6月1日に思う。 2021
若い時は“ニュートラルなもんはおもんない”と思っていました。いまはそう思ってないかと問われますれば「…今も」ではありますが何かね、もうどうでもええ表層的な妙さに“個性”を思い、それが“売り”になるって考えていました。ISO400の白黒フイルムを3200に増感現像してトーン切り詰め黒焼きしたり、3M(のちにスコッチ)のリバーサルフィルムを同じく増感してザラついた淡い発色を良しとしたり…甘かったなぁ青かったなぁアホやったなぁ。
ま、そんなのが良しやった時代は学生時分としばらくするまで。社会に出て“キャベツはキャベツらしく、かしわはかしわらしく”みたいに情報として普通に見えることを教えられ最初は「しょうむなぁ」と思うも次第に「フイルムや印画紙の性能を最大限引き出せてこそナンボや」となって…今に至ってる訳です。あ、仕事もしかり、作品もしかりです。そうそう、いま思ったことですけど、その後しばらくして出会った“茶の湯”の影響もあった気もします。
ま、いま当時を思えばそれなりに知識と技を持ってないとちょっと妙な世界観漂ってる風(?)な写真は作れなかった訳で、それができるってことにしょうむないプライドを持っていたんでしょう。しかしまぁ…社会に出てその妙な“落とし穴”から這い出ることができてよかったわいと本当に思います。
写真もデジタル主流になってもう何年になるんでしょ、15年は経ってるのでしょうか。その間画質はなお向上、画像処理ソフトも進歩しカンタンに強調も補正もできるわけで、各々まぁ自在に“自分のカラー”が出せる様に。あの当時苦労した“表層的な個性”をなおのことアホらしく感じます。
そして、フイルム+印画紙ではいくらがんばってもニュートラルに仕上げることができなかったこともできる訳で、これは自分にとってとても嬉しいことです。もうフイルムには戻れない…というか戻る気にもならない…せんどフイルムにも印画紙にもお世話になったというのになんと冷たいヤツやと思わんでもないんですけど。
ま、てなこと書きつつ白黒銀塩のプリントを久々に見ると…「あぁ…これにはかなわんわ」とも思うんですけどね。思えばフイルム時代を知ってることは、大きな財産なんかもしれませんなぁ。
写真は、今日仕事帰りに出会った光景。こういうシーンをニュートラルに再現できるのはデジ様々やわぁとしみじみ。6月1日、今日は“写真の日”。
(於:東成区)
最近「Instagram、やめよっかナー」な気分が増していく。理由は…1年後、かな。
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