山国ぶどう園のブラックビートにクイーンニーナ
過日、はちみつのことを記しましたが、それを手掛ける山国ぶどう園さんが直売所を設けはるとのことで早速行ってきました。
茶の湯の稽古終えて昼前にお店へ。何や人影ないでと思いますれば早々に完売とのこと。「えっ?」と思ってますればまだ少しあるかもとのことで「採りに行こか」とお声がけ頂き山の方へ。ところどころ立派に実ってまっせ。
「自分で選ぶ?」と言われましたけどそんなんね、本職のひとに選んでもらうのが正解に決まってますわと黒いのと赤いのひとつずつ指示してもらった上で自分で狩らせてもらいました。
ひと房ひと房紙袋に包まれていて何で包んであるのかと言うと「カラスに突かれへんため」とのこと。ここでもカラスは悪いことしてけつかります。「けどまぁ人間だけが地球上に生きてる訳ちゃうもんなぁ」と言うと「そやねん」。返事ひとつにも人柄が出てます。よく見ると全面覆われた房と上部だけのものがあります。その辺も訊きますと「全部覆ってるのは高級品種で上だけのは大衆品種」とのこと。今回頂いた黒と赤は前者の方。「ひと房1,000円以上するけどええ?」って…もちろんですよ。ちなみに高級2種は“ブラックビート”と“クイーンニーナ”で、後者は“マスカットベリーA”。初めて耳にする高級2種…期待が持てまっせ。
家に帰って一日冷蔵庫で冷やしてさぁ味わいましょう高級ぶどう。
まずは“黒”。味濃いと言うか深いと言うか…濃い美味さが…よろしいなぁ。適度な酸味と皮あたりにある渋みがこれまた口中を洗ってくれると言うかなんというか。その辺も含めて好きな味わいですがお子様はこの渋味がちと苦手かもしれませんね。
次に“赤”。ちょっと皮を剥きづらいんですけどこれは皮ごと食べられるとも言える感じ。で、味はと言えば…「わぁーこれおいしいー」な感じ。どんな感じやねんって…うん確かに。フレッシュなみずみずしさ。酸味控えめで「甘いわぁー」。もちろん上品かつ奥行きを感じさせる甘さです。食べ比べると“赤”の方がキャッチーで目立つ美味さかなぁ。“黒”はちょっと“いぶし銀”的魅力を備えてる…そんな感じでした。
後日、中河内農協の直売所にて激安で買ったマスカットベリーAも同時に味わいました。するとその激安も美味。ほんとうにおいしいです。が、高級2種は美味しい上に味わいが…深いその違いですかねあえて言語化すると。その深さは“気品がある”と言えるのかもしれません。まぁ何しか山国さん手掛けるはちみつに通じるモンがぶどうにも感じられたのでした。もちろん品種固有の味わいがあっての話なんでしょうけれどもね。
今回教えてもらって知ったことは“ぶどうは追熟しない”ってこと。と言うことは収穫直後がいちばん新鮮で美味しいってことですよね。これは府下にぶどうの産地がある大阪人の特権であるわけですね。よっしゃ、今度は“ぶどう狩り”で楽しむことにしよっと。こっちは“マスカットベリーA”だけみたいですけど、お子共々とても楽しみであります。
(於:柏原市) どうしても酒ヤメなあかん様になったら果物に楽しみ見つけよと近年思うわ。
※関連記事:
『山国ぶどう園の百花はちみつ』 2022年8月 記
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