昭和なプラ看板 262 ● 灘の生一本 泉正宗 たばこ
いわゆるプラ看板とはややニュアンスが違うのが、すっかり色褪せ建屋に溶け込んでます。
泉正宗。酒名と言えば髭文字が当たり前の時代から特長あるゴシックで勝負してはるのがかなりユニークですわ。その上には“灘の生一本”の文字。これも懐かしいですね。「純米かつ自家醸造酒でなければ“生一本”とは言えん」とのことでここ何十年はなかなか“灘の生一本”を何げに使うことは許されてない様でたいてい“灘の清酒”等のコトバに置き換わっています。
かつて何度か記しましたがこの泉正宗の泉酒造さんですが2007年の自家醸造再開以降、自前で手掛けたお酒は“仙介”など新しい銘柄で出されていて、この“泉正宗”ブランドのものは親戚筋の他社が醸したお酒が詰められている様です。ちなみにどちらも美味しいお酒。かつて…って、もうかれこれ30年以上前に関西煮肴に呑んだラムネ色の瓶に入った特級酒の個性的な味わいがすっかり影を潜めているのが何となく残念とも言えますか。ま、もちろん今の泉正宗の方が洗練されてるんですけどね。
で、泉正宗と言えばやっぱり“泉正宗マンボ”ですよね。ラジオ関西で流れなくなってもう何年になるんでしょ。ソノシートを再生したというフルバージョンのそれがYouTubeにアップされていましたのでみなさんどうぞお聞きください。あっ、そう言えば“たばこ”も書いてあったんですな。ま…こっちはスルーしときまっさ。
(於:東住吉区)
そう言えば半世紀前に父親がカローラ買った時にCMソングのソノシートもらったなぁ。
※関連記事:
『塩粒うに+灘の生一本“仙介”の燗…旨っ』 2009年1月 記
『関東煮三昧の週、〆は関西煮で。』 2008年4月 記
『関西煮と泉正宗と仙介と…』 2008年1月 記
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