五新線の遺構
今日は奈良は下市町某所へ数年前まで恒例やったタケノコ掘りと竹薮の伐採のお手伝いに。歳のせいか妙に疲れて(うそ)五條で一泊することに。天然温泉に併設された宿泊施設の5階の部屋に入って窓から景色を眺めますと、あっ、下に見えるは五新線の名残やないですか。
今までクルマの窓越しに五新線の名残は何度か目にしたことはありましたけど、こないに立派な“遺産”を目にしたのは初めてのこと。この様に見ると、本気で五條ー新宮間を鉄道で結ぶつもりやったんやなぁという事実が伝わってきます。
wikiによると1982年に凍結し1987年、五新鉄道計画の廃止が決定されたとのこと。遙か昔のことの様に思うかもしれませんけどほんの40年ほど前ですよ’80年代って。この歳になるともう「つい最近まで着工を目指してたんやなぁ」って感じです。
しかし何でございます。来年の万博よろしく公共事業ってヤツは一度決めたら結果的にどうなりそうでもやり遂げはりますけど、よくまぁ五新線はかなり出来上がっていたのに計画自体の廃止へと舵を切ることができたもんやと感心します。英断ですなぁ…と思いつつ計画設計に、工事に従事した人々の気持ちを思うと、何とも複雑な気分にもなります。でもまぁ…これでよかったんでしょうね。
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