大阪城の空堀に架かるパイプラインは、
何げに気に入っている大阪城の空堀に架かる二本のパイプライン。過日西の丸庭園へ行った折にも紅葉やお城撮るお子をよそに「こっちがかっこええねがな」と一枚。
やっぱりええわ。えも言えん違和感ある光景ながら“重厚”って線では溶け合ってる様にも見えてかっこよろしいな。で。いつも「これ何なんやろ?」とは思うも「まぁ観光地となって下水とかの排水用なんやろ」程度に想像し、それで終わらせてましたけど、一応調べてみよかと今回ネット上だけですけど調べますれば…そうですか。そないなもんやったとは…
(「知ってますがな」なお方は、以下もう読む必要ありませんので、はい)
簡単に説明しますとこれは大阪市水道局の配管で、大阪市域で最も高所である大阪城の東隣地下に“配水池”があって、そこに水道水を一旦貯めた後、勾配を利用して大阪市内各戸に水を供給するための太い水道管やそうです。しかもこの施設ができたのが明治28(1895)年でずっと何の問題もなくの現役。その上この管をつくったのは大阪砲兵工廠ということです。
で、もひとつ。これ全然気づかなんだんですけど、この管の石垣に面した部分には、馴染む様にと石垣の絵が施されているらしいやありませんか。ほんまかいなと写真を拡大してみますと…あっ、確かに。いつ描かれたものなのかはわかりませんがなかなかな配慮やなぁと思いつつ「ちょっと大蛇みたいや」と見てしまうと…怖って感じがします。
しかしまぁなんと申しましょうか大阪市民としてそんなことも知らなんだんやというこの事実に我ながら唖然としますわ。“知”を軽視しとったらあきませんなぁ。
※参考にさせて頂いたサイト:
・風の森さんのブログ『Kazeの散歩道』内“大阪城散策(*^-^*) ”
・サイト『大坂城 豊臣石垣公開プロジェクト』内コラム“石垣発見のきっかけとなった配水池”
有り難うございました。
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