戸袋6つ全部違う意匠の文化住宅
まずはこれをご覧頂きましょうか。
モルタルの戸袋には大概意匠が施してあってまぁ“◇”のは「とりあえずこれでええやろ」的な感じがしますが、この文化住宅はご覧の通り道に面したすべての戸袋に違う意匠が施されてあります。それぞれにええ感じ。施主さんの想いに応える左官屋さん…ってところでしょうかね。淡い桃色がまたええ味出してますわ。
アルミサッシが普及してこの手の戸袋は新しくつくられることはもうないでしょう。それは左官屋さんの腕の見せどころがなくなるってことでもあるのかもしれません。ちょっとした遊び心が生かせるところがないと…。効率優先もまぁ、必要ではあるんでしょうけど。
(於:八尾市) 目立たん裏手の戸袋は意匠なし…それも大事かも。
※関連記事:
『長屋の袖壁、粋な意匠。』 2023年1月 記
『4つの窓にそれぞれの面格子…やが。』 2012年6月 記
※モルタルに意匠の関連記事:
『戸袋に“瓢箪と盃”、居酒屋の。』 2023年2月 記
『戸袋に意匠ふたつ、□と◇。』 2022年2月 記
『戸袋に折り鶴、ス万ヤ添え。』 2020年10月 記
『戸袋の“梅に鷹”』 2019年9月 記
『戸袋に、打ち出の小槌。』 2016年4月 記
『戸袋4つにトンガリ意匠4つのモルタル家屋。』 2012年2月 記
『モルタル壁の打ち出の小槌と小判』 2011年12月 記
『戸袋の意匠、◇形3つ。』 2011年7月 記
『モルタル壁のエビ』 2009年8月 記
『モルタル壁のツルとカメ』 2009年8月 記
| 固定リンク | 6
「建造物」カテゴリの記事
- 大山崎町名神高速高架下、午前10時52分。(2023.03.05)
- 木造モルタル青い瓦屋根の“長屋”にあれこれ(2023.03.01)
- 戸袋6つ全部違う意匠の文化住宅(2023.02.23)
- 味わいの煉瓦壁(2023.02.13)
- 戸袋に“瓢箪と盃”、居酒屋の。(2023.02.09)
「河内」カテゴリの記事
- 恩智川の洲にダッチアイリス花ひらく(2023.03.25)
- 笹、細い塩ビパイプの中で細々と生きる。(2023.03.16)
- 何かええ感じの荒川三丁目21-1(2023.03.09)
- 消火栓示す看板、八尾信用金庫の広告入り。(2023.03.04)
- 木造モルタル青い瓦屋根の“長屋”にあれこれ(2023.03.01)
「旅、観光」カテゴリの記事
- 網張温泉あたりの眺め、午前10時2分。(2023.03.14)
- 宮古港、午前11時34分。(2023.03.13)
- どこかにマイルで岩手へ(2023.03.12)
- 戸袋6つ全部違う意匠の文化住宅(2023.02.23)
- 近鉄特急ひのとりから眺める鈴鹿山脈、午前9時36分。(2023.01.30)
コメント
これは葵の御紋まであってハイレベルですね。
グッドデザインです。
投稿: びんみん | 2023年2月23日 (木) 18時35分
●びんみんさま
そうか、三葉葵ですね。もうひとつのハート♡3つのやつは何かいなと思えば“片喰”。雷紋っぽいのは“隅立て稲妻”…全部家紋なのでは?と思うもそやない気もします。
びんみんさん認定のグッドデザイン…ほんまもん、ずっと有り続けてほしいもんです。
コメントいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2023年2月23日 (木) 21時24分