PRISM Presents “和田アキラ追悼コンサート”へ
『PRISM Presents “和田アキラ追悼コンサート” Our Everlasting Love of Akira Wada』を見に川崎のクラブチッタへ。
和田アキラさん、昨春にこの世を去らはるも何をどう書いてええのかとここで取り上げることもできずにいましたが、氏の追悼ライブがあると知り、これを期にちゃんと記すつもりでいましたが…ますます書くことが困難になりました。
残された現メンバー(木村万作、岡田治郎、渡辺チェルの各氏)に存命の旧メンバー(渡辺建、久米大作、森園勝敏、中村哲の各氏)と4人のギタリスト(是永功一、SUNAO、ISAO、養父貴の各氏) +バイオリニストひとり(壷井彰久氏)という計12人が曲ごとに入れ替わり立ち替わりの演奏…あ、オープニングでアキラ氏本人も映像で参加でしたので13人とカウントすべきかもしれませんね。
どれもこれも素晴らしい演奏で…私自身は正直なところ悲しいと感じるより凄いなぁかっこええなぁええ曲やなぁとやっぱりプリズムやわとずっと感動しっぱなし。4人のギタリスト+バイオリニストにはもう何と言うか、ええ音聞かせてくれてはった頃の和田アキラが乗り移ってるんちゃうかというくらいに演奏に、スピリッツにそう思わせるもんがありました。ちなみに森園さんは…森園さんでした。もちろんええ意味でです。
ほぼ全曲がアキラ氏作曲によるナンバーながら、泣かせどころでは渡辺建氏の曲が用意されていて…やっぱりこの人ですよプリズムは。演奏されたのは“Memories of you”、“Farewell”、そして“Unforgettable”の3曲。プリズムを代表するこれらの楽曲は曲名からして今夜のためにあったのかと思わずにはいられません。ちなみに“Memories of you”では建さんはスクリーン上で弾くアキラさんに何度となくアイコンタクトを送ってはったのが印象的でした。
初めてプリズムを知ったのが中学2年生の時。ブルースもわからんくせに思いっきり背伸びしてエリック・クラプトン氏のコンサートに行き、さぁ登場かと思ってましたら「皆さんこんばんは、プリズムです」とあって前座の演奏が始まりました。前座があるとか全然知らずに行って耳にしたその音楽に「これやっ!探してた音楽はっ!」と大盛り上がり。以来ずっと聴いている…えっ、もう半世紀ほどになるんですなぁ。ちなみにそのコンサート、本編のクラプトンの方はウトウトしてましたわ。えらいもったいないこって。
楽器弾けませんし音楽のこと何も知りませんけど、何らかの形でプリズムは山本龍造の人格にも影響してることでしょう…いや、どうなんでしょ。まぁ変に時流に合わせんというスピリッツは受け継いでいるかもしれませんか。
さてプリズム。看板であり創立者だった和田アキラ氏を亡くしオリジナルメンバーがいなくなってこれからどうやっていきはるんでしょう。あまりに今夜のライブが良かったので解散せずに続けて行ってほしいなぁと心より願うのであります。とは言え、ベンチャーズみたいになってほしないなぁってものあって。でも、残された3人に守りの姿勢を感じませんので大丈夫かな。これからも応援していくことには違いありません。おおきにアキラさん。ええ音楽をええ音楽家を教えてくれたことにも感謝しております。
(於:神奈川県川崎市川崎区) いまだやってはるクラプトンさんもたいしたもんやとは思うわ。
※関連記事:
『“PRISM−岡田治郎+渡辺建”ライブ@茨木麦音』 2017年9月 記
ほかカテゴリ“音楽”にて。
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