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2023年2月18日 (土)

松屋町のEthnic Barで、雑感。

 “おいしい”っちゅうのはいったいどういうことなんやろと久々に思った夜でした。
 コロナ禍ですっかり足が遠のいていた立ち呑み屋さん。まわりの建物が地上げにあってるっぽいなぁと思ってましたらそのお店も3月で立ち退くらしいと知り行ってみましたら、先に書いたことを思い知らされるお店にすっかり変わってました。
Tam1Tam2Tam3Tam4Tam5Tam6Tam7Tam8Tam9 ベトナム料理中心のエスニックな立ち呑み屋さん。まぁ行く前に「コース料理になってる」と耳にはしていたんですが、出てくるモン全部何やもう説明聞いても覚えられんほど良さげで珍しい素材で調理されていて、何料理って言ってええのか状態…というよりちょっとエスニックテイスト漂う和食、かな。その味がもう繊細で染み渡る感じなんですなぁ。ひとくち目から「どやっ、うまいやろ」ではない奥深さ。お酒にワインにも合って…ってそれに合わせたお酒を用意してくれはるんですけど。
 元々料理がとても美味しい立ち呑み屋さんでしたけどその「ここ割烹(?)」な感じやなかったのでちょっとびっくり。この手の満足は…長いこと味わってませんでした。それがまた立ち呑みで…不思議な感じ。
 途中「ちょっとこれでも」てな感じで出された一品、焙じ茶の様なそれはスープやったんですがこれが“黒文字”で出汁を取ったとのこと。わずかに塩を加えたというそれは“お吸い物”でしょう。ええ、黒文字みたいなもんから出汁が取れるとは…と思うもそれなりに知られているとのことでした。なんでもしょっちゅう野山行っては食材探ししてはるみたいで、黒文字もその流れで見つけはった様です。
 ま、食材で覚えられたのはこれくらいで、それ以外にも色んなええもんを独特の感覚で組み合わせてはりました。やりはりますわぁ大将。
 一年前から移転先を探してはるそうですがまだ見つからんとか。今度も立ち呑みスタイルなのかどうなのか。いずれにしても生活圏内で再開してほしいもんです。いやぁしかし美味しかったなぁ。こういう時間の大事さを再確認。以上、松屋町のEthnic Barでのお話でした。

(於:中央区) 春巻きは割って撮るべきやった。これやとただの玉子焼き…

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