昭和なプラ看板 287 ● デイリーブレッド 進々堂
堺市某所で仕事して、歩いてますとちょっと懐かしなった看板が一本。これもさすがに見かけることも少なくなりました。
この春からいわゆる“神戸屋”が“YKベーキングカンパニー”と名を変えヤマザキ化へ舵を切りましたが、進々堂のそれが“スリーエスフーズ”となりヤマザキの完全子会社となったのが2002年。もう21年も前のことになるんですね。そのさらに10年前には羽曳野市にあった進々堂の大阪工場がやはり山崎製パンに買収されていますので、もうかれこれ30年前には包装パン事業は苦戦していたということですね。
先に触れた通り神戸屋もまた包装パン事業から撤退することになったこと思うと、進々堂は早くに現在の方向性を打ち出して大正解ってことでしょう。
パン業界も超大量生産組(ヤマザキとか)、大量生産ながらそこそこ品質にもこだわる組(タカキとか)、工場生産ながら品質で勝負する組(タマヤ・進々堂とか)、店頭手づくり組…ほか給食専業とか業務用専門などあるも大まかに分けるとその4つに棲み分けが進み落ち着いたかに見えますがこれからどうなっていくのか。大阪モンとしては仕切り直し後の神戸屋の展開に期待しますわ。進々堂のその他のことは以前の記事をご覧ください。
(於:堺市堺区) “春のパンまつり”みたいなんって、昔は各社がやってたと思うんやが。
※関連記事:
『民家にレリーフ、進々堂の名残り。』 2022年9月 記
『限りなく黒に近い茶色で塗りつぶされたヤマザキパンのプラ看板。』 2013年12月 記
『かつてあった地パン 3 ◆『進々堂』』 2008年7月 記
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