昭和なプラ看板 251 ● SEIKO
民家にプラ看板。
思えばずっと昔からここにあって、もちろんそれは時計店やったんですけど、いつの間にか廃業してはったんやって感じ。何げに看板あるから店もあるもんやと思ってました…って、看板がある以上、ひっそりとまだ営んではるのかもしれません。
以前見つけたSEIKOのそれには“世界の時計ー”なるフレーズが書いてありましたけど、これは堂々“SEIKO”のみ。きっといちいちそんな説明をせんでも世界に通用するブランドになってからの看板なんでしょう。簡素で堂々…立派なもんです。
SEIKOと言えば服部時計店ですが、元々は輸入時計と宝飾品のお店やったとか。舶来品の販売から興して世界企業になったとはたいしたもんですなぁ…って、日本が誇る大企業によくあるスタイルなのかもしれませんけど。
実家にはSEIKOの電池で動く振り子式の掛時計(ソノーラ)がいまもチクタク時を刻んでいます。その時計を父が買ってきた時のことを今も何となく覚えてますけど、うちの家ではハイカラな存在でしたわ。ボンボンの音もキレイで日と曜日の表示もあっていわゆる昔ながらなそれとは別モンって思ったもんですが、今ではすっかり昭和レトロな存在に。近年ボンボンが鳴らなくなって先日素人修理で直ったのにまた怠慢してけつかってます。ま、半世紀もボンボン言わしてたら…お疲れ出ても仕方ないですか、ね。
(於:八尾市) “大きな古時計”は苦手や。さみしい。
※関連記事:
『昭和なプラ看板 158 ● 世界の時計 ー SEIKO』 2018年3月 記
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