにヤツと同じ時間を過ごしたわけではありませんけど、そのいでたちも手伝って何や妙に気になる存在。ある時仕事を始める前に「これ…言わんとこか迷たんですけど〇〇(本名)さんって、山本龍造さんですよね」とひと言。訊けば学生時分からアホげを見てるとか。えぇ?なんと酔狂な。そんな人とリアルで知り合うとは…不思議なモンです。それからは何度か仕事終わりに呑みに行ってはずっと互いに毒吐きつつ三十路男とウダ話をしたもんです。
その後氏はその仕事から離れ紆余曲折の末、いまは大阪の地で著述業などをしながら好き勝手に生きとる訳です。
で、キャバレーを借り切っての結婚記念公演の様子が、こちら。ちと一枚では伝わらんかなぁ。
見ての通り昭和感全開。会場の隅から隅まで、頭の先から足の先まで音も含めてどっぷりの昭和。勝手な判断ですけど服装から髪型から話す内容、思考からきっと昭和に憧れているんやろなぁと思っていましたから、ある意味納得の4時間公演でしたわ。
カシコいヤツのことですからこれが“なんちゃって昭和”やと思ってやっているのではないんでしょう。もっと深い何ぞを追求した結果の公演やったに違いないでしょう。ま、仮に何もなかったとしても、これたけの人を呼べて本気で自身を楽しむ熱量が素晴らしなぁと思いましたわ。
まぁね、いろいろあると思うんです。それでも側から見たら「呑気に生きとんなぁ」って思われた方がカッコええ。自分にはできん生き方に魅せ方…やっぱりヤツはおもろい輩です。
「見せたい自分」と「正味の自分」、その辺が乖離せんことを切に願って。
あっ、そや。配偶者とならはる人はどんなお方か、ですよね。これがあんた、もひとつわからなんだんです。きっとふたりはうまいこといくんやろなぁというのは感じましてんけど、新郎とそのブレーンのキャラ全開で新婦が何とも浮き上がらないというか…でも、それが彼女なんでしょう。ルンペン(超死語)…は言い過ぎか、ヒッピーのおっさんみたいな人と一緒になろと思っただけで超大物。うん、ふたりになってますますのパワーアップを楽しみにしときましょ。
(於:淀川区) 共に親御さんなど親族も来てはった。勇気あるなぁ。
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『橿原市の“純喫茶”で雑感。』 2018年7月 記
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