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2021年3月 7日 (日)

防火水槽 232 ■ 住吉区住吉1−10−13

 過日、仕事後歩いてますれば住吉大社あたりに。渋い味噌屋さんで味噌買って少し歩くと…これまた渋い蔵が。その隅にありました、防火水槽が。
Suiso232a Suiso232b そこそこ大ぶりのコンクリ製、浮き出た“水用”の文字。両文字とも意匠に工夫を凝らして左右対称にしてあるところにちょっとしたこだわりを感じます。蔵の持つ風合いに合ってる様に思うも、ちょっと時代にズレがある気もしますが、それはやはり戦争激化で設置されたからなんでしょう。
 などと思いつつストリートビューで過去を見ますれば、昔の画像には写っていませんで2018年10月の画像より登場し、2019年11月より現在の位置に移され今に至っています。何となく合いそうということでここに移設されたのかもしれません。
 ちなみにこの蔵は“太田家土蔵”で、元々は菜種油の原料や製品を貯蔵するためのものやったとか。ちなみにこのあたり…いや近くの遠里小野あたりはかつて菜種油で栄えた地でそもそも搾油で歴史あるところやとか。詳しくは“日本初の油は住吉大社からだった!?住吉大社と油の深い関係性”というページをお読み頂くとして、この防火水槽も蔵の中で保存されていたものなのかもしれませんね。

(於:住吉区) こんな蔵が残されているとは知らなんだわ。

※現地の看板には“田家”と記されてましたが、ネット上には“田家”の記された記事が多く載っています。詳しく知るには“田家土蔵”で検索してみてください。

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