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2023年9月 7日 (木)

島めぐり、西表島→由布島→竹富島。

 旅の3日目は石垣島を離れて三島めぐりへ。
Moyamoya 今日はツアーに参加。離島ターミナルから船に乗ってまずは西表島へ。45分の船旅。500円追加でデッキにも出られるってことであんな景色こんな景色ええなぁと眺めつつ「撮ろっ」とカバンからカメラ出しますればレンズ曇って曇って拭いても曇って…船内のクーラー効きすぎやとこんなことになるんですなぁ。仕方なく何度も何度も拭いて…あれっ、レンズ曇ってないのにモニタがモヤモヤですやん。どういうこっちゃねんと思いつつ「壊れよった」と諦めつつ…あっ、そうや、凍らしたPETボトルのお茶の横にカメラがあったことを思い出しました。冷え冷えカメラ…そらぁきっと撮像素子まで結露してもたんでしょう。いずれにしても、こらぁアカンわ。
 塞いでますとテンションダダ下がり。こうなると船酔いもするってもんで…ふて寝。気分までモヤっとしてるうちに到着。念の為再びカメラのスイッチ入れますと…すっかり元通りに。安心。
Nakamagawa1  西表島…と言っても正味のところは仲間川観光。船に乗って上流まで行ってマングローブいっぱいの亜熱帯を楽しんだんですけど、これがまた、何とも楽しいて。全方位が非日常。その上船頭兼案内人のおねえさんの解説がとても良かったのでなおのこと印象に残る1時間強でした。
 ま、写真の通り天気は何とか雨が上がってる状態で川も赤土混ざってキレイとはいきませんでしたが、それもええやんと思えます。で、まぁ色んな鳥がそこここにいたんですが、枯木にうまいこと鳥が5羽止まってましてすかさず1枚。
Nakamagawa2 Nakamagawa3 ええ感じやなぁと見てますと、この鳥、“クロツラヘラサギ”やとのこと。何でも絶滅危惧種で地元民でも滅多にこんな間近で見ることはできないとかで船頭さんもとても嬉しそう。出来る限り船を近づけてくれましたら…右端の1羽だけスーッと飛んでいってしまいました。「愛想なしは鳥にもおるもんや」と思ってましたけど、帰宅後写真をよく見れば…愛想なしのヤツだけ、別モンの鳥で、ただの“ヘラサギ”みたいです。そうか…ヘラサギさんは「わしの出番やないんか」と悟って飛んでいったんでしょうなぁ。うん。
 その後、バスと水牛車を乗り継いで由布島へ。
 まず15分ほどの道のりでしたけど地元出身のバスの運転手さんのお話しを聞きながらの移動。ここでの話っぷりとその内容がニュートラルにして妙に心に響くわタメになるやらでええ感じ。道中急にスピード落としたと思うと停車。「何かいな?」と思いますれば路面にヘビ。運転手さん降りて路肩の森に棒で逃がしてはりました。なぜそうしたかと言うと、ヘビを食べにイリオモテヤマネコやらの絶滅危惧種の動物が道に出てきて事故死する可能性があるからとのこと。八重山諸島では交通事故が原因で希少生物が個体数を減らしているのが現状とかで、路面に凹凸をつけてある箇所もスリップ対策やなくて音で動物を威嚇するための処置やとか。速度控えめな運転も動物との衝突を避けるためやと説明がありました。てっきり南の国はセカセカしてへんからやと思ってましたけど…それだけやないんですね。
Yubushima1 Yubushima2Yubushima3 バスを降りたら水牛車がお出迎え。いやぁいかにも南国な感じ(=個人の感想です)。ほぼ陸続きということで島へはこれで移動するんですけど、12人も乗って1頭の水牛が引くことに、牛の名前は“元気くん”ながら、何となく申し訳ない気分になります。
 たどり着いたその島は“天然の植物園”って感じ。大阪では温室でしか見たことのない世界が青空の元にあるんですなぁ…当たり前でしょうけどね。聞けばこの島、1969年のエルシー台風で水没後多くの住民が西表島へ集団移住となりその後、せっせと植樹などして1981年に植物園として再生したとのことで、ま、今は純粋な観光地ってところでしょうか。帰りの水牛車のお方は元・島民で、三線片手に妙に雰囲気のあるお方でしてマラリアのことなどの事実を淡々と聞かせてもらいました。あっ、ちなみに帰りの水牛の名は忘れてしまいましたがちとお年寄りなのか途中、三線と歌声に癒されたか一歩も動かず状態。これにも癒されましたわ。
 再びバスと船に乗って今度は竹富島へ。ここでは電動アシストのレンタサイクルで島内を移動しました。どんなところやったか?ですが、いかにもな町並みの集落があって…うん。住民より観光客の方が多いのとちゃうか状態で正直言うともひとつしっくりきませんでした。もちろんその観光客のひとりが自分なんですけどそれ思うとなおのことフクザツな気分になりました。
Taketomishima1 Taketomishima2 てな訳でいかにもな写真は撮る気になりませんで草を喰む黒毛和牛の写真にしときましょう。ちなみにここは竹富島ながら、ブランドとしては“石垣牛”と言うみたいです…たぶん。あっ、のんびりネコも。イリオモテヤマネコではありません。
 正直言うと、ちょっと“ツアー”というと“パック旅行”なイメージがあってちょっと距離置いていたんですけど…なんのなんの。やっぱり時間配分なり見どころなりをよく考えて商品化してはるだけあってこんなにええもんやったんやって感じ。人生今までちょっと損してたんちゃうかと思ったのでした。ま、とは言え、今後も山本龍造は山本龍造のまんま、でしょうなぁ。

(於:沖縄県石垣市、竹富町)人気ブログランキング 夜は居酒屋で石垣牛の赤身を…美味。他に“タマゴーヤ”、これも美味。

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コメント

ご無沙汰です。
石垣島は浦内川をカヌーで上り、途中で降りて少し歩いて登って、きれいな滝まで行ったことがあります。そこまで行くと自然を満喫したという気分になりました。
竹富は民宿に泊まられると良かったかもしれません。

投稿: ぽんぽこやま | 2023年9月22日 (金) 02時57分

●ぽんぽこやまさま
カヌー+徒歩で滝まで…そらぁもう全然ツアーのそれとは違うことやと思います。まわり自然しかない光景って、案外ありそでないことですもんね。
竹富島は…そうか、そういう手がありましたか。正味のところ、どの島でも上っ面だけの旅でした。
今度また行く時参考にさせて頂きます。

コメントおおきにです。

投稿: 山本龍造 | 2023年9月25日 (月) 09時49分

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