藻を纏う鯉
茶の湯の稽古へ行く道すがら、恩智川を見ますといつも通り大きな鯉があちこちに。子供の頃はおらんかったこと思うと、観賞魚を放流してるのやないかと調べますれば“河内彷徨 ~郷土を見にゆく~”でおなじみナムダーさんのブログの記事“水路の生き物(その1)”にその様なことが記してあり…やっぱりって感じ。水質浄化の努力の末にキレイな川の象徴みたいに泳いでますけど、昔からの生態系とは違うモンが大きな顔して泳いでるとなると「ブルーギルやらブラックバスと何が違うのん?」てな気にもなりますなぁ。
ですけど、そっちよりもう少し気になる鯉が泳いでいたんですよ。いっぺんやり過ごすも「ん?」で戻って撮ったのが、これ。
ほれっ、よくそないにキレイではない河川でよく見るヌルヌルしてそげな灰緑色の“藻”みたいなヤツ、あれが一匹の鯉の背中に付着してるんですよ。
“付着”というべきなのか互いに身を守る“共生”と捉えるべきなのか…まぁその辺はこの鯉に訊かんと解りませんのですけど、ちょっとこれは何となく気の毒に見えますなぁ。「背中痒いわぁ」とか思いつつの日々ちゃうんやろか…などついつい考えてしまいます。
で…ですわ。そもそもこのヌルヌルしてそげなモロモロの灰緑色のヤツって何なんでしょ?。あれこれ検索ワード入れて調べた結果はこれがいちばんかなぁと思われるYahoo!知恵袋の質問とその答えに行きつきました。そこの回答によると
“一種類だけではありません。沢山の種類の藻が塊になっています。また、藻だけではなく、各種細菌、菌類、原生生物が集まっています。”
あっなるほど。確かにそんな感じですね。しかしながら話戻って何で鯉の背中にこうやって定着したんでしょうかねぇ。その緩慢な泳ぎっぷりから想像するに、じっとして寝ているうちにヌルヌルモロモロに川底と間違えられたってことなのではないのかなぁ…と思ったり思わなんだり。こういう状態の鯉って、そこここにいるんでしょうか。亀ならいっぱいいそうですけどね。
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