2021年9月
2021年9月30日 (木)
2021年9月29日 (水)
ソース 74 ▲ OTafUKU 焼そばソース
“オタフク”と記したいところですがパッケージに沿って“OTafUKU”と記しておきます。
○過日、オタフク焼そばソースが30%引きか半額かで売られていたので買ってみました。
オタフク…広島のソース会社ながら近年というかここ何十年かかなり関西でも幅を利かせていて当然のことながら無視できん存在になっています。地元志向のアホげとしては「地ソースの本場(?)にまで触手を伸ばしてからに」な気分があるのは事実。ですが安売りされているとなると「食べてみよか」となる訳で…ってケチくさい話でんなぁ。ま、ごちゃごちゃ言わんと味わいましょう。
パッケージはご覧の通り。ボトルにレッテルな感じではなくマヨネーズのそれ同様のスタイル。印刷面積の多さをええことにあれこれいっぱい書かれています。その中でいちばん訴えたいであろうフレーズはきっと“濃厚な味わい”、と見せかけて本当は“簡単なのにプロの味”、こっちとみました。
まずはソースそのものを。その印象は「濃いっ」。主張に何ら嘘はございません。その深い“濃さ”は…エキス系の濃さって感じ。勝手なイメージではカキとかの濃い味わいなもんを感じましたので、今回は海鮮もんでってことでイカ焼きそばにして食してみました。
青のり鰹節に紅生姜をのせてひとくち食べますれば…美味しいっ!。美味いっすよ。そ、まさに“プロの味”って感じ…とか何とか。茶化してるんではなく本当に日の打ちどころなき美味さに「なるほどね〜」と思いました。
いやぁさすが広島発祥の全国制覇オタフクが手掛ける逸品って感じ。支持されるだけのことがありますわ。そうそう、手軽にプロの味…ええことですわ。
という訳で皆様お勧めいたしますょ〜オタフクの焼きそばソース。はい。
と、記しておりますがアホげとしては“ええかなぁもう”。「これさえ使えばOKオッケー」ってのが違うなって思いまして。ほれ“すき焼きのタレ”とか“浅漬けの素”みたいなもんを思うんですよ。「ソースはソースでええ。醤油も味噌もしかり。深みなり調整は自分でさせてもらいまっさ」と言いとなる。そんなモンを感じました。
などと言いつつ“完全味つけ”を謳う旭ポンズをオッケーとしている自分もおる訳で…何をわぁわぁ言ってんやか。アホらしいなってきました…は読者の皆様のフレーズかな。ま、山本龍造が求めるソースの世界はこれやないってことで…失礼致しました。
名称:濃厚ソース 原材料名:糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)、醸造酢(国内製造)、野菜・果実(トマト、たまねぎ、りんご、その他)、食塩、醤油、アミノ酸液、香辛料、オイスターエキス、肉エキス、ホタテエキス、かつお風味調味料、ロースト醤油調味料、昆布、魚肉エキス、酵母エキス/カラメル色素、増粘剤(加工でんぷん、タマリンド)、 調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんごを含む)/ 製造者:オタフクソース株式会社 広島市西区商工センター7丁目4−27
2021年9月28日 (火)
眠るコスモステーションに諸々
急速にクルマの脱エンジン、電動化へ世界中がシフトしてますけど…何やきな臭いもんを感じまんなぁ。
○地下タンクの耐用年数問題で次々と廃業に追い込まれてるガソリンスタンドですけど、その上クルマにガソリンが不要になるかもしれんとなると、街のGSもそのうち懐かしい存在になるんでしょうか…ってまぁ既に大規模化が進んでガソリンスタンドも味気ないもんになってしもてますけど。
レコードがCD に、写真がフイルムからデジタルに、ビデオテープがハードディスクに置き換わった速さを思うと、GSも案外近い将来珍しい存在になるんでしょうか…って、ほんまにこの流れでええんかいなと個人的には思ってますけど。
(於:富田林市) 原発増やすきっかけにと企んでるんちゃうん…知らんけど。
※関連記事:
『冬のガソリンスタンド、で雑感。』 2018年1月 記
『廃ガソリンスタンドのハイオクの広告』 2015年4月 記
『南港のコーナンはナンコー』 2014年9月 記
『極小ガソリンスタンド…』 2011年5月 記
『カモメ印のキグナスがまだあった。』 2008年3月 記
2021年9月27日 (月)
むかし東区南新町二丁目23、いま中央区南新町二丁目3−12。
胸の真ん中の皮膚が赤く丸くかぶれてきて「これはヘルペスか?いやタムシやないか?」と一ヶ月近く我慢するも広がってきたし心配になってきて皮膚科へ行く道すがら、こんな町名看板に出会いました。
○ちょっとナナメに付いているのが残念…と最初思うも、これも味わい要素のひとつやなぁとも思えてきます。このタイプのものは以前見たなと思いつつ一枚二枚。あ、それは確か過保護状態で再度取り付けられていた近くのあれと同じですわ。
これも前回のそれ同様、ダブル広告入り。大阪最古の地蔵尊を謳う釣鐘町の日限地蔵院と北浜の公益社。地元の安産腹帯に難病祈祷と葬儀のそれかと思うとなかなかな取り合わせです。“モト島町”の表記も市内局番以下の数字が2ケタしかない電話番号も“42”で…いったいいつの時代のもんなんでしょうか。よくもまぁ残っているもんです。
で、どうでもええ冒頭の話。先生はカビ由来を疑ってはったものの確認されずでたいしたことはないやろとの結果。疲れやらストレスが原因ではないかとのことでした。痒いのはカナンですが、この町名看板に出会えたことを思うと、まぁよしとしましょうか。
※関連記事:
『内平野町1の過保護な町名看板』 2010年5月 記
2021年9月26日 (日)
昭和なプラ看板 242 ● KTC 工具
工具のことはよく知りませんが、どことなく懐かしなる要素を感じまして。
○“KTC”…個人的にははじめて目にする商標。調べますればこれは京都機械工具のものでたぶんKyoto Toll Companyの略ではないかと思われますが、ほんまのところはわかりませんでした。
で、私が知らなんだだけでこの“KTC”は、海軍航空隊への工具納入に関わっていた3人のお方が設立した会社でトヨタの車載工具に採用されるなど、日本工具の品質の良さを世界に知らしめるブランドやそうです。
とまぁ私が知らなんだだけのことでしょうからこんな説明も要りませんでしたか。京都は京セラやら日本電産、島津製作所に村田製作所など名の知れたところ以外にもいっぱい実力ある会社があるんやなぁと改めて知りました。
(於:北区) 工具はVESSELくらいしか知らんなぁ…と調べるとせんば自由軒の経営を系列会社で手掛けてるとか。知らなんだ。
2021年9月25日 (土)
晴れた日の臭気筒
家屋の隙間にそびえる筒一本。
○見上げれば上にベンチレーター。風でまわるヤツ…昔はほんまにそこここにあってクルクルしてたもんですけど、ほんま見かけん様になりました。回る時に生じるカラカラ音もうっすら覚えてますけど…ええもんでしたなぁ。臭気筒ですから本来便所のニオイがそこからあたりに発散されているわけで、そないに愛でるもんでもないとは思いつつ、幼少期にタイムスリップさせてくれるアイテムであることには違いありませんわ。
で、このベンチレーター。調べますれば三和式ベンチレーターというその名の通りの専門メーカーが今も手掛けてはり、鋼板製で2万円台、スレンレス製で3万円台と結構するものの様です。ちなみに青いプラスチック製やと5千円ほどであるそうです。
風吹かず、これが回っている状態を見ることができませんでしので、現役なのかどうかはわかりませんでしたが、そこにあるだけでも有り難いわと思います。でもまぁ、あのクルクルしてるときの小さなカラカラ音、もう一度耳にしたいもんです。
2021年9月24日 (金)
2021年9月23日 (木)
業界団体の会館 117 ◆ 堺浴場会館
過日の仕事の現場は阪堺電車は寺地町電停すぐ近く。終えてしばらく歩くと道の向こうに渋い色合いのタイル建屋。
○シャッターの格納庫に記される“堺浴場会館”の文字。サッシのガラスに光るは“堺浴場組合”。読んでの通りここは堺市内のお風呂屋さんの組合が事務所を構える会館で、正式には“大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合・堺支部”の事務所です。
大阪府公衆浴場組合のサイトによれば現在、堺市内には16の風呂屋さんが営業されているとか。それなりに残っている様に見える数字ですが堺市の広さを思うとかなり減ってしまったかと思います。どこも次々なくなるこの現状を憂えるくせに我が行ってないこの事実。コロナ禍のせいにしてはいかんのですけども。
(於:堺市堺区) 堺の風呂屋と言えば海水の湊潮湯…って行ったことありませんけど。
2021年9月22日 (水)
浜寺諏訪森町中にそびえる柱サボテン立派すぎ
サボテンってのは勝手に暑い熱い砂漠地帯とかででっかくなるもんなんやと思ってましたけど…
…ただただ圧巻。こんな普通の住宅街の小さな土地にしてこないに背高く巨大化するとは知りませんでしたわぁ。ここのお方が日々丁寧に育てはったからなんでしょうかね。ストリートビューで過去を見るも10年以上前から立派。昼間見てもびっくりでしたけど夜中、不意に出くわしたらかなり恐ろしくて冷や汗かくのでは。紀州街道に面した諏訪の森のランドマーク。どうか感電しません様に。
(於:堺市西区) 実際何年かかってここまで立派にならはったんやろか。
※関連記事:
『播磨町3-6の巨大シュロ』 2020年12月 記
『ウチワサボテンの“木”』 2015年10月 記
『サボテン畑。』 2013年3月 記
『シュロ、長屋で育ちすぎ…』 2012年4月 記
2021年9月21日 (火)
中秋の名月まん丸
今年は8年ぶりに満月って…え、毎年まん丸とちゃいますの?。
とまぁそんなレベルでアホげはアホ丸出し。何のこっちゃと調べますれば…ふむふむ、あ〜なるほどなるほど、そういうことね。と納得したふりをしてますがちゃんと理解してるんやかどうなんか。そもそも何も知らんということだけははっきりわかりました。
○てなわけでそれなりに期待していた今夜のお月さんでしたが、雲り空と高層マンションのせいで全く拝めんなぁ状態でしたが、買い物ついでに見上げますればうっすらぼんやり…ええ感じ。ま、逆に写真にするには白くぶっ飛ばんのでこれで良しとしましょう。
で、何で中秋の名月は満月とは限らんのか?。ま、そんなもんなんやという解釈で済まし…教養を軽視し続けてるなぁと反省するも、変わりそうにありませんなぁ。
2021年9月20日 (月)
路傍のツンツン植物2種
コンクリの隙間にツンツン2種が根を下ろしてますわ。
何げない光景ながら妙に惹かれるこの光景。雨上がりで潤いがあるのか葉の質感がこれまた何ともええ感じ。紫色のはムラサキゴテンかなぁ。緑色のそれはまぁ時折見かける様に思うもわからんままでちと残念。どなたかご存知ないですか。
2021年9月19日 (日)
P箱45個のある光景
ふたつ三つ転用されている例は見るも…これはなんと申しましょうか。
○重石代わりに仕切りブロック風に…一升瓶のP箱45個。何や寂しい余生やことで…って、これは拉致されているのか。知らんけど。
2021年9月18日 (土)
草木と同列、一本足ポスト足なし。
草木と同列に並ぶポスト。
主張しつつも収まりよろしい図。とは言え本来の持ち味まるで無視。やっぱり一本足あってナンボです。とは言えこのパターンの設置を見たのはこれで5つ目なこと思うと、いちいち本来のスタイルに引っ張られてる自分が頭かたいのかもしれませんな。
(於:鶴見区) 移転前も足なし…もう錆びて腐食の末別モンで支えてるんちゃうか。
※関連記事:
『一本足埋まるも和むポスト、京阪は橋本駅前。』 2017年11月 記
『一本足のポスト、骨折中?』 2017年11月 記
『半分生き埋め角ポスト、松下電器産業製。』 2017年3月 記
『一本足ごとビルトインされたポスト気の毒』 2016年1月 記
2021年9月17日 (金)
塀の一部、絵で修復。
ひと駅手前までやと50円安いってなると、降りますよねぇ…って、ちとしみったれた話ですけど。
仕事終えて地下鉄乗って、ひと駅手前から歩きますればうまいこと雨も上がっていましていつも通り呑気に歩いておりましたら道の脇の塀がちょっと変な気がするなぁと近づいてみると、あ、これ、描いてありますやん。
◯それなりにそれっぽく仕上がっていてええ感じ。下部のペンキがやや剥げかけているの様に見えるのは「これは絵でっせ」と妙にアピールしたくなった職人さんの遊び心…かもしれませんで。
滅多に通らん道で小発見。しかも50円お得。小市民の方が小発見に向いてるってことやわいとひとりごちながらあれこれ思う…何のこっちゃ。
(於:中央区) 2018年から“絵”になってる。何で剥げしもたんかねえ。
※関連記事:
『石垣に挟まれたコンクリ壁の意匠、石垣風。』 2017年9月 記
『歩道上の意匠まで仮再現してありまっせ』 2017年9月 記
『石と煉瓦の道やと思たらアスファルト』 2014年12月 記
『人間くさい修復かな。』 2011年1月 記
2021年9月16日 (木)
昭和なプラ看板 241 ● タキイ交配
過日訪れた富田林の昔ながらな建屋の軒下に、こんなプラ看板がありました。
◯色褪せることもなくピカピカの状態。そもそもそんな古い看板ではないのかもしれませんが、“◯◯種苗店”と記された文字の味わいを思うと、やはり軒の下ということで雨風から守られているからなのでしょうかね。
で、キャベツやらトマト、キュウリにメロンなどのかわいい絵の下にあるのが“タキイ交配”なる見慣れない文字。タキイ種苗の何かやとは解るももひとつわからんなと調べますればこれ、いわゆるF1種のことの様ですね。
F1種と言えばついついネガティヴな情報に気が行きがちですが、これはこれで技術の進歩とも捉えられますよね。固定種を大事に思う人もいてF1種の可能性を追求する人もいてナンボやないかとふと思いました。ま、画一的なもんばっかりではおもしろないこと思うと、ついつい固定種に肩入れしてしまいがちですけどね。
(於:富田林市) 遠くに見えるはPLの塔…南河内の光景やなぁ。
※F1種と固定種に関するリンク:
『「固定種」は安全、「F1種」は危険、はホント? 種子の多様性を知ろう 』 SMART AGRIさんのサイト。
2021年9月15日 (水)
聖書の文言溶け込む錆びた一角
その劣化具合、文言、環境…見事に溶け合ってますなぁ。
◯旭区某所で仕事。毎度のことながらちょっと早めに着いたしってことで現場あたりをぐるっと回りますれば、こんな一角がありました。
近年あんまり見かけん様になったと思いますけど、どうなんでしょ。調べますれば宮城県のボランティア団体が全国津々浦々まわって貼ってはるそうです。はるばる東北からお越しになった証やったんですね。そうか…そうなんや。
2021年9月14日 (火)
面格子、竹の意匠。
面格子に植物…昨日のそれとはかなりニュアンス違いかな。
◯木造モルタルの町家の窓に、さりげなく味ある意匠の面格子が付けられていました。竹の直線美を涼しげに生かしてあってええ感じ。建物の色合いとも調和がとれていてここのお方のセンスを感じますわ。
ストリートビューで過去を見ますと以前は桃色を基調に配色されています。濃紺基調の現行とはまた違う味わい…こっちもよろしいなぁ。同じ様な家が建ち並ぶ中にあって、ひときは目を引く存在。ちょっとした工夫と綺麗な状態を維持することの効果をあれこれ思いました。
※関連記事:
『面格子 梅に鶯 竹添えて』 2020年3月 記
『変わった面格子、よく見れば…艶かしいやん。』 2011年12月 記
2021年9月13日 (月)
天然面格子
所用で旭区へ。うっかり道を間違えてナビ入れよとクルマを路肩に停めて外見ますれば何げにええ光景。
◯建屋の風情もさることながら、目がいくのは窓の部分。ごちゃごちゃーっとハリガネが絡まっているみたいなんは何やと思えば、枯れツタですわ。根元を見ると切り株がひとつ残されていていて…ですがもどうもツタのそれやなさそうやなぁとストリートビューで見ますとツタとは別モンの木が青々と茂り、ツタはやっぱりハリガネ状。2010年までさかのぼるも、やっぱりマンマのハリガネでした。
窓の下部には手すりの様な面格子。「これでは効果半減や」とツタを残り上部に繁茂させて…はい出来上がり。後はイランわとさっさと枯らしてしまわはったとか。しかしながら防犯対策バツグン。ま、どっちか言うとソワッとさせるビジュアルに効果があるわって感じですが。
(於:旭区) 人は寄り付かんけど、虫やら鳥が寄ってきそうやな。
※関連記事:
『面格子に補完勢力』 2020年11月 記
2021年9月12日 (日)
2021年9月11日 (土)
2021年9月10日 (金)
2021年9月 9日 (木)
重陽の節句に
例年は9月になった途端、秋向けの商品がコンビニなんかに並ぶとごっつ違和感がありますけど、今年はすんなり秋気分ですなぁ。
気候に気温がほんま「夏はとっくに終わった」って感じ。お子の絵も…合ってますなぁ。どうやら8月分までしか前倒しで描いていなかったらしく今月入ってから知らん間に仕上げた様で、季節感がばっちり出ているのはそのせいでしょうかね。
しかしまぁ今月のは豪勢ですなぁ。“食欲の秋”に“芸術の秋”…“〇〇の秋”の〇〇が丸々入ってるって感じですわ。ちょっとやっつけが続いたことへの反省が感じられますなぁ…とか何とか。吹き寄せにお月見、2021の“0”とSEPの“P”の中を黄色く塗り絵しているのは…きっと満月からインスパイアされているんでしょう…まったく知りませんけども。
ちょっとのことながら一ヶ月間この絵が潤いを与えてくれてるなぁとしみじみ。あと何年続くんやろかと思うと…なおのことしみじみします、うん。
旧記事に写る残るもう一匹の金魚も今朝死んだ。二ヶ月の差…寿命やったのかどうなんやか。合掌
2021年9月 8日 (水)
2021年9月 7日 (火)
大淀中四丁目6、午前8時31分。
北区某所…って大淀ですけど、ここらは何と言うか“北区”ながら…「やっぱり大淀区やん」な感じ。ま、そこが仕事の現場。福島駅から散歩がてら行きますればほんとに縁のないところやなぁって感じでちょっとした小旅気分に。町に佇むネコもまた景色を構成するひとつに見えるもんです…こじつけ。
寄りたくなる気持ち抑えてサッと撮って。その前もその後もネコはマンマでした。
2021年9月 6日 (月)
2021年9月 5日 (日)
昭和なプラ看板 240 ● YAZAKI タコグラフ / タキシーメーター
“タキシー”てな表現にこだわりを感じまんなぁ。
◯かなり前よりその存在をクルマの中から見ては「タキシーかいっ」とその都度ひとり突っ込んでいましたが、過日この前を歩くことがありまして、その裏面が“タコグラフ”やとはじめて知りました。
ま、タコグラフという響きに幼少の頃は「何とけったいな」と思ったもんです。詳しくはwikiをご覧頂くとしてま、要するにどんな運転してたかを記録するもんなんでしょう、知りませんけど。
で、“タキシーメーター”。こちらも詳細はwikiを見て頂くとしてこの“タキシー”表記はかつての日本の法律用語やったとか。ですけど現行の計量関係法令では“タクシーメーター”で統一されているとか。てなわけでこの矢崎も今ではタクシーメーターとしてはります。
そのメーター、日本ではたった5社しか手掛けていないと随分前に知ったことがありますが数年前に“大阪メーター製造”が倒産したことが小さいながらも記事になってました。で、4社と思ってましたら2年前にもう一社(三和メーター)も廃業した模様。調べますと“三和矢崎サービス ”という会社があるところを見ると、矢崎が三和を継承したのでしょう。
タクシーメーターと言えばガチャっと音を立てて丸いタブレットを倒してっていうアナログ感がたまらんよかった…などと語れるほどタクシー使ったことありませんけども。すっかりデジタルになって…当たり前ですわな。
で、YAZAKIは“矢崎総業”と何やらアチラ系っぽい響きの社名ですけど、もちろんまっとうな会社な訳で、タクシーメーターもタコグラフも今はは分社化して矢崎エナジーシステムが手掛けているとのことです。
2021年9月 4日 (土)
防火水槽 236 ■ 堺市東区菩提町3-157
旧村を通る道の脇、雨に濡れた防火水槽がひとつ。
◯しっとり感がこれまたよろしいですなぁ。電柱の脇でひっそりと佇んでいます。小粒の石で意匠が施されており、真ん中に王道“水用”の文字。簡素ながらなかなかまとまりのええ小振りの上物です。
見ての通り何かの板と家庭風呂用のフタで覆われていますので、現役として水が貯められているのかどうなのかはわかりませんでした。
で、ですわ。何げにええ看板やと思いつつも防火水槽に気を取られあんじょう見ていなかったその内容ですが、帰宅後改めて見ますとても味わいあること記してありますわ。残念ながら文字の一部のペンキがすっかり掠れて全文読めませんけど想像しながら読むと、なお味わい深いです。自分が手がける製品に対する愛情と自信のあらわれが…いいなぁ。モノを大事に使っていた時代の良さと職人の心意気が合致して商いが成立していたこと改めて思い起こさせてくれました。どうも残念ながら廃業されているみたいですが。余談ですがこの看板のある建屋はストリートビューで過去を見ると襖障子の張り替えを生業としてはった様で、あぁなるほどねって感じがします。
2021年9月 3日 (金)
犬に噛まれて…雑感。
堺市某所で仕事。いつもは最寄駅より徒歩30〜40分以内なら歩くものの結構な雨が降ってるってことで路線バスに乗って某バス停より旧村を通って行きますれば前に犬が。ぬかるみの向こうにいるけど、どうするんかなぁと思いつつ前進しますれば飼い主の静止を振り切ってこっち来て右足ふくらはぎにガブっ。飼い主に押さえつけられてようやく難から逃れることができました。
「せめて消毒でも」の飼い主の方から言葉もらうも仕事あるしと連絡先交換して先へ急ぎますれど…「そや、狂犬病のこともあるで」と気になって先方へ制作会社経由で電話で“簡単な消毒依頼”を今日の現場である法人に頼むも「コロナ禍で(救急箱など経由で)感染する可能性があるので薬や包帯等お貸しできません」。
不安よそに何とか仕事終えて制作会社にことの顛末を話すると…「あくまで業務委託ですから、治療も飼い主の方との交渉もご自身でやってください」って…あぁなんと四角四面。その上「病院行かれたら結果報告お願いします。今後の仕事スケジュールもありますんで」ってそっちかい。怪我しても死んでもそんなもんやねんなぁと思うとね、激辛の世知辛さを思い知らされましたで。
しばらくすると先の飼い主の方から電話があって…そのあとは病院連れて行ってくれはって処方薬も買うてくれはってと誠心誠意の対応。狂犬病のことを心配してよくわかりませんけど犬の管理団体か検査機関に犬連れて行ったり諸々のことしてくれてはります。
病院の見立てでは「奥まで噛んでないしまず感染の心配はない」とのことでとりあえずひと安心。細菌殺す薬で何ともなかった様になればええなと思います。
◯とまぁえらい目にあって激辛対応にもあいましたけど…正直な飼い主のいる犬に噛まれたことで少しは救われたかなぁ。けどもまぁ何ですわ、番犬はちゃんと「よそ者」と認識して攻撃してきよった訳ですから褒めてやらんとあきませんなぁ。ま、なかなかそんな心に余裕ありませんけど。
2021年9月 2日 (木)
ソース 73 ▲ 名城ウスターソース
過日姫路へ仕事に行った折に駅前の播州名産品を扱う播産館にて購入しました。
名城のそれはお好み、とんかつに次いで三つ目。今までが私好みの味でしたので期待が膨らみます。
レッテルのイメージは全て共通しており、ウスターのこれは紫色がアクセントとして使われています。横には“辛味の少ない まろやかな味と香り”とあり、“自社で粗挽きした香辛料で十分に煮出し、オリの少ないマイルドな味と香りに仕上げています。”と続きます。
確かにボトルの底の沈殿物は少なめ。今回のもさりげなくJAS特級のマーク。まずはそのまま味わってみます。
あくまで私見とお読み頂くとして第一印象は「すっぱ辛っ」。ここで言う“辛い”は香辛料の辛さではなく塩分の辛さのこと。ソースを単品で食することはまぁ稀であること思うとそんなもんかももしれません。ふた口み口と味わいますれば奥ゆかしい深い味わい、最後に舌の奥の方でピリッと香辛料がパンチを効かせてきます。旨みと香ばしさについつい味見と称して何口でも味わいたくなります。
さて次に、今回は焼うどんにして食してみました。冷蔵庫にあるもんで調理しましたのでこんかいはかしわの肉というちとイレギュラーな具でしたが美味しくできました。
で、お味は…これもまたやはり“すっぱ辛っ”。加熱すると酸味は飛ぶことが割と多いのですがこのソースは酸味というエッジが効いたままです。甘口好みには合わんかと思いますが、暑いこの夏にはこれくらいの酸味の方が食が進むってもんで、美味しいおいしいと楽しませてもらいました。ま、大人向きな路線ですね。キャベツにかけて食べてみてもやはり同じ印象でした。“夏の大人のウスターソース”って…いやいやきっと年中美味しいかと思います。
このソースも今までのふたつ同様、隠し味に“醤油”が使われています。“兵庫播州の地ソース”を謳ってはりますので、きっとこれにも龍野の醤油が使われていることでしょう。“どやっ”な主張のなさに好感が持てる、正直なソース、そんな感じでした。ごちそうさんでした。
品名:ウスターソース 原材料名:砂糖(国内製造)、醸造酢、野菜・果実(たまねぎ、トマト、人参)、食塩、香辛料、アミノ酸液、醤油/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)(一部に大豆、小麦を含む) 製造者:メイジョーソース株式会社 兵庫県揖保郡太子町矢田部101-1
※関連記事:
『ソース 50 ▲ 名城とんかつソース』 2015年9月 記
『ソース 33 ▲ 名城お好みソース』 2013年6月 記
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