農地が宅地に変わるとき…高度経済成長期みたいな光景。
泉大津市某所で仕事して帰路、阪和線は信太山駅まで歩くも天気はええしでもうひと駅歩いたろと北信太駅へ向いて歩いてますれば新しい住宅地の奥に懐かしい光景が。
半世紀ぶりくらいに見た光景。何がってほれ、ドーナツ化現象とか言われる中、中河内の田畑がどんどん埋め立てられて宅地になっていったあの頃ほんとにそこここでこの景色を見たもんです。
当時は小学生。こういう造成地で“銀玉鉄砲”片手に戦争ごっこをしたり、自転車でジャンプしたりして遊んだもんです。高学年になった頃には遊びがより過激になって泥土を固めた団子を“手榴弾”と称して泥合戦なんかもしてましたわ。無茶苦茶もむちゃくちゃ。やというのにどこの親も咎めませんでしたね。何もかも「昔は良かった」とは言いませんけど、子どもをほっといてくれた当時の大人はたいしたもんです。
で、帰宅後「ここはどこやったかいな」とGoogleの地図で調べてみますれば、何か妙に細い部分だけ住所が違う様子。詳しく調べてみますとこのあたり、基本的に“和泉市”ですがここら辺そこここに“泉大津市綾井”という住所があるやないですか。
泉大津市のサイトの“綾井”にその歴史が少し記されていましたが、全体像を知るにはRetiのN35° (れちえぬ)さんのブログの記事、“大阪・最大級(?)のぐちゃぐちゃ飛び地・その1――大阪府泉大津市・和泉市・(高石市)”がとても参考になりました。その飛地の数多すぎてちょっと土地勘がないモンにはわからんくらいほんま“ぐちゃぐちゃ飛地”って感じです。ぜひ一度上記の記事にも目を通してください。ちなみに撮影した場所は多分上記の記事で示された“5”のところです。れちえぬ様、勉強させて頂き有り難うございました。
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コメント
山本さま
こんにちは。弊ブログへのコメント、ありがとうございます。10年以上前の記事で拙い文章でしたが…(当時学生でした)。連絡頂ければリンクして頂いて構いませんので、大丈夫ですよ。
サイトも見させていただきました。私は地図とにらめっこしていた"だけ"ですので、こういった現地の写真は貴重ですよ!
ところで、当時はmapionで確認したのみでしたので、改めて他の地図でも調べてみました。
mapion・・・現在でも同じ場所が飛び地として描かれています。カーソルを合わせてみるとやはり泉大津市の飛び地のようです。
いつもNAVI・・・mapion同様飛び地として描画されており、「綾井」と表示されています。
Yahoo!地図・・・飛び地として描かれてはいませんが、「綾井」という地名は書かれています。
地理院地図・・・飛び地としては描かれていません。
地理院地図は結構大雑把な境界線を描いたりするので(個人の感想です)、実際に飛び地なのだろうと思われます。
本記事リンクの泉大津市のサイトにあるように中世の荘園が発祥とのことで、このあたりは元々広大な農地だったのでしょうね。そしてこの一角だけ所有者が泉大津市側にお住まいの方だったのかもしれませんね。
投稿: れちえぬ | 2024年1月19日 (金) 23時44分
●れちえぬさま
わざわざ拙ブログのコメント欄にメッセージを有り難うございます。リンクの件了解頂き御礼申し上げます。こっちは出たとこ勝負で後からあれこれ調べるという薄っぺらさでして、貴ブログには大変勉強させてもらいましておおきにです。
地図にもいろいろ社によっての認識が違うというか色合いが違うんですね。これからは「?」と思う場所がありましたら各社の地図を見てみる必要があるんやなと認識しました。
しかしながら…色々なパターンがあるみたいですがほんま飛地っておもろいもんですね。そもそも土地ってみんなものんなんちゃうんかと思うと、なおのこと妙な感じがします。
これからも時々勉強させてもらいます。
重ね重ね、おおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2024年1月20日 (土) 23時18分