小森の小径
堺市は陸の孤島、美原区某所で仕事。午前のうちに終えて「今日は土曜で半ドンやっ」と、餃子にビールの気楽な昼食済ませて、さっ、今日も歩きまっせと国道から脇にそれますと…おっ、楽しそうな小径がありまっせ。 ほれっ、見ての通り緑のトンネル。夜は怖そうながらそらぁ入って行きたくなるってもんですよ。
中に入って見ますればこんな感じでそないに感動的ではないもののやっぱりちょっと異空間な感じ。脇のため池にある注意喚起の看板も秋晴れの下見るとかわいいもんです。そこに残された“美原町”。そ、この景色は堺の景色やなくて“南河内郡美原町”の景色ですよ、まさしく。ま、わずか50mほどやったと思いますけど幼少〜学生時分の気分にタイムスリップするひとときでした。
“トンネル”抜けて、改めて脇に広がる大きなため池を見ると、これもまた変わった光景ですなぁ。 大きな大きなホームセンターがため池の上に建ってます。埋め立てることなく杭を打ってその上に…へぇーって感じ。これで強度が保たれるというのも驚きですが、池の役割を損ねることなく土地を貸すことができるという…水利組合(?)もうまいこと資産の有効活用してるなぁと思いました。仕事前に見た万代・美原店もまるまるため池の上。ストリートビューで見る限りそれは2008年以前からある様です。ま、ため池の多いところではよくある光景なんでしょうかね。思えば昔から淀屋橋のたもとに牡蠣船があるわけですから、珍しいことではないんでしょう…って、あっちは浮いてるんでしたかいな。
(於:堺市美原区) 開発前の“さつき野”あたりはこれのもっと大きな道があったのになぁ…
※関連記事:
『ツタ家と緑のトンネルと』 2019年10月 記
『俊徳道の 緑のトンネル 涼やかや』 2016年9月 記
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コメント
ここのホームセンターの南隣にこれまたホームセンター系のショッピングモールができて、そこにも万代入ってますね。その向かいにはこんどららぽーとができるとかで、畑だらけだった美原がいきなり賑やかになりつつあります。すぐ近くの24時間営業のスーパーのお姉さんが「今暇でね~」とぼやいて張りました。
309号線沿いってため池多いからか、松原市内の少し南側の小さなため池にもこういう物件が結構あります。耐震性とか大丈夫なんかなと不安に思ったりもしますが。
投稿: ぽんぽこやま | 2021年10月24日 (日) 21時09分
ここのすぐ近くの黒姫山古墳、百舌鳥・古市古墳群のどちらにも入らないとかで、世界遺産入りできなかったかわいそうな古墳です。ここの資料館も小さいですけどなかなかおもしろいので一度是非。
投稿: ぽんぽこやま | 2021年10月24日 (日) 21時14分
●ぽんぽこやまさま
そうか…ある意味美原区みたいなクルマでしか行けん様なところはショッピングモール全盛の時代にぴったりな場所なんですね。地方の駅前の衰退を思うとなおのことそう思います。
で、ですわ。まさしくその仕事先が黒姫山古墳の隣みたいなところでして、時間調整をそこのベンチでしておりました。そんな可哀想な古墳やったんですね。ただ…資料館はよう見つけませんでした。
八尾もそうですけど近年、古墳を昔の姿に戻すってことで木を伐って芝生にしたり新しいハニワ置いたり…ああいうの苦手です。何百年と時を重ねて森になったその状態こそ遺産の今ある形で重みがあると思うのですけど。ま、もひとつ歴史のこと諸々認識してない人間の戯言ですけどね。
コメントいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2021年10月25日 (月) 15時46分