五月晴、桜花に新緑、左京区広河原尾花町。
小旅の二日目は琵琶湖一周でも…と思うも道路めっちゃ混んでまっせ状態でさっさと諦めて亡き父が若き日に研究のため何度も訪れたと話していた芦生の森へ行くことに。その道中ええ景色だらけ。自然林も人工林も集落の様子も春の光も手伝って…素晴らしすぎ。山間部のここらは平地とどれだけの寒暖差があるのか、まだまださくらも満開で…っても八重桜ですけどもね。 どうです!めちゃきれいっ。まさに五月晴れの午後って感じ。こういう景色はひとを素直にさせるもんです…って、何のこっちゃですけど。そんなこと思ってましたら言いますうちのひと「何か八重桜見るといつも“さくら餅”を思い出すわ」と。「え?」に「ほら、茶色い葉っぱ出てて花は濃いピンクで」と。あぁ、ほんまやほんま。なるほどね。ちなみにうちのひと、さくら餅は嫌いやそうです、特に関東で言われいているさくら餅の方が。何か気の毒でんな。
で、何で父親から芦生の森のことを聞かされていたかというと、「研究のために木を一本切り倒したことの何とも言えん罪悪感めいたものが今もこころにある」ということで。あぁ…なんかわかるなぁ。思えばスーパーや肉屋さんでお肉買うから何とも思わん訳で…ね。ちょっとちゃいますか…いや、どうでしょ。
まぁただ「行ってきました」程度の滞在でしたけど、「父が申し訳ないとずっと思てました、すいません」と森に向かってそんな気持ちを伝えて次へ向かいました。思えば…親父にも若い日々があったんやなぁとしみじみ。
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