月組 珠城りょうさん退団公演“桜嵐記/Dream Chaser”
“タカラヅカ×河内”ってオッケーなんや。 疫病蔓延の日々続きでヅカ観劇は1年4ヶ月ぶり。月組に至っては2年半…そんなもんでしたか。かつては月組一筋やったこと思うともっと見てない気分でしたが本日久々に大劇場にて月組公演を観てきました。
正味の話、自発的に…って訳でなく、購入できんやろと思ってチケット多めに予約したら想定外に買えたのを譲ってもらって行ったというのが正味のところ。ですから誰が出るどんな内容かなどのこと一切知らずで宝塚入り。そう言えば移転後の宝塚ホテルも初めて見るなぁと思いつつ大劇場へ。
自動検温に閉じた飲食スペース…いかにもな状態。クレジットカード見せたらチケットが発券されて…これも知らん間にって感じ。で、ホールに入りますれば大入り満員。うわっ、新コロ諸々以降、初めての“密”。ちょっと信じられんわって気分でステージ見れば袖に松の木の絵があって「…あっ、和モノか」…。始まりますれば…え?楠木正成とかなんか言ってまっせ。はあはあ、ふむふむ、そうなん…まぁ歴史に興味を示さんと生きて来たモンながら南北朝時代ってのはそういうことなんかって説明受けて…勉強になりましたわぁ。何で楠木正成が河内の英雄なんかってそういうことなんか…とまぁそこからグイッと引き込まれて「ええもん見せてもろたわぁ」と感動したのでありました。ちなみに終盤にはそこここですすり泣きの声が…私は泣きませんでしたが初めて耳にしたかもしれません。
とは言え2階B席からの観劇ですから誰がトップかは役柄でわかるも各々誰がどの役とかさっぱりわからんままでしたが、そもそもまぁ誰も知らんわけですからこの席から俯瞰で観ることの方がよかった様にも思いました。冠スポンサーも付いてない公演やったというのに、なかなか凝った立派な舞台セットも良かったです。それ以上に繰り返しになりますが楠木正成とその子孫の活躍を脚色を交えつつもヅカ経由で知ることができて大変満足な前半戦でした。 で、半時間の休憩を挟んでレビューへ…ってその前に持ち込んだサンドイッチを昼食にと思うも食べるとこありませんやん人ひとヒトで。ま、それはよろしい。で、こっちは…ごめんなさい。ちょっとつらかったかも。2階B席からですと仕方ないのかもしれませんけど、何かね、単調に感じられて。まぁそもそも月組のどなとも存じ上げんとなると入れ込めんわけですからそんなもんなんかもしれませんけどね。おかしいなぁ…行く前は「(最近の月組はよぉ知らんし)今日はレビュー楽しみに行こ」とうちの人と話していたんですけどねぇ。
とまぁそれなりに…そういう言い方はいけませんね、勉強させてもらいつつ楽しいひとときを久々に味わったのでありました。しばらくは生演奏なしで公演してはったみたいですけどちゃんと佐々田愛一郎さん指揮による演奏もあってよかったぁ…と思うも感染症対策なのでしょう、演奏者が誰も見えない状態で残念。オーケストラピットを狭めてるのか間仕切で見えんのか…そうか!ホンマは録音モンでそこにいたのは佐々田さんだけやったんかもしれませんなぁ。知りませんけど。
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コメント
今は宝塚がすごい人気でなかなかチケット入手困難という話もあれば、コロナ禍で意外ととりやすいという話もあって。
そうですよね、宝塚ホテルも移転して、駐車場のところがホテルになったんですよね。あそこの駐車場いつも使ってたのに。
珠城りょうさん、ダイキンで顔が知られてるってのは絶対いいことですよ。こないだも明日海りおさんが「おちょやん」に出て、一気に世間の認知度上がりましたもんね。退団後、いい仕事につながるといいですね。
投稿: ぽんぽこやま | 2021年6月20日 (日) 21時17分
●ぽんぽこやまさま
出し物と出演者と疫病加減とそれぞれの組み合わせで取りにくいか否かってのがあるんでしょうね。
宝塚ホテルの移転で宝塚南口駅界隈は今以上にさみしくなることでしょう。
宝塚歌劇団ってやっぱりビジネスモデルとしてもうまいことなってますよね。卒業しはった人たちもヅカのテイストをそこここで醸し出してちゃんと劇団に貢献してはりますもんね。まぁ…時々“わちゃっ”やったり“抜け切れはれへんなぁ”やったりのお方もおられますけどね。
コメントいつもおおきにです。
投稿: 山本龍造 | 2021年6月22日 (火) 09時25分