« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

2022年5月

2022年5月31日 (火)

ブロックの隙間部分は幹か根か

 あちこちで大きな葉っぱで光合成…これは桐でしょうかね。
Kirine1 Kirine2 Kirine3  法面ブロックの僅かな隙間にもちゃっかり根を下ろしてその生命力というか繁殖力の強さにはちょっと脅威すら感じるってもんです。
 「あ、ここにも」と思いつつもちょっと立ち止まってよく見ますれば、ブロックの直線の隙間にまっすぐ木が詰まってます。「こんな細いところにまで…」と感心しつつ「これは幹か?根か?」どっちなんでしょ。
 まぁ根っこなんでしょうかね。やとしたら根っこがまっすぐってもはかなり変わってますよね。そう考えると幹かなぁと思ったり。幹やとすると細い幹でこれまたなんともバランスの悪い…
 ま、どっちにしてもそれなりにマヌケなビジュアル。地味ながらその旺盛な生命力のおかげで出来上がった天然の造形美ってことですかね。まぁ“美”かどうかは見る者次第ですけども。

(於:兵庫県猪名川町) こういうところに根を下ろされるとなかなか根絶できませんで。

※関連記事:
初夏に増殖する大きい葉のアイツは…』 2017年6月 記

| | | コメント (0)

2022年5月30日 (月)

業界団体の会館 122 ◆ 淀川料飲会館

 ちょっと時代がかって昭和チック。
Yrk1 Yrk2  淀川料飲会館、その名の通り淀川区の料飲店の集まり“淀川料飲協同組合”の会館…ではありますが平成2年に合併の末現在、正式には大阪飲食同業組合淀川支部の事務所としての会館の様です。
 ま、見ての通り“会館”とは言うものの実際のところは雑居ビルてな感じで事務所は4階に設けられ…と記しつつ写真を改めて見ますれば4階とは屋上に建て増しした風情のところの様に思われますが定かではありません。その“4階”部分には扉もありますけどここからの出入りはキケン…は、どうでもよろしいか。
 で、ですわ。“料飲店”ってのは“飲食店”とどう違うんでしょうかね。調べるももひとつわかりませんでした。後者は素人が、前者は業界の人が使う同意語やないかとも何げに思うも…どうでしょ?

(於:淀川区) 思えば“飲食”という言葉は使ても“料飲”は…単体では使わんなぁ日頃。

| | | コメント (2)

2022年5月29日 (日)

本家の幹伐られるも分家で復活の木

 三日前、所用で森ノ宮へ。二時間ほどで用事も終わり外へ出ますと清々しいええ天気。気持ちええわと公園へ向かいますれば片隅にこんな木が。
Bunke1 Bunke2  ひこばえで生命維持を試みる図はよく見るも、この様に根っこの別の部分から別モンとして復活を遂げているのは…まぁこれも見かけることありますか。それでもここまで見事に再生しているのは珍しいのではないでしょうか。
 ストリートビューで見ますと2010年の時点ではまで本来の幹がどっしり構えていますが、2013年には伐られてしもてます。十年ほどでここまでの復活…我がの十年を振り返ってもそないに変わらん(つもり)ですけど、お子の成長を思えば…それなりの年月。まぁ絵は変わりませんけどね。さっきまでの用事の内容とついつい重ねて見てあれこれ思ったのでした…って、これでは何のこっちゃですわな。すんません。

(於:中央区) 造形的にもカッコええ木や。

| | | コメント (0)

2022年5月28日 (土)

で、カレンダーの挿絵、5月は。

 カレンダーの挿絵、今月再びやっつけてまっせ。
202205  しかもこれ描いたのが今月の下旬も下旬のつい最近。せんどあちこちで鯉のぼり見たかと思うも「何なん」なやっつけさ。何か一見“鯉のぼり”風の別モンかもしれまへんなぁ。
 まずは吹き流し、これがいちばん下に来てますけど、これは絶対一番上。まずそこが気になりましたけど…そやっ、これやったら母子家庭やん…とオッサンの存在感の薄さを思い情けない気分に一瞬なるもこれこそ“令和な図”何かもしれませんで…そう考えると案外社会の現状をちゃんと考えて描いたとも言えまんなぁ。まぁ何でもよろしいわ、今月中に描かはっただけでも上出来か…はぁ。

ほんまに成人してるんかいな…

| | | コメント (0)

2022年5月27日 (金)

空家風情の家屋、解体のブリキ看板。

 空家やと見ると、貼っていかはるんかなぁ。
Nkk1 Nkk2  「ほな、ここに頼もか」となるかね?

(於:兵庫県川西市) 許可もらって貼ってるとは思えんのやが。

| | | コメント (0)

2022年5月26日 (木)

昭和なプラ看板 263 ● サントリービール〈純生〉 販売中

 サントリーのビールと言えば…プレモル?モルツ?否々、“純生”や。
Sbjh  昨日の記事の酒屋さんのテントの軒下にあった物件がこれ。雨風から守られてなかなかええ状態で残されています。“販売中”まで書かれてますけど…これはウソでしょう。いち時期“発泡酒”として復活しましたが現在“純生”の名で販売されている商品はないみたいです。
 以前にも記したかと思いますが純生は1967年発売。その後“サントリー生ビール”と名を変えましたがそれがいつなのかがわからずじまい。この看板の雰囲気からすると半世紀ほど前のモンかと思います。
 その昔…二十歳前後には純生のお世話になりました。キリンは苦すぎて飲み慣れん若造はサントリーのビールから入ったもんです…って自分のまわりだけの話かもしれませんが。懐かしいなぁ…って、いやその、未成年の飲酒に寛大やったあの頃が…ね。

(於:東住吉区) まぁしばらくしたらジリ貧のアサヒを応援がてら飲んだもんや。大阪人やし。

※関連記事:
昭和なプラ看板 207 ● サントリービール』 2020年6月 記
昭和なプラ看板 47 ● サントリービール』 2011年6月 記
昭和なプラ看板 10 ● サントリービール 純生』 2011年6月 記
昭和なプラ看板 9 ● サントリー生ビール』 2011年6月 記

| | | コメント (0)

2022年5月25日 (水)

昭和なプラ看板 262 ● 灘の生一本 泉正宗 たばこ

 いわゆるプラ看板とはややニュアンスが違うのが、すっかり色褪せ建屋に溶け込んでます。
Izm1 Izm2 Izm3 泉正宗。酒名と言えば髭文字が当たり前の時代から特長あるゴシックで勝負してはるのがかなりユニークですわ。その上には“灘の生一本”の文字。これも懐かしいですね。「純米かつ自家醸造酒でなければ“生一本”とは言えん」とのことでここ何十年はなかなか“灘の生一本”を何げに使うことは許されてない様でたいてい“灘の清酒”等のコトバに置き換わっています。
 かつて何度か記しましたがこの泉正宗の泉酒造さんですが2007年の自家醸造再開以降、自前で手掛けたお酒は“仙介”など新しい銘柄で出されていて、この“泉正宗”ブランドのものは親戚筋の他社が醸したお酒が詰められている様です。ちなみにどちらも美味しいお酒。かつて…って、もうかれこれ30年以上前に関西煮肴に呑んだラムネ色の瓶に入った特級酒の個性的な味わいがすっかり影を潜めているのが何となく残念とも言えますか。ま、もちろん今の泉正宗の方が洗練されてるんですけどね。
 で、泉正宗と言えばやっぱり“泉正宗マンボ”ですよね。ラジオ関西で流れなくなってもう何年になるんでしょ。ソノシートを再生したというフルバージョンのそれがYouTubeにアップされていましたのでみなさんどうぞお聞きください。あっ、そう言えば“たばこ”も書いてあったんですな。ま…こっちはスルーしときまっさ。

(於:東住吉区) そう言えば半世紀前に父親がカローラ買った時にCMソングのソノシートもらったなぁ。

※関連記事:
塩粒うに+灘の生一本“仙介”の燗…旨っ』 2009年1月 記
関東煮三昧の週、〆は関西煮で。』 2008年4月 記
関西煮と泉正宗と仙介と…』 2008年1月 記

| | | コメント (0)

2022年5月24日 (火)

ハルジオンにナナホシテントウ

 猪名川町でたっぷり仕事して最寄り駅まで30分、そこは新興住宅街。新しい道路脇を歩いても汗かくだけやん上り坂やし…とブツクサ思ってますればちと癒される光景が側溝に。
7a 7b  この時期そこここで咲いてる可憐な野花にナナホシテントウがしがみついてます。ちょっとした“一粒で二度おいしい”状態。綺麗なぁかわいいなぁと純粋にその様子を愛でました。益虫でいてこんなかわいい色カタチに「ちょっとズルいんちゃうん」と思ったりしますなぁ。あ、それからこの野花はハルジオン。かつて記事化したこともすっかり忘れていました。ちょっと調べただけではなかなかアタマに入らんもんですわ。

(於:兵庫県猪名川町) “転倒虫”は、まる虫。“点灯虫”は、ホタル…うそ。

※関連記事:
グレーチングからハルジオン』 2020年5月 記

| | | コメント (0)

2022年5月23日 (月)

下坂部二丁目20の郵便ポスト

 東海道本線は尼崎駅で下車して仕事の現場への道すがら見かけたポストが何となくええ感じでして。
Ssb2post  ブロック塀にビルトインされていると言うたらええんでしょうか、公道にはみ出ることなく凛として立つその姿…よろしいなぁ。
 目立たん様に佇むもまぁ逃れることができない赤装束できっちり存在感をアピールしているとこともちょっと俗物っぽくて親しみを覚えるってもんです。お友達になりたいわ…ニュアンスとしたらそんな感じ、かな。

(於:兵庫県尼崎市) 微妙にナナメ向いてるのがまた愛らしいんよ。

| | | コメント (0)

2022年5月22日 (日)

丹後半島は間人砂方の海、午前10時6分。

 海の青さは空の青さ。
2205221006  昨日の海も味ありますけど、素直にきれいやと感動するのはやっぱり青い海ですな。発展的な気分にもなるってもんで…とこじつけて未来は(たぶん)明るいってことにしておきますわ。

(於:京都府京丹後市) ま、節目もただの通過点ってことかと思うも…そんな心構えではアカンのかもなぁ。

| | | コメント (0)

2022年5月21日 (土)

丹後半島は間人港の沖。午後4時10分。

 大きな節目の日。ご褒美にうちのひとたちにミステリー旅を用意してもらってみんなで出かけました。カーナビが言う通りにクルマを走らせます。少し寄り道しつつたどり着いたところは“間人”。
 “間人”と書いて“たいざ”…あぁそう言えばうっすらそんな話聞いたことある様な。丹後半島の漁村、“松葉ガニ”ほか海の幸で知られたところの様ですね。
2205211610  宿でひと風呂浴びて港まで行くも空は相変わらずのどんより雲。これからの余生(?)を暗示する様なその天候にあれこれ…とか思う訳ないないのは当たり前。ま、たかだか数字の上での節目であってただの通過点に過ぎんわい…とは言えやっぱりあれこれ思うのは事実。四十路で始めたアホげがこのままでええんか? と思うもまぁまんまでしょ。呑気な日々はシームレスに続く…はず。まぁ先のことはわかりませんけどね。

(於:京都府京丹後市) この10年で1.5%くらい成長したかなと思うも中身変わらんなぁというこの事実…

| | | コメント (2)

2022年5月20日 (金)

冬な光景

 平野区は加美で仕事して帰り道、何げに目にした建物に妙に惹かれて一枚撮って。
Kesg  空の様子も手伝って何とも冬へ逆戻りな光景。5月も下旬となればもう初夏…ってまぁこれもリアリティありませんけど。
 ひび割れの補習中なんかと思えば10年以上前からこの感じ。すっかり模様と化してる状況の様で。

(於:平野区) 近くでバス待つも15分経っても来ず。アホらしなって駅まで南巽駅まで歩いたけど…運休か?

| | | コメント (0)

2022年5月19日 (木)

トロミあって一見きれいなカビ2色

 戻した干し椎茸にマヨネーズといちごソースかけて…アテが一品出来上がりっと。
Kabi 嘘ウソ。冷蔵庫内で数ヶ月ぶりに発見した干し椎茸の甘辛煮。フタを開ければこんな感じで妙にキレイなトッピングがなされてまして…ちょっとビックリ。妙にソースっぽいトロミがあっていかにも垂らした感じながら、その色合いにギョッとしますわ。
 ピンクの方は“ロドトルラ”って名のカビやないかと思いますが、マヨネーズっぽい黄色の方は何なんでしょ、わかりませんでした。
 緑や黄、赤に黒白のそれは知るもこんな色合いでしかもネットリというかトロミのあるカビもいることを初めて知りました。何でも教材になるもんやなぁ…ってなことより食べ物をムダにしてしもたことへに罪悪感の方がもちろん大きいんではあるんですけど。

  冷蔵庫に封の開いた納豆いつも入ってるけど…庫内納豆菌に汚染されてへんのかな?

| | | コメント (0)

2022年5月18日 (水)

空中移動用扉

 おぉこれは完全なるトマソン物件。
Skydoor1 Skydoor2  ええ天気。気持ちええわと仕事の現場まで歩いて行って帰って汗かいて。途中見た図に思いますわ「空中移動できたら気持ちええだけで済むのに」…ってはい、こじつけです。
 帰宅後ここを調べますれば何とかつて撮ったところ。ですけど全然違うネタで記事(“2010年。スタートはヤマトラから。”)にしていて全く気づかずにいました。隣の建物がなくなってはじめて見事に突き抜けた高所物件として昇格…ってところかな。
 余談ですが当時の記事で愛でていたカッコいいトラのマークは、建物を使う法人が変わって完全に消滅していました。

(於:東大阪市) なくなった隣の建物の法人、調べたら破産…一気に気分どんより。

※関連記事:
扉ふたつ』 2021年5月 記
庇、門灯付階段なし2階非常口。』2010年10月 記

| | | コメント (0)

2022年5月17日 (火)

青いペンキ剥げたナミイタ昭和の図

 質感と色合いええ感じやわ…で、一枚。
Bwp  まぁそこここにありそうな景色…ってそれは昭和の頃の話かな。横の文化住宅の存在もあってでしょう、ふと懐かしいと気分にさせる一角でした。

(於:八尾市) 原色使いが多くて微妙な色合いって当時はあんまりなかった気がする。

| | | コメント (0)

2022年5月16日 (月)

十三東四丁目のビワは、

 阪急は十三駅降りて、仕事の前にさくっと散歩。ここら滅多に訪れることないなぁと思いつつ特に馴染みない東側を行きますれば街角に、ビワが一本茂ってますわ。実もたくさん付けて立派りっぱ。
13biwa1 13biwa2  根元見ますといくつか植木鉢があって「…もしやこれもそやないか」と生え際を覗き込みますと、やっぱり。元々鉢植えやったヤツが大地に根を下ろしてここまで大きなった様で、ほとんど見えんところにプラ製のそれが根っこに押しやられながら形状を変え残っていました。うまいことコンクリの隙間見つけるもんですね…って植物からしたら当たり前のことかもしれませんが。
 こんな形で巨大化する木って割とあるもんやなぁと帰宅後アホげを改めて見ますれば、そのほとんどがビワ。ビワ食べて、何げにそのごっついタネを鉢に埋めたらこうなった…たいがいそんなもんなんちゃうんでしょうかね。わかるなぁ、そうしたなる気持ち。
 ちなみにビワ、調べますと7〜8年で実を付ける様になるとか。ストリートビューで見ますと2010年の時点ではまだ鉢植えですが既に“もう限界っ”な感じ。ということは遅くとも2017年頃には実をつけているはずながら確認できませんでした。既に実が落ちた後なのかと思うも、過酷な状況で通常より生長が遅いのかもしれんなとも。知りませんけど。

(於:淀川区) 幼少期はビワ好きやったけど近年積極的に食さんなぁ…

※関連記事:
阪南町1、町家の一軒ビワ屋敷。』 2019年5月 記
コンクリごみ箱にビワの木』 2017年12月 記
立派なビワの木、P箱育ち。』 2016年8月 記
大きなビワの木、胴に空き缶用ゴミ箱。』 2015年9月 記
鉢植えのビワの木、自立のとき。』 2013年9月 記
発泡スチロール突き破って街路樹化したビワの木。』 2012年11月 記
鉢植え卒業。地植え化したビワの木。』 2012年2月 記
鉢植えにしてはデカい木。』 2011年4月 記

| | | コメント (0)

2022年5月15日 (日)

シロクロ、屋根の上。

 ガラス越しに外に目をやると、そこにシロクロ♡。
Shirokuro3 Shirokuro4  そっと窓開けるも逃げずに少し寄ってきて、媚びるでもなく威嚇するでもなく…やっぱりいいなぁシロクロは。休日にふさわしい野良猫とのひととき。

(於:中央区) こいつのおかげで生活圏におる野良猫のイメージずいぶん変わったわ。

※関連記事:
外でガサゴソ、見上げればそこに“シロクロ”。』 2021年6月 記

※関連写真:
https://www.instagram.com/p/CLozb1tgMp6/
https://www.instagram.com/p/CLlwRO5ggIY/
https://www.instagram.com/p/B0vwsTThAy4/

| | | コメント (0)

2022年5月14日 (土)

昭和なプラ看板 261 ● カワイ音楽教室

 ヤマハにナショナルがその手の教室をやってる(やってた)こと思うと、そらあって当然ですね。
Kok1 Kok2  とは言え“カワイ音楽教室”って…「あぁそう言えばあったなぁ」程度にしか認識してませんでした。
 この手の看板、たいがい既にヤメてはることが多いんですけど、ここは現役。何となく嬉しぃなるもんです。
 カワイ…かつてこのカテゴリで記事にしたことあるなぁと再度読み返しましたら、そのほとんどを忘れてしもてました。おさらいするとカワイは河合楽器製作所でヤマハから1927年に分離独立した会社。ピアノ販売は世界第二位とのこと。もちろん第一位はヤマハ…ピアノが西洋楽器やということ思うと何やすごいことです。
 で、カワイ音楽教室は1956年からとヤマハのそれより2年遅れではじめはった様で、2016年からが学研教室とも提携して算数や国語と共に音楽の勉強もできる体制を整えはったとか。なるほどね、ええアイデア。きっとこれからも繁栄していくことでしょう。

(於:東住吉区) お子には多くのきっかけをと思うもんや…

※関連記事:
昭和なプラ看板 256 ● ヤマハ ピアノ・エレクトーン®️教室』 2022年4月 記
昭和なプラ看板 254 ● テクニトーン / テクニトーン音楽教室』 2022年3月 記
昭和なプラ看板 232 ● テクニクス音楽教室』 2021年6月 記
昭和なプラ看板 99 ● カワイ電子オルガン/カワイピアノ』 2014年11月 記

| | | コメント (0)

2022年5月13日 (金)

止キれ

 北浜へ。漆工芸作品にふれて柔らかさの中に漂う凛とした世界に感銘を受け次に某画伯の展覧会へ。突き抜けたその作風に自分が歳老いた時を想像してヤバいなと思いつつさぁ昼ごはん食べよかとさっさとすっかり現実モードに。昼から老舗なすき焼き屋さんでテキ(ビフテキのことね)にビールと数年ぶりの贅沢かまして帰路、向こうの道面に“”。
Tokire  近寄りますれば…ま、そういうこと。「ふつう解るやろ」ながら、湿ったアスファルトに何げに白スプレーで描かれた暗号めいた記号もかっこええしと一枚。載せるほどでもないと思たりしますけど…ま、よろしいやろ。

(於:中央区) 凝り固まるか、突き抜けるか…そこや。

| | | コメント (0)

2022年5月12日 (木)

雪印/明治の牛乳箱

 空家に残る牛乳箱。経年劣化で色褪せるもうっすら残るさくら色。
Meisetsu1 Meisetsu2  正面に見えるは“明治”の文字。昔の明治といえば藍色のはずやが…と思いつつよく見ればその上には雪の結晶マークに“雪印”の文字…!あっ、あったあったそんなヤツ。そのむかし雪印と明治両方の商標が書かれた桃色の牛乳箱をそこここで見た記憶が蘇ってきました。
 ただ販売店が判読できんなぁと一瞬思うも「確か“阪倉乳業”やったはずや」と調べますれば大正解…って、たいがい昔からマニアやったってことで…なんでこうどうでもええことは覚えてるんでしょうかねぇ。
 てな訳でその販売店名を検索にかけてヒットしたのが羽曳野市の“阪倉乳業明治メグミルク販売所”。その名の通り今も明治と雪印の両方取り扱ってはる様です…が、ストリートビューで最近の様子を見ますれば残念ながら両者それぞれの看板が下されています。
 地元の牛乳と大手のそれを併売する販売店は時折見かけましたけど、昔よりナショナルブランド牛乳の併売してはったのは珍しいのではないでしょうか。まぁ今のコンビニなんかのラインナップを見ると、その頃から先を行ってはったってことですね。

(於:柏原市) 治と印製品を運んで“明雪運輸”てのもある。

※牛乳箱の関連記事:
本店
いかるが牛乳の牛乳箱』2021年12月 記
いかるが牛乳の牛乳箱』2021年12月 記
岡崎牧場の牛乳箱』 2021年8月 記
グリコ牛乳の牛乳箱』 2021年8月 記
明治牛乳の牛乳箱』 2021年8月 記
寺西牧場の牛乳箱』 2021年4月 記
保証牛乳の牛乳箱』 2019年1月 記
川並牧場の牛乳箱』 2019年1月 記
松野牧場の牛乳箱』 2018年6月 記
中野牛乳の牛乳箱』 2018年5月 記
八幡牛乳の牛乳箱』 2018年3月 記
古澤牛乳の牛乳箱』 2017年11月 記
とよた牛乳の牛乳箱』 2017年8月 記
泉南牛乳の牛乳箱 2』 2017年5月 記
縦用の横付け、明治の牛乳箱。』 2017年5月 記
“日の丸牛乳”笠井牧場の牛乳箱』 2017年5月 記
“山は冨士 乳は三國”三國牛乳の牛乳箱。』 2017年5月 記
クロバー牛乳の牛乳箱』 2017年5月 記
綜合乳販の牛乳箱』 2017年3月 記
“内外きよめて心を一致”に“ミルクニューキン”』 2016年11月 記
家屋に溶け込む激シブ牛乳箱』 2016年6月 記
雨上がり 湿気染み込む木造家屋 ええ感じ』 2015年9月 記
牛乳箱の余生 -- 植木鉢として』 2017年5月 記
クニイチのミルクヤの牛乳箱』 2014年10月 記
泉南牛乳の牛乳箱』 2014年2月 記
片岡の牛乳箱の下に、明治のフタだけ貼ってある。』 2013年12月 記
牛乳箱、郵便受になったらゴミ箱に…』 2012年5月 記
木造家屋に牛乳箱ふたつ』 2012年3月 記
ビクターエアコンと牛乳箱、馬場牧場の。』 2011年9月 記
“市電今里終点”と記された牛乳箱。』 2011年7月 記
京阪牛乳でみな元気っ!♪』 2008年3月 記
太田牧場の“生”牛乳 ♪』 2007年9月 記

| | | コメント (0)

2022年5月11日 (水)

防火水槽 241 ■ 箕面市今宮4−3

 民家の玄関脇でマーガレットが花を咲かせてええ感じ。
Suiso241a Suiso241b  春ですなぁ…ってことよりもちろんプランターとしての余生を送る防火水槽、こっちですよ。
 やや小振りながら“水用”の文字とともに簡素ながら意匠も施されてなかなかの上モノ。雨上がりで湿度を蓄えている姿ゆえ、なお味わい深く見えているのでしょう。
 仲良く並ぶは火鉢…かとも思いましたけど、これはやはり植木鉢でしょう。色目は目立つもきっちり脇役に徹して防火水槽を引き立てているその姿に好感が持てます(個人の感想です)。
 シチュエーション的に昔はここで本来業務にあたっていたとは思えませんので、引退後ここに移ってきたのでしょう。で、今回もストリートビューで過去を見ますと、マーガレットは2021年春からでいち時期は空っぽ、それ以前はずっとソテツが植っていたみたいです。
 知ってしまうと「ソテツはどこへ行ったのか…」としんみりしますけど、その根圧で崩壊する前に草花に代わってホッとひと安心という気もします。そこを危惧して植え替えはったのかもしれませんね。

(於:箕面市) なさそうなところで遭遇すると、なんとなく呼ばれている気がする。

| | | コメント (0)

2022年5月10日 (火)

消されるも滲み出るマルフク…とか。

 怪しさに拍車がかかってなおのことええ感じ…ってこの手の事業者自体をアヤシイと言ってるつもりではありませんので念のため。
Marufuku  どういう経緯でここにあって黒く塗りつぶされているのか。知らん間に植物やら昆虫が張り付いてるのと同じ様な印象があるんですけど、ほんまのところは知りません。時は流れて昭和も令和にこんな感じ。それもよしかな。

(於:柏原市) そもそも昭和の時代に既に黒塗り化されてる気がする。

※関連記事:
むかし大今里本町1、いま大今里西2。』 2013年3月 記
サラ金系看板に汚染された小屋…』 2009年10月 記

| | | コメント (0)

2022年5月 9日 (月)

植え込み勝手に 07 ◎ 淀川区東三国5-10−9

 淀川区某所で仕事終え帰路目にした街路樹が“演”してますょ。
2ki1 2ki2  たぶんまっすぐ幹のが元々あった方で、くねった幹のが勝手に生えてきた…と考えるより近隣のどなたかが植えたもんでしょう。
 互いに「迷惑なこっちゃで」と思っていることでしょうけど、おのおの幹の味わいが違いますから見る側としてはええ感じに“演”してるわぁと思います。
 で、よく見たら蘭まで参戦してまっせ。何やますます妙な緑化。おもしろいからこれでオッケー!はい。

(於:淀川区) しかしながら独特なセンス、ええでええで。

※“植え込み勝手に”過去記事:
植え込み勝手に 06 ◎ 中央区玉造1-23−16
』 2016年9月 記
植え込み勝手に 05 ◎ 兵庫県明石市樽屋町10-4』 2016年9月 記
植え込み勝手に 04 ◎ 中央区上町C-7』 2016年8月 記
植え込み勝手に 03 ◎ 中央区玉造2−22−18』 2016年7月 記
植え込み勝手に 02 ◎ 神戸市中央区下山手通8−7−23』 2015年1月 記
植え込み勝手に 01 ◎ 東住吉区東田辺3-26−37』 2014年12月 記

| | | コメント (0)

2022年5月 8日 (日)

屋根としての余生、東芝リンクストアの看板。

 のどかな昼下がり、のどかな家並み。ちょっと廃屋っぽい風情が気になりますが。
Tls1 Tls2 何げにええ光景やと撮ろかとよく見ますと、琺瑯看板が屋根代わりに使われてますわ。
 やや大振りのそれですし何と言っても琺瑯製ですから強度バツグン、余生ながら立派にその任務を果たしてますなぁ。立派りっぱ。
 で、この看板は“東芝リンクストア”のそれ。思えばかつてそこここで見かけたヤツでまぁ今も時折見かけますね。で、改めてよく見てみますればそこにあるのは“電化器具の分割払い”の文言。“電化器具”…今で言う“家電製品”のことでしょうか。意味は解るも初めて目にした言葉の様に思いますわ…って、ちょっと若ぶってますかね。

(於:柏原市) 幼少期、ある琺瑯看板をすべり台代わりにして一発で折れてさみしい思いをした…何度か書いたか思いますけど。

※関連記事:
ヨコハマタイヤの顔、屋根になっとる。』 2013年11月 記

| | | コメント (0)

2022年5月 7日 (土)

靡かん鯉のぼりにカメ眠る春の日

 茶の湯の稽古。恩智川に沿って行きますれば…あ、ここにも。
Kameshima1 Kameshima2 風に靡かん立ち眠りの鯉のぼり…とまぁそっちもええんですけど気に入ったのはその下の方。“中洲”てな立派な言い方は似合わん様な小さい浅瀬にところ狭しとカメが上陸してます。
 カメは甲羅干しするもんみたいですから何ら珍しい光景ではないっちゅやないんですけど、何とも言えん妙なおかしさが込み上げてきて…わかっていただけるでしょうか。
 カメ通やないので定かではありませんけどやっぱりミシシッピアカミミガメですかね。よく見るとクサガメにイシガメも混じっている様な気もしますが…どうなんでしょ。
 外来種云々を日々苦々しく思ってますけど、風の凪いだのどかな春のひととき、朝から昼寝(?)な図もええもんやなとほっこりしたのでした。

(於:八尾市) 近年の住環境思うとこの様にしかあげられませんわな鯉のぼりも。

| | | コメント (0)

2022年5月 6日 (金)

蔵の漆喰壁に打出の小槌

 立派な“蔵”、見上げれば打出の小槌。
Uchikozu1 Uchikozu2  ほどよい大きさの打出の小槌…もちろん施主さんのセンスながら、左官屋さんもええ仕事してはりますわ。シャッター付きで一見車庫として使われている様に見えますけど、小槌の効力できっと宝物ザクザク…かも。昔より見ていた気がするもあんまり意識してなかった粋(すい)な意匠。

(於:八尾市) 蔵にふさわしい意匠やな。

| | | コメント (0)

2022年5月 5日 (木)

外国語のローマ字表記 56 ◇ BURŪRŌZU

 信号待ち、前のバイクのお兄さんの背中に目をやると…ありますわ。
Bururozu “BURŪRŌZU”、その下部にはバラの絵が少し見えます。まぁいちいちの説明は不要かと。
 アパレルのブランド? 飲食店の屋号?…あれこれ一応調べましたけど、もひとつわからんままでした。何となくBARにありそうな名やなぁと思たりしますけど。(“Ū”と“Ō”は機種依存文字。それぞれ“U”と“O”です。)

(於:中央区) さりげなく主張してるなぁたいがい。

| | | コメント (0)

2022年5月 4日 (水)

昭和なプラ看板 260 ● カット&パーマ / 婚礼着付

 この度の小旅、芦生の森まで来てナビの地図見れば「日本海までもうちょっとやん」。てな訳で福井県は小浜市へ。道すがら「オバマシってオバマ氏来はったとこなん?」てな◯◯丸出しの質問に閉口しつつ夕刻ようやく小浜に到着。サクッと古い街並みを散歩しますればそこに、たまらん味わいのプラ看板。
Biyoshitsu1 Biyoshitsu2 Biyoshitsu3  文金高島田なそれ…“スバルレオーネが当たる”ナンバテンマの高砂殿をを思い出しますなぁ。ですけど西日に照らされて色褪せすぎ。きっと裏はマシやろから撮っとこと回りますれば…わっ、こっちは洋装の別バージョンですか。しかしながらこの絵もいかにも'70年代な風情でよろしいなぁ。上部にアールを付けてある形状にも時代を感じますで。
…と愛でておりましたけどこれ、いわゆるプラ看板と違って個人店の看板に過ぎへん訳で、それ思うとプラ看板シリーズのひとつとしてカウントしてええんでしょうか。てなこと思いつつ帰路クルマを走らせてましたらなんと、同じ看板を掲げた別屋号のお店を発見しました。ということは以前記事にした“中華そば いのたに”同様パーマやさん向けの既製看板なんかもしれません。てなことで258号と勝手に任命させて頂きますっ。

(於:福井県小浜市) “パーマ屋”も死語になりつつあるな。

| | | コメント (2)

2022年5月 3日 (火)

五月晴、桜花に新緑、左京区広河原尾花町。

 小旅の二日目は琵琶湖一周でも…と思うも道路めっちゃ混んでまっせ状態でさっさと諦めて亡き父が若き日に研究のため何度も訪れたと話していた芦生の森へ行くことに。その道中ええ景色だらけ。自然林も人工林も集落の様子も春の光も手伝って…素晴らしすぎ。山間部のここらは平地とどれだけの寒暖差があるのか、まだまださくらも満開で…っても八重桜ですけどもね。
2205031336  どうです!めちゃきれいっ。まさに五月晴れの午後って感じ。こういう景色はひとを素直にさせるもんです…って、何のこっちゃですけど。そんなこと思ってましたら言いますうちのひと「何か八重桜見るといつも“さくら餅”を思い出すわ」と。「え?」に「ほら、茶色い葉っぱ出てて花は濃いピンクで」と。あぁ、ほんまやほんま。なるほどね。ちなみにうちのひと、さくら餅は嫌いやそうです、特に関東で言われいているさくら餅の方が。何か気の毒でんな。
 で、何で父親から芦生の森のことを聞かされていたかというと、「研究のために木を一本切り倒したことの何とも言えん罪悪感めいたものが今もこころにある」ということで。あぁ…なんかわかるなぁ。思えばスーパーや肉屋さんでお肉買うから何とも思わん訳で…ね。ちょっとちゃいますか…いや、どうでしょ。
 まぁただ「行ってきました」程度の滞在でしたけど、「父が申し訳ないとずっと思てました、すいません」と森に向かってそんな気持ちを伝えて次へ向かいました。思えば…親父にも若い日々があったんやなぁとしみじみ。

(於:京都市左京区) ここらまで来ると「どこが京都市やねん」ですな。

| | | コメント (0)

2022年5月 2日 (月)

東寺駅、午後7時46分。

 所用に小旅足して京都へ。部屋のカーテン開けたら、ちと気持ちが上がる図が。
2205021946  マニアやなくても楽しいなぁこういう景色は。行き交う電車に手を振るも…みんな無視でした(半分うそ)。

(於:京都市南区) 窓の向こう、“いかにも”もええけど“日常”も…何や不思議に見えてたまらん。

| | | コメント (0)

2022年5月 1日 (日)

鬼瓦、トタン製。2

 過日前を通った錆びた工場。ナミイタを纏ったその姿、以前帰陣した時と変わらず現役で健在やと愛でておりましたら…あ、これ見逃してましたわ。何が? ってこれですわ。
Totanoni1 Totanioni2  トタン屋根にほれっ、鬼瓦、これもまたトタン製…そらそうかですわなぁ。
 とは言えトタンのそれはな〜んか雰囲気がかなり違いますなぁ。アジア圏の別の国のモンみたいなニュアンス。おわかり頂けますでしょうか…どぉ?。

(於:堺市堺区) ほんまはこれ、ブリキトタンかとっちかわからん。

※関連記事:
現役の錆びた工場かっこええ』 2021年2月 記
鬼瓦、トタン製。』 2015年1月 記

※関連サイト:
トタン葺き推進機構

| | | コメント (0)

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »