業界団体の会館 116 ◆ 関西板硝子会館
ここが業界団体の会館やとは思いもしてませんでした…などと言うほどこの前を何度も通っていたわけでもないんですが。
心斎橋から東に歩いて堺筋を渡ると島之内。街の雰囲気がコロッと変わって…まぁ近年は「ここ何処?」な空気(=個人の印象です)が支配的ですけど所々に昔な風情も残っていまして、中にいかにも昭和な雰囲気を醸し出す一角が存在しています。普通の一軒家なんやろなぁ程度に認識していたんですけど、コンクリブロックに組み込まれた銘板を見て…「へぇ」。意外とそれは“業界団体の会館”でした。
“関西板硝子会館”…「そうか、板ガラスの業界のなぁ…」と思いつつ、何げに引っかかるわと過去記事を見ますれば、11年前に“板硝子会館”というのを取り上げています。しかもここと同じ“島之内一丁目”にあると言う…何がどう違うんやかって感じ。
そういえば玄関門越しに中を覗きますればネコが数匹昼寝してましたので、ここはもう過去の会館であって板硝子会館”に移転したってことなんかもしれません。
そう思おうとするもやっぱり釈然とせんなぁともうちょっと調べますと今回の会館は“関西板硝子卸商業組合”が事務所を構え、前回のは“大阪府板硝子商工業協同組合”の会館…関西と大阪府、その違いもありますけど、“卸売”とそやない“小売”そして“工事事業者”の違いがあるんかもしれません。ま、要するに素人目には判らんもののよく似た名前の別法人の会館の様です。
板ガラスと言えば幼少期にやたらやんちゃしては割ってしもて大怒られしたもんですけど近年はどうなんでしょうかね。お子様がおとなしいなったということもあるやもしれませんけど、やっぱりアルミサッシの普及で割れん様になったってことでしょうなぁ。ガラスの強度もさることながら、ガタがないと割れんもんですね。それ思うと町のガラス屋さんも儲からんことでしょう…って、ここは“卸売”の組合ってことであんまり関係ないんでしょうけれども。
(於:中央区) てなわけで現役の“会館”の様で。ほな昼寝ネコは…なんやったんやろ?
※関連記事:
『業界団体の会館 25 ◆ 板硝子会館』 2010年5月 記
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