« コロナ禍の百楽園3丁目街区公園草ぼうぼう | トップページ | お風呂屋さんの跡地、曇り空。 »

2021年10月13日 (水)

止水栓のフタに“小田村”とある

 尼崎市某所で仕事。はよ終わったので散策しもって塚口から西へ向かって歩いてますれば見慣れない文字を配した止水栓のフタがありました。
Odamura1 Odamura2 Toyonakashi 見るからに古いモノですので字は右から左。“止水栓”の下、これ、確証はありませんけど“小田村”と読めます。
 「“小田村”…知らんなぁ」と思いつつしばらく歩きますと今度は“豊中市・止水栓”と記されたモノもありました。豊中市の飛地が尼崎市にあるとは聞いたことがないので…これは多分、水道業者が「これでええやろ」と手持ちの豊中市のそれで済まして今に至ってるってことでしょう。
 それより“小田村”。調べますればすぐ解りました。現・尼崎市は二代目で昭和11年に旧・尼崎市と小田村が合併して誕生したとのこと。へぇー、全然知りませんでした。ちなみに現市章旧市章に“”の字を足したものとか。あ〜なるほどねー。
 しかしまぁ古いモンがよくも現役で残ってるもんですわ…ってそこに現存しない自治体の名があったから判っただけで、そこここにある右から記された消火栓のフタもかなり古いということですね。近年はマンホールのフタに意匠が施されてそれに付け替えられたりしていますが、止水栓のフタはそういう心配はないかな。ずっとこのままがんばってかつて“小田村”という村があったことを伝え続けてほしいもんです。

(於:兵庫県尼崎市) ご当地マンホール、全然興味ないわ。

※関連記事:
止水栓、布施市と東大阪市の。』 2017年3月 記
“美陵町”…?』 2015年12月 記
“河内市水道消火栓”の鉄蓋』 2015年8月 記
大阪市“消火栓”鉄蓋コレクション』 2011年9月 記

※尼崎市章を詳しく解説されている記事:
 尼崎旅さんの記事『【尼崎市の市章を徹底解剖】市民やったらその成り立ちから知っとこうぜ!

| |

« コロナ禍の百楽園3丁目街区公園草ぼうぼう | トップページ | お風呂屋さんの跡地、曇り空。 »

路上観察」カテゴリの記事

小発見」カテゴリの記事

摂津(大阪市外)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コロナ禍の百楽園3丁目街区公園草ぼうぼう | トップページ | お風呂屋さんの跡地、曇り空。 »