火の用心 カンカン
「火の用心 カンカン」
思うところあって今冬、人生ではじめて年の瀬恒例町会の夜警に参加しました。
前日に詰所の設営があり、それは毎年手伝いに出てまして今年も行ったんですが、気がつけば年々あの顔この顔を見かけなくなって「さぁ明日何人出てきてくれるやろ…」とあるお方がポツリとおっしゃいまして「…そやなぁ」。何げにもう出来上がっているコミュニティに顔を出すのも気まずいしと遠慮していたんですけど、もうそんなこと言うてる年齢でもないわと詰所での雑談と夜まわりにも行ってみた次第。で、結果は「面白かったぁ」。
何が具体的にどう面白いかって言う説明つくもんでもなくただ漠然と「…ええもんやなぁ、地域のゆるい繋がりって」な感じが心地よくて。ま、それ以外に“夜警”ってことで普段入り込むと不審者やと思われる様なドンツキの路地なんかもに堂々と入って「火の用心 カンカン」。それなりに大きな声出して気分もスッキリ…って、令和の世では住民には迷惑なことかもしれませんけどね。
昔から続いてきた町内行事のひとつですけど…これからどうなるのか。なんかあと数年で滅びるんちゃうかなぁと思わんでもないんです。夜になるとチャルメラが聞こえたあの頃が懐かしい様に“火の用心 カンカン”もひっそり聞かれない様になるんでしょうかね。
とは言え私はがんばりますよ…と言ったところで町会としてヤメよとなるとその時点で終わってしまうでしょう。引いて見ると年明けると令和も5年になる訳で、夜警が続いていることの方が不思議なんかも。それでもしばらくは“リアル昭和体験”として残ってもええんとちゃいますかね。皆さんも地元町内でカンカンと拍子木たたいてまわってみませんか。ちなみの掛け声は「火の用心 致しましょう・戸締り用心 致しましょう」。この“致しましょう”に自分が属する町の味わいを思ったのでした。
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