いかるが牛乳の牛乳箱
何といっても光まわりがきれいです。
旧家の門にいかるがの牛乳箱。いかるが牛乳絡みの記事にはいつも触れますが同じいかるがでも“いかるが牛乳”と“いかるが乳業”の2社があって前者は“かるちゃん”でお馴染みの会社で分家、後者が本家。ここにあるのは“◯に鵤”のマーク。いつもお世話になっている漂流乳業さんのサイトによりますとこのマークは本家のいかるが乳業の商標の様です。ちなみに分家のかるちゃんの方は“◎に鵤”とのことです。この牛乳箱のあったところが平野区であることを思うと、同地に本社を構える本家のいかるが乳業のもので間違いないでしょう。
で、ですよ。記事化しよと同社のHPを見ますと…何と今夏で会社を畳んだ模様。そこには“廃業”とは記されていませんが、どうやら事業を停止、製造ノウハウに商標は2016年より親会社となった昭和化工が引き継いだ様です。そうそう、それでそこにあるのが“いかるが牛乳®は、当社いかるが乳業の登録商標です。”の文言。と言うことは“株式会社いかるが牛乳”は“いかるが牛乳”の名では商売できないんでしょうかね。
HPが残っている上、”いかるが乳業、しばしお別れ”の文言がそこにありますのでいずれ時代が変わったらまた“ふたつのいかるが”が市場を賑わすことになるかもしれませんね。
ちょうど先日“サクマ式ドロップス”でお馴染み“佐久間製菓”の廃業がニュースになったところ。こちらも同根の“サクマドロップス”の“サクマ製菓”があって…なんともよく似た話ですなぁ。もちろんこっちも両方あってナンボ、いつの日か復活したらええですね。
(於:平野区) いかるがは“鵤”。イカルとも読みこれが鳥の名前とは知らなんだ。別名マメマワシ。
※いかるがの関連記事:
『X X いかるが牛乳 …』 2022年11月 記
『本店 いかるが牛乳の牛乳箱』 2022年4月 記
『いかるが牛乳の牛乳箱』 2021年12月 記
『空家のかるちゃん…』 2021年7月 記
『昭和なプラ看板 91 ● いかるが牛乳』 2014年5月 記
『牛乳と乳業、どっち本家?…いかるが牛乳のはなし』 2009年5月 記
『かるちゃん…痛々しげ。』 2008年3月 記
『岡崎牧場の牛乳箱』 2021年8月 記
『グリコ牛乳の牛乳箱』 2021年8月 記
『明治牛乳の牛乳箱』 2021年8月 記
『寺西牧場の牛乳箱』 2021年4月 記
『保証牛乳の牛乳箱』 2019年1月 記
『川並牧場の牛乳箱』 2019年1月 記
『松野牧場の牛乳箱』 2018年6月 記
『中野牛乳の牛乳箱』 2018年5月 記
『八幡牛乳の牛乳箱』 2018年3月 記
『古澤牛乳の牛乳箱』 2017年11月 記
『とよた牛乳の牛乳箱』 2017年8月 記
『泉南牛乳の牛乳箱 2』 2017年5月 記
『縦用の横付け、明治の牛乳箱。』 2017年5月 記
『“日の丸牛乳”笠井牧場の牛乳箱』 2017年5月 記
『“山は冨士 乳は三國”三國牛乳の牛乳箱。』 2017年5月 記
『クロバー牛乳の牛乳箱』 2017年5月 記
『綜合乳販の牛乳箱』 2017年3月 記
『“内外きよめて心を一致”に“ミルクニューキン”』 2016年11月 記
『家屋に溶け込む激シブ牛乳箱』 2016年6月 記
『雨上がり 湿気染み込む木造家屋 ええ感じ』 2015年9月 記
『牛乳箱の余生 -- 植木鉢として』 2017年5月 記
『クニイチのミルクヤの牛乳箱』 2014年10月 記
『泉南牛乳の牛乳箱』 2014年2月 記
『片岡の牛乳箱の下に、明治のフタだけ貼ってある。』 2013年12月 記
『牛乳箱、郵便受になったらゴミ箱に…』 2012年5月 記
『木造家屋に牛乳箱ふたつ』 2012年3月 記
『ビクターエアコンと牛乳箱、馬場牧場の。』 2011年9月 記
『“市電今里終点”と記された牛乳箱。』 2011年7月 記
『京阪牛乳でみな元気っ!♪』 2008年3月 記
『太田牧場の“生”牛乳 ♪』 2007年9月 記
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