白鳥伝説の里、旧家の塀にかわいい白鳥。
先日仕事で行った羽曳野市。ついでに白鳥陵古墳とも呼ばれる軽里大塚古墳を見て竹内街道を行きますれば旧家の塀にこんな意匠がありました。
…ってじつは昔からこの小さな鳥が描かれているのは知ってはいたのですが、ただただ「かわいいなぁ」と思って見ていただけ。ま、今回も「おっ、まだ健在やっ」とホッとしつつ写真に収めただけでしたが、そうか…そういうことなんやってのが今ごろになって気づきました。これは“白鳥”やったんですね。この地の白鳥伝説をさりげなく塀の一部の意匠として取り込んでいたんですね。いやぁ何としゃれていることで…さすがは旧家って感じです。
ここは元々“翁千歳”や“近つ飛鳥”を2003年まで醸していたオキナ酒造の主屋。廃業しはってそれなりの年月が経つもどうなるんかと思ってましたらかつての記事にも記した通り、近年、羽曳野市が取得したとのことで、今後は市の交流拠点として整備されるとのことです。
個人的にここオキナ酒造さんは大昔より入れ込んでいた造り酒屋で想いがいっぱいすぎて、なかなかカテゴリ“かつての大阪酒”でよう取り上げられんままとなっています。いずれちゃんと取り上げたいと思っていますけど…ちょっと時間がかかりそうです。
(於:羽曳野市) 主屋残るも酒蔵は解体されて更地に…見たくない景色やった。
※関連記事:
『瓶底に残ってた平成10BY“近つ飛鳥”純米吟醸…』 2021年3月 記
『恵我之荘駅からチロっと見える“翁千歳”の看板…』2016年8月
『『衝破除』の石碑、見〜つけた。』 2010年3月 記
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