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2023年2月

2023年2月28日 (火)

縦型室外機の横置き? 否々それもありの様で。

 立派なお屋敷に古い室外機。錆びて溶け込む様子に惹かれて一枚。
Kenkorotary10  かなりの年代物。どこの製品なんやろと写真拡大して見るも社名なり商品名も見当たりませんなぁ…と見ているうちに、あっ、これはあれちゃいますか、珍品!縦型室外機のあれ。
 きっとそうやわと改めて見比べるとこれ、三洋電機の“健康ロータリー”の室外機ですわ。そうか…“縦型”やと思い込んでいましたが実のところは“縦でも横でも設置オッケー”やったんですね。ここはともかく、日本の住宅事情を思うと縦横どっちにも置けるというのは有り難いこと。さすがサンヨー、ええとこに目をつけてはったんですなぁ。SANYOブランド消滅から12年、その創意工夫はPanasonicに受け継がれているんでしょうかねぇ。

(於:東大阪市) 横置きもええけど…やっぱり縦の方がかわいいな。

※関連記事:
縦型室外機、ふたたび。』 2022年10月 記
珍品?縦型室外機』 2019年3月 記

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2023年2月27日 (月)

駐輪場と化した小径、アーケードの下。

 立派な商店街はともかく、寂れ商店街のアーケードは何とも侘しいもんを醸し出していてええ感じとも言えるしつらいもんやとも思うしって感じです。
Smallarcade1 Smallarcade2  昭和も遠くになりにけり…な風情。そういう部分だけやなくてこのこぢんまり感がまたよろしいかと。残された(?)雨どいがこれまた物悲しくて。
 忘れ去られた街の一角の様でそうでもない駒川商店街から枝分かれした小径。全天候型の駐輪場と化して…何か妙な図。

(於:東住吉区) ここの立ち呑み屋も、長いこと行ってへんなぁ…

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2023年2月26日 (日)

12年半ずっとヒョロヒョロの街路樹

 街路樹にしては…ヒョロヒョロ。
Hyorogi1 Hyorogi2  そもそも“街路樹”なんかいね?な貧弱さやなぁと思うも根元見れば小石で囲われていて…街路樹ですわな。
 しばらく歩きますと“サルスベリ”と記された名札(?)が書かれた本格的な街路樹が並んでいました。木肌の風合いからしたら、このヒョロ木もサルスベリなんでしょう。
 しかしまぁ何とも細い木。あまりの細さに同情するお方がいる様で添え木までしてもろて…やのにそれを咥え込んで不義理なヤツですなぁ。
 一体いつからここに植ってるんやろとストリートビューで見ますと、2010年の画像でも確認できました。その時もやっぱりヒョロ木。12年半経ってこの生長の遅さは何なんでしょうかね…と、ちょっと上から目線でこいつを見るも…「この木とワシ、何が違うねん」。いやほんま、小根が全然成長してへん我がを思い返すことに。そう思うと、かなり愛おしく見えてきました。

(於:高槻市) まわりから構ってもらってるところにも仲間やわぁと感じる。

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2023年2月25日 (土)

昭和なプラ看板 286 ● ナショナル照明と電気工事

 かなり色抜けするも、それも味のうちかな。
Nsdk1 Nsdk2 当たり前ながら電気工事屋さんにそれはありました。“家”のシルエットの中に必要な文言が入ってるのがシャレてるなと思う様な昭和やなぁって感じがする様な。まぁそんなことよりナショ文字全開こそがこのプラ看板の味わいですねんけどもね。
 いわゆるNマークも独立していてそれもええ感じ。個人的にはこのマークは“松下電器産業”の方のイメージが強く残っていますが松下電工もどっぷりこのマークが“顔”やってんなぁと改めて知りました。
 ちょっと前…と言ってももうかなり前、雨どいやら便器など建材もが“パナソニック”に変わることにとても違和感を覚えましたけど、それらに“Panasonic”と刻印されていてもあれこれ思わなくなってますわ。ま、そんなもんですかね。

(於:高槻市) ま、“ソニー生命”とか“ロッテホカロン”も変ちゅやへんやわな。

※関連記事:
昭和なプラ看板 259 ● 松下電工 照明と電気工事』 2022年4月 記

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2023年2月24日 (金)

イシイアツコ展 “personal reality show 18”

 某仕事先のお方よりある展覧会の案内状が届きまして、正味の話は「行っとかんと」な動機で仕事帰りに訪れるとこれがあんた「ええなぁ」で一点売ってもらいました。
Ishiatsu  案内状の世界にはもひとつピンとくるもんがなかった(失礼!)んですけど、行ってみたら「わっ、好きやわぁ」状態。中でも4cm角くらいの小さな版画がどれもこれも素敵…なはず。“はず”と付けたのは…老眼で細部がわからなんだから。そっか…デスクワークの時だけ老眼鏡が必要って段階はもう済んでいたのか…って話はどうでもよろしいですね。
 そもそも小さい“ちんまモン好き”やというのもあるんですけどその小さい世界に“可愛い♡”と“毒”が共存してるのがたまらんええなぁと思った次第。ある意味人間の根源みたいなもんの表出なんかもなぁとか思いつつも言語化するとまぁ何とも薄っぺらいニュアンスになるのでこの辺で。
 フランス在住の作家さんということくらいしか知りません。まぁ何しかええモン鑑賞させてもらいました。あっ、もっと普通な(?)大きさの作品もたくさん展示されていたことを付け加えておきます。紹介してくれた某氏もイシイ氏も画廊のお方もおおきに有り難うございました。

イシイアツコ展“personal reality show 18” 2023.2.21(火)~2.26(日) 於:ラッズギャラリー

  「何ぞ感想を述べんとアカンかも」と思うとついつい近年画廊から足が遠のいて…

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2023年2月23日 (木)

戸袋6つ全部違う意匠の文化住宅

 まずはこれをご覧頂きましょうか。
Tob1 Tob2 Tob3 Tob4 Tob5 Tob6  モルタルの戸袋には大概意匠が施してあってまぁ“◇”のは「とりあえずこれでええやろ」的な感じがしますが、この文化住宅はご覧の通り道に面したすべての戸袋に違う意匠が施されてあります。それぞれにええ感じ。施主さんの想いに応える左官屋さん…ってところでしょうかね。淡い桃色がまたええ味出してますわ。
Tobya

 アルミサッシが普及してこの手の戸袋は新しくつくられることはもうないでしょう。それは左官屋さんの腕の見せどころがなくなるってことでもあるのかもしれません。ちょっとした遊び心が生かせるところがないと…。効率優先もまぁ、必要ではあるんでしょうけど。

(於:八尾市) 目立たん裏手の戸袋は意匠なし…それも大事かも。

※関連記事:
長屋の袖壁、粋な意匠。』 2023年1月 記
4つの窓にそれぞれの面格子…やが。』 2012年6月 記 

※モルタルに意匠の関連記事:
戸袋に“瓢箪と盃”、居酒屋の。』 2023年2月 記
戸袋に意匠ふたつ、□と◇。』 2022年2月 記
戸袋に折り鶴、ス万ヤ添え。』 2020年10月 記
戸袋の“梅に鷹”
2019年9月 記
戸袋に、打ち出の小槌。』  2016年4月 記
戸袋4つにトンガリ意匠4つのモルタル家屋。』 2012年2月 記
モルタル壁の打ち出の小槌と小判』 2011年12月 記
戸袋の意匠、◇形3つ。』 2011年7月 記
モルタル壁のエビ』 2009年8月 記
モルタル壁のツルとカメ』 2009年8月 記

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2023年2月22日 (水)

グレーチングに根を下ろすも…

 ちょっと変わった図。
Gratingtree1 Gratingtree2  ま、会所枡からフタの隙間を超えて生長したってことなだけですけど、何ともグレーチングが土かの様な幹っぽさがよろしいなぁ。
 落葉樹の様ですっかり葉を落としていますが…と記しつつストリートビューで過去見ますと冬でも青々と茂ってますわ。その感じモチノキっぽいもののわかりませんでした。
 ちなみに後ろに生える木もモチノキっぽいですが、こっちはプランターから大地に根をおろしたみたいです。ちょっとこの隙間ではキツかったんでしょうかね。ネタにしておきながら、ちと気の毒になってきました。

(於:奈良県橿原市) よく見たら、よくぞここまでは生長できたなって感じ。

※関連記事:
安住の地見つけ勝ち誇るシダ』 2021年2月 記
グレーチングからハルジオン』 2020年5月 記
里芋か、グレーチングの隙間から。』 2018年7月 記
排水枡に木が茂ってるわ。』 2007年11月 記

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2023年2月21日 (火)

畑でフォンテーヌ 2

 またも畑でフォンテーヌっ。
…って前回の記事を知らん人には何のこっちゃでしょうけどこの案山子代わりの頭、前にも不意に遭遇したことがありまして。しかも奈良で。
Fontaine3  前回のが大和郡山市で今回のは橿原市。ストリートビューでチェックしますとここのフォンテーヌは最近現れたみたいですのでひょっとしたら郡山から引っ越してきたんかもしれませんなぁ…ってちょっと距離ありますけど。
 あれこれ思ったことは前回とおんなじってことで、ぜひとも過去記事にも目を通してくださいます様お願い致しますわ。フォンテ〜ヌぅ。

(於:奈良県橿原市) 今回はシュチュエーション的に全然気色悪なかったわ。

※関連記事:
畑でフォンテーヌ』 2020年11月 記

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2023年2月20日 (月)

橿原市曽我町、午前8時22分。

 朝イチ橿原市某所で仕事。現場はJR桜井線沿線ながら列車の本数少なすぎでめちゃはよ着くか遅刻するか…使えんわぁってことで遠く近鉄大阪線は真菅駅から現場へ。今日は雨降らんと天気予報で言ってたはずながら、なんや小雨混じりでっせ。
2302200822b  ま、傘さすほどではないわと歩くも何とも天気ヤバそげ。そんな空模様とのどかな農村風景が妙にしっくりきてますなぁ。
 久々に仕事で遠くまで来たなぁって感じ。コロナ禍以降「移動を控えよ」的世論もあってか近郊の案件がほとんどやったもんなぁ。そろそろ元に戻ってもらわんと。ネタ尽いてしまいますがな。

(於:奈良県橿原市) 帰路歩く気満々ながらタコが痛くて高田止まり。えかげん合わん靴ほかさんと。

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2023年2月19日 (日)

           車 

 ま、よくある図。
Kuruma  なんとか踏みとどまる“車”のいとおしいこと。最後のひと文字が有るか無いかで味わいのニュアンス全然違うもんになりますよね。
 ひと文字残された“車”、ストリートビューで過去を見ますとこれ“ 富 士 自 転 車”とあった様です。いまも会社は残るも外国資本。何となく残念に思うも社の歴史が引き継がれたこと思うとまだ良かったのかもしれませんね。

(於:茨木市) 右下に写るバイクもずっとこの状態の様子。時代止まってます。

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2023年2月18日 (土)

松屋町のEthnic Barで、雑感。

 “おいしい”っちゅうのはいったいどういうことなんやろと久々に思った夜でした。
 コロナ禍ですっかり足が遠のいていた立ち呑み屋さん。まわりの建物が地上げにあってるっぽいなぁと思ってましたらそのお店も3月で立ち退くらしいと知り行ってみましたら、先に書いたことを思い知らされるお店にすっかり変わってました。
Tam1Tam2Tam3Tam4Tam5Tam6Tam7Tam8Tam9 ベトナム料理中心のエスニックな立ち呑み屋さん。まぁ行く前に「コース料理になってる」と耳にはしていたんですが、出てくるモン全部何やもう説明聞いても覚えられんほど良さげで珍しい素材で調理されていて、何料理って言ってええのか状態…というよりちょっとエスニックテイスト漂う和食、かな。その味がもう繊細で染み渡る感じなんですなぁ。ひとくち目から「どやっ、うまいやろ」ではない奥深さ。お酒にワインにも合って…ってそれに合わせたお酒を用意してくれはるんですけど。
 元々料理がとても美味しい立ち呑み屋さんでしたけどその「ここ割烹(?)」な感じやなかったのでちょっとびっくり。この手の満足は…長いこと味わってませんでした。それがまた立ち呑みで…不思議な感じ。
 途中「ちょっとこれでも」てな感じで出された一品、焙じ茶の様なそれはスープやったんですがこれが“黒文字”で出汁を取ったとのこと。わずかに塩を加えたというそれは“お吸い物”でしょう。ええ、黒文字みたいなもんから出汁が取れるとは…と思うもそれなりに知られているとのことでした。なんでもしょっちゅう野山行っては食材探ししてはるみたいで、黒文字もその流れで見つけはった様です。
 ま、食材で覚えられたのはこれくらいで、それ以外にも色んなええもんを独特の感覚で組み合わせてはりました。やりはりますわぁ大将。
 一年前から移転先を探してはるそうですがまだ見つからんとか。今度も立ち呑みスタイルなのかどうなのか。いずれにしても生活圏内で再開してほしいもんです。いやぁしかし美味しかったなぁ。こういう時間の大事さを再確認。以上、松屋町のEthnic Barでのお話でした。

(於:中央区) 春巻きは割って撮るべきやった。これやとただの玉子焼き…

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2023年2月17日 (金)

哀れ添え木、樹に固執する図。

 先日の添え木とはニュアンス違うも、これも老害っぽい様に思ったり。
Rogai  役目終えるも任務に固執してこれ律儀と言うべき状況なんかもしれませんけど、死に体になってまで添い続けなあきまへんか…って、いやいや管理する人間の仕業なんですけどね。
 この状況寒々しくて何げに冬っぽい感じ…ってただ冬に見たからそう思うだけのことでしょうけれども。

(於:中央区) ま、こんな哀れな添え木を見捨てるわけにもいかんわな。

※関連記事:
生長した木に添い続ける“添え木”にあれこれ』 2023年2月 記
完全に支えてるとも言える“添え木”』 2021年10月 記
添え木、生長した木に羽交い締めされる図。』 2021年6月 記
添え木宙に浮いて足かせ。』 2018年11月 記
苗木の添え木、いつまでいるんやか。』 2013年10月 記 
 ほか

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2023年2月16日 (木)

名古屋にもナショ文字

 記事化することもないかもなぁ…と思いつつ、やっぱりいっとこ。
Maruka  昨日の記事の物件のほん近くにありました。まるまるナショ文字…ながらもひとつナショ感全開と見えないのは文字色のせいでんな。やっぱり“ナショ文字は赤でナンボ”っちゅうことで。

(於:愛知県名古屋市西区) ◯に“カ”のマークとナショ文字、かなり不釣り合いちゃう?

※関連記事:
パナソニックショップにナショ文字』 2021年3月 記
ナショ文字は赤でこそナショナル、やな。』 2019年3月 記
ナショ文字、いまだ現役!や。』 2018年1月 記
ナショナル自転車の店』 2016年12月 記
“ナショナル”としか読めん。』 2016年8月 記
“なんでもナショナル”な字体。』 2011年1月 記
ほか

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2023年2月15日 (水)

昭和なプラ看板 285 ● パイロット萬年筆,文具・ドージ算盤・三菱鉛筆

 過日夕飯屋さん探し中に歩いた商店街にこんな看板がありました。
 夕暮れやからなのかもしれませんが通りがちょっと活気がない感じでここのお店も廃業してはる風情。町おこし的賑やかしか“金のシャチホコ”のオブジェが店前にデンと置かれていて…ええんですけど正面から看板とりにくいんですけど。
Pdm  てなわけでここは名古屋。店頭の看板には左から万年筆・そろばん・エンピツの広告が。それぞれのフォントだけでも味わい深いですが、それぞれに商品が描かれているのがこれまたよろしいですなぁ。万年筆にそろばんは使った事あるな程度であんまり懐かしい気分にさせる文具ではありませんけど、三菱鉛筆の“uni”が入った筆箱の絵は懐かしいですわ。ま、“えんぴつ”というもの自体が懐かしい存在となっていますけど。
 左端の“パイロット”はインク瓶のヨコの“*”っぽい輝きがええ感じ。で、真ん中の“ドージ算盤”、これは知りません。左上に描かれたマークがこれまたええ感じでそのお子が笛吹いているっぽいので“ドージ=童子”なんでしょうなぁ。調べますれば昭和32年3月16日発行の業界紙“オフィスマガジン”に広告が載っていて、名古屋の“童子屋”というところが手がけていたそろばんの様です。
 いわゆる“プラ看板”とは違いますけどあまりにええ感じでしたので載せることにしました。何とも味ある物件、。どうやらそれなりに有名な看板みたいです。

(於:愛知県名古屋市西区) 鉛筆どころかここ近年、筆記具すらまともに使ってへんわ。

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2023年2月14日 (火)

看板文字もタイルの全面タイルのタイル屋さん。2

 昨日は煉瓦、今日はタイル。
Htt3Htt1 見ての通り屋号をタイルで記してはってええ感じ。「うちはタイル屋でっせ」と全面的にアピールしている様でどこか奥ゆかしさを漂わせてますなぁ。そこがタイルの味わいなんかもしれんなと思ったり。タイル…なぜかその存在自体に懐かしさを覚えるんですけど、皆さんはどないです?

(於:東大阪市) ”の字が少し太ゴシックすぎかも。

※関連記事:
看板文字もタイルの全面タイルのタイル屋さん。』 2018年1月 記
陶器屋さんの看板外観、陶板製。』 2017年1月 記
タイルを使うタイル屋さんの建物ええ感じ。』 2013年6月

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2023年2月13日 (月)

味わいの煉瓦壁

 ま、時折見かける図。
Bricks  ところどころ煉瓦の積み方が違うのは、本来は門やら別棟との連絡口があった跡やと思いますげど、結果的に意匠として作用していますよね。えぇ感じやわぁ…って、案外そういう目的で積んであるのかも。
 しかし何です、煉瓦造りの建屋って何でこないに経年変化で味わい増すんでしょ。コンクリやスレート葺きのそれらにはこの手の期待が持てませんけど…どうなんでしょ。過日サクッと立ち寄ったノリタケの森にて。

(於:愛知県名古屋市西区) よく見たらキタナイともとれるのに…不思議やわ煉瓦ってヤツは。

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2023年2月12日 (日)

大江橋北詰から南東を望む夕景

 本日も北浜で仕事。ですけどこれと言った発見もなかったのでちょっと前に撮ったここらあたりの写真で…って“あたり”とも言えませんかね。
2301061730  先月6日市役所での用事の後の一枚。これ午後5時半の図やこと思うと、陽も長くなったもんですなぁ。今日の暖かさ思えばほんま春近しですわ。
 この写真はあ大江橋北詰から南東の図。構図的にもそれなりに気に入ってますけどいちばんの気に入りはクルマのライトでできた橋の欄干の影がええ頃合いで阪神高速の橋脚に写っているところ。たえず変化する影の形の中で上手いこと押さえられたわいと自画自賛。ま、実際のところはたまたまですけどね。
 で、大江橋。「聞いたことあるけどどこやったけ?」な感じ。知名度において隣の土佐堀川に架かる“淀屋橋”に大いに水をあけられてます。やっぱり駅名に採用されているか否かが大きな差になってるってことですかね。バス停の名前くらいでは…全然ですな。

(於:北区) 夜景もサクッと撮れる…“相反則不軌”も死語やな。

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2023年2月11日 (土)

ギトギト電気メーター

 北浜某所で仕事終えて時間あるしと歩いて帰ってましたら…
Gitogito1 Gitogito2  電気メーターがえげつない状態に。そらまぁお好み焼屋さんの換気扇が上にあること思えば仕方ないんですけど…この状態で検針できまっか?
 右のそれは何とか確認できそうながら左のは…これは検針員のとって酷すぎ。ベンジン吹付け擦るとて、ねっとりネチネチになるだけって感じ。
 けどまぁ電気代払う立場からしたら「測れるもんやったらどうぞ」てな感じかな。その気持ち…わかるかいな。ま、あれこれ記すも何も他意はないんでしょ。けど何ですわ、もうちょっと何とかならんのですかね。

(於:中央区) 最新式のメーターは電波で使用量見てるんかもね。

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2023年2月10日 (金)

立喰み処

 “瓢箪と盃”意匠の戸袋見た昨日、今度はこんなお店に出会いました。
 “お店”と言ってもずいぶん前からやってはれへん風情。料飲店には違いないものの看板に記されたそのカテゴリーが、ちょっと特殊かもと思いまして。
Tachihami1 Tachihami2  “立喰み処”…これで何と読むのか。最初ついつい常識的に立ち呑み屋よろしく“たちみどころ”かと思い何やけったいななぁと思いましたけど、そうか、“(は)”というコトバがありますから“たちみどころ”なのですね。“食う”ではなく“喰む”ね。そのニュアンス、立ちながら質を味わうお上品なお店って感じ。まぁちょっと変わってるとも言えますけど…またも自分のアホさ加減が露呈。ま、こんなもんですわ。

(於:寝屋川市) 昨日もひょうたん、今日もひょうたん。

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2023年2月 9日 (木)

戸袋に“瓢箪と盃”、居酒屋の。

 夕刻寝屋川市某所で仕事。はよ着いて京阪は寝屋川市駅あたりを歩きますれば何げに高度経済成長期を思わせる通りが。木造モルタルの店舗もあって懐かしい雰囲気が残るなぁと感じつつ見上げると、雨戸の戸袋にええ意匠を発見。
Hyohai1jpg Hyohai2  嬉しなりまんなぁ酒好きには。そこに描かれているのは、ひょうたん。右上にあるのは“酒杯”であるかと思いますのでこれはとっくりとしてのひょうたんですわな、間違いなく。
 今はどうやら串焼き店になっているみたいですがテントにはうっすら“居酒屋”の文字が残されています。いいなぁこういうの。商いの業種変われどずっとこのままやとええですね。すっかり仕事前から呑みモード…それはないない。

(於:寝屋川市) 帰路途中、京阪の“準急”と“区間快速”どっちが先着かわからなんだ…

※関連記事:
シンプルにしてドヤっ、戸袋の \|\ 。』 2022年11月 記
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戸袋の“梅に鷹”
2019年9月 記
戸袋に、打ち出の小槌。』  2016年4月 記
戸袋4つにトンガリ意匠4つのモルタル家屋。』 2012年2月 記
モルタル壁の打ち出の小槌と小判』 2011年12月 記
モルタル壁のエビ』 2009年8月 記
モルタル壁のツルとカメ』 2009年8月 記

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2023年2月 8日 (水)

生長した木に添い続ける“添え木”にあれこれ

 過日仕事帰りに歩いた高槻は芥川。土手にはカエデかと思われる木がいくつも植えられています。春や秋の光景を思い浮かべつつ根元見れば…まだこんなもんが。
Hagaijime3 Hagaijime4  立派に見えるも未だ添え木に頼って一本立ちできてないんですね。情けないなぁ…なんてね。ちょっと小馬鹿にしつつも我がはどやねんと。改めて見るまでもなくあっちもこっちも添え木いっぱい。しかも見えん状態で絡まりまくり。真の一本立ちっちゅうのは…どうやら無理っぽい様に思えてきました。まぁ“三生”ほどあったらそう成れるかなぁと一瞬思うも、そう言う問題やないなと。さっさと現状を受け止めた方がええんかと思う様なそやない様な。

(於:高槻市) “自立”っちゅうのはカンタンなコトバながら…難なもんや。

※関連記事:
完全に支えてるとも言える“添え木”』 2021年10月 記
添え木、生長した木に羽交い締めされる図。』 2021年6月 記
添え木宙に浮いて足かせ。』 2018年11月 記
苗木の添え木、いつまでいるんやか。』 2013年10月 記 
 ほか

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2023年2月 7日 (火)

たそがれてなおナミイタたそがれる

 日が暮れて部屋のあかりが染み出して…何げない日常は窓の向こうにも流れているのかいないのか。そんなことぼんやり思う日暮れのひととき。
Tasotaso1 Tasotaso2  たそがれ時はたそがれたモノを炙り出す…錆びたナミイタに自分を重ねてちょっとしんみり。ま、ピカピカにはない味わいも捨てたもんやないやろと強がって生きるしかないかいな。
 思えばまだ錆びサビにまで至ってへんくせに何をゴチャゴチャ記してるんやか。錆びたナミイタ如きで話つくりすぎ…ガキでんな。

(於:東大阪市) 一生、“味”なんか出ん気がしてきた…まずいな。

※関連記事:
ポスト錆びサビ、ナミイタ錆びサビ。』 2021年6月 記
南住吉三丁目10の錆サビ』 2020年10月 記
錆びたナミイタ、Hのエントツ。』 2020年1月 記
東大阪市若江南町五に残る錆びた昭和』 2011年2月 記
ほか

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2023年2月 6日 (月)

薄暮にうっすら“おたふく”、午後5時50分、船場。

 薄暮の船場。窓の向こうに灯るあかりに人々の営みを思い…ええもんやなぁと一枚二枚。
Otfk  都会の景色やなぁと眺めているも、徐々に気になる“おたふく手袋”の広告塔。ライトアップされることもなく闇に消えゆくおくゆかしさ…よろしいなぁ。
 おたふく手袋…何げに認識するももひとつ知らんなぁと調べますれば和歌山発祥の軍手を扱う会社とか。箕面の船場に本社を構えてはるところを見るとかつてはここ船場で商いされていた関係でここに看板を掲げてはるんでしょうかね。
 異彩を放つ“おたふく”。地味でいて挑戦的にも見えてきます。えぇでえぇで、これからもさりげなくしっかりここでアピールし続けてほしいもんです。おたふく手袋、興味あるお方は“はたらくヨロコビ”というサイトにある記事“Vol.5【軍手】おたふく手袋”をぜひ一読してみてください。なかなか勉強になっておもしろいです。

(於:中央区) この看板、北と東面だけ。阪神高速の利用者だけにアピールってことか。

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2023年2月 5日 (日)

昭和なプラ看板 284 ● フジサワ会の店

 京の町家は風情があってプラ看板までええ感じ。ここ、かなり以前に廃業されているみたいですけど、プラ看板だけは残されています。
Fujisawa1 Fujisawa2  青・黄・赤で記された“”のマークも懐かしなりましたね。マーク下には“フジサワ会の店”、要するに藤沢薬品工業の特約店やったったということでしょう。
 藤沢薬品工業は1894年に大阪で創業、道修町に本社を構えてはったものの2005年に山之内製薬と合併してアステラス製薬となり消滅し、今ではすっかり東京の会社になってしまいました。同社は市販薬から撤退したため、オイラックスやらノイビタ、ピロエースは第一三共ヘルスケアからの発売になり、創業当時からの藤澤樟脳は近年製造販売がなくなったとか。とは言えまだ在庫があるのかネット上では販売されてますのでどうぞお急ぎください。

(於:京都市中京区) 藤沢薬品とか川崎重工とか…それらが地名で向こうの会社やと思てた時期がある。

※関連記事:
昭和なプラ看板 246 ● エスエスチエーン』 2021年11月 記
昭和なプラ看板 21 ● 中外友の会』 2009年2月 記

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2023年2月 4日 (土)

味な銘板、そばに柊鰯。

 昨日は高槻市某所で仕事。せっかくですから酒蔵情緒味わって帰ろとひと駅歩いて摂津富田へ。昔ながらな酒蔵に杉玉ひとつ。あれっ、茶色いまんまやなぁと思いつつも目についたのは、こっち。
Hiiiwa1 Hiiiwa2  それは柊鰯。さすが伝統ある造り酒屋さんですなぁ…ってのは帰宅後気づいたこと。本当のところは柱に打ち付けられたアルミ製の銘板が何とも味わい深いわぁとそっちに惹きつけられたのでした。
 柊鰯…自分の生まれ育った環境にはこれを玄関に飾る習慣はなくまぁ古都で何ぞの呪いとしてやってはるんやろ程度にしか知らなんだんですけど昨夜、巻き寿司と共に「イワシも食べんと」と食事しつつ「ん?そうか、それでイワシの頭とヒイラギ飾ってあってんや」と気づいた次第。何も知らん…恥ずかしいことですわ。
 実家の庭に数年前、勝手にヒイラギが芽を出し順調に育っています。これは時期的にもそのトゲトゲ具合的にも父親の生まれ変わりやと信じているんですけど、それがもっと一人前にまで生長したら、柊鰯をしよと決めました。とは言え…めっちゃ生長遅くてホンマにできるんやろかと思ったり。ま、ちょっとした目標ができて何げに嬉しい思っています。

(於:高槻市) イワシ食べた言うても“イワシのフライ”…効力半減ちゃうか。

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2023年2月 3日 (金)

葉付き梅花で、節分。

 2月の絵はさっさと先月から描いていた様子。ズボラもんのお子にしては珍しいこと。きっと皆さまからの反応に気をよくしてしてのことでしょう…知りませんけど。
202302  で、これ。今日を描いてくれています。なかなかぱっと見が華やかでよろしいです。ええとこいろいろあるもやっぱりこの鬼、怖くもなく可愛くもないですけど妙な愛らしさを秘めてまっせ。なぜか三次元的に見えるのは腕がええから…とはちょっと違う気がしますね。
 で、ですわ。右の花、これが何なんかがわからんのですわ。さっぱりわからん…で、うちのひとに訊くと「それ、梅ちゃうん梅の花」。花つけて葉っぱも青々…そうか、こんな梅もどっかにあるんでしょうなぁ。勉強になるわ…とか何とか。ま、豆盛った枡が一応木を組んだ様に描いているので良しとしといたってくださいな。

  巻き寿司の具は…ハムでんな。

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2023年2月 2日 (木)

手すりはビニールハウス

 ふと見上げると、窓の手すりが真空パック状態…って言い過ぎですけど。
Vinylhouse  透けて見えるはたくさんの鉢植え植物。てなわけでこれ、ビニールハウス。小ネタも小ネタやなぁ思うも、何となくスルーできませんで。

(於:東大阪市) 所狭しと並べられてその数30ほど。重み大丈夫なんやろか?

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2023年2月 1日 (水)

シマトネリコ、街路樹化。

 今日の現場は深江橋。地下鉄移動やと思うも「いけるな」と徒歩移動。平野川渡ったらすぐ左手にええ感じの木が一本。
 お店との取り合わせの美しさに朝の光が清々しい雰囲気を演出してるって感じですなぁ…と、しばし愛でつつ根元を見れば、勝手に街路樹化した物件ですわ。
Shimatoneriko1 Shimatoneriko2  これはシマトネリコですかね。何げに涼しげでええ木やなぁと思うも至るところで自生しているのをみると、なかなか手強い木ですわ。庭に生えてきたら、さっさと抜きますわ可哀想やと思わんでもないですが。
 植木鉢突き破る物件、よく見てるとそこら辺にあるっちゅうことで皆さんももう飽いたやろとは思いますが、今後ともこの手の物件ネタにもお付き合いのほどよろしくお願いします。

(於:東成区) この前以前より何度も通るも…クルマでは気づかんもんでっせ。

※勝手に街路樹関連記事:
元々鉢植えにして柿みのる街路樹』 2022年9月 記
さくら一本、鉢割り路面に根を下ろす図。』 2022年4月 記
小径の街路樹、じつは鉢植え。』 2020年5月 記
鉢植え卒業、勝手に街路樹化してるシェフレラ。』 2019年6月 記
鉢植え卒業。地植え化したビワの木。』 2012年2月 記

発泡スチロール突き破って隙間から大地に根を下ろす木。』 2011年12月 記
違法街路樹』 2008年3月 記

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