“旭工業會々員之章”の銘板
いかにも旧家って風格漂うお宅の門にひっそりとカッコええ銘板がひとつ。
昨日の記事の銘板によく似た感じですが、こっちはその名からして何となくどういう組織のそれかが想像できます。とは言えいかにも昔のモンって感じですなぁと思いつつ検索しますればなんと現存する組織。旭工業会とは“旭区内の産業や地域社会の振興に関する様々な情報の提供”のほか、勤労者の福利厚生事業の実施などを手掛ける一般社団法人とのことでなるほどー…と思うもここは鶴見区。さらに調べますと同様の法人で“城東鶴見工業会”というのがあります。旭区から城東区が1943年に分離、さらに1974年に鶴見区誕生したこと思えばこちらも今では後者の会員なのかもしれません。そういう経緯を思えばこの看板も戦前のものなんですね。それにしては状態も良くて…と言うより家屋ごときれいに維持されているのがすごいことやなぁと思います。こんな趣きはやはり旧街道沿いって感じがします。
(於:鶴見区) 微妙にでこぼこしてる質感がまたええねんなぁ。
※関連記事:
『“放勇會々員”の銘板』 2022年3月 記
『『耐久会』って何やろ?』 2013年2月 記
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