スギの切り株にブナ宿る
過日仕事で行った奈良は田原本町。昔ながらな街道沿いに神社があって、せっかくですしと手を合わせに行く前に…ええもんが目に入りまして。
切り株に根を下ろしてしかも青々。葉の形状に残されたカサの感じからするとブナでしょうかね。そうか…うまいことどんぐりが腐葉土かした切り株に落ちたんですな。土台となる木は…たぶんスギでしょう。スギにとってはええ迷惑? 否々伐られて生じた喪失感を埋め合わせてくれる存在なんかもしれませんで…は、人間の勝手な解釈ってもんでしょう。
すっかりこのスギとブナの関係に気を取られて手を合わすの忘れてしもた…様な気がします。何せ初夏のことでちょっと記憶がのうなりまして…
(於:奈良県田原本町) “ドングリは果実(堅果)であり、種子ではない”(wiki)知らなんだ。
※関連記事:
『切り株にスギ根をおろす延暦寺』 2021年7月 記
『切り株にノゲシ宿る』 2021年4月 記
『桜枯れ そこに松の木 蔓が締め』2018年11月 記
『 “切り株から新しい木生えてる”の木、桐やった。』 2017年7月 記
『切り株に、やどり草。2』 2015年11月 記
『切り株に、やどり草。』 2015年2月 記
『切り株から新しい木生えてる』 2015年2月 記
『木の電柱、てっぺんに木。』 2014年7月 記
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