ソース 67 ▲ カギ印ソース 特製とんかつソース
過日仕事で訪れた山口県は下関。ついでに…と言っては失礼ですがせっかくやからと買い求めた“カギ印ソース”。ふたつ入手したうちのまずは“とんかつ”を味わってみました。 まずはパッケージから。ちと小振りの300ml入りのPETボトルに貼られた黒基調のレッテルに黄色で小さく「大地の恵みを“ギュッ”ソースは自然がくれた調味料!」の文言。この言い回しに好き嫌いあるところでしょうが基本的にこの社のソースに対する理念というか決意表明が感じられます。レッテルの質感がどことなくクレヨンっぽい質感…カラーコピーで自作されている感じがこれまたマニア魂をくすぐるってもんです。
次にそのまま味わってみましょう。ソースの見た目はかなりのドロドロさ。今まで手にしたソースの中でもトップクラスの粘度です。で、味わいは、一瞬粉っぽい風に感じられるも見た目同様“おっ、濃い”と感じるやその次に“おっ、スパイシー”なピリがきて、その後果物由来っぽい深みのある甘さと酸っぱさが口中に広がるって感じです。うん、何度か味わいましたが舌の左右でピリ辛を感じて中央奥で深みと甘みを感じます。 そしていつもの定番、焼きそばにして味わってみました。その印象は…ん?ちょっと…いや、かすかに“日清焼きそば”を思わせる香ばしさを感じます。酸味やピリ辛味は加熱のせいか落ち着きを見せもう純粋に「うまいなぁ」って感じ。コクというか深みが焼きそばにしても充分過ぎるぐらいに感じられて美味しいおいしいって風にすぐに完食。ま、購入したての豚肉の美味さも相まってかもしれませんがとても満足な昼食となりました。
最後にレッテル裏の原材料名に目をやりますれば“そういうことか”。まず野菜に果実がじつに9種類も使われていて普通見かけない“白菜”なども使われています。確かに白菜は出汁が取れるくらいに旨味ある野菜らしいのでなるほどでございます。それから“肉エキス”も配合されています。これが“日清焼きそば”を思わせるネタやったのかもしれませんが、素人の言うことは戯言と読み流してください。
この様に持ち帰って家で味わうのもよいのですけど、せっかくやったら下関のお好み焼屋さんで食べてきたらよかったなと今更ながら後悔。そこでお店の人からあれこれ下関ソース事情を聞きたかったかも。ま、そうしていたら客観的に味わうこともできなんだかもしれませんけどもね。
品名:濃厚ソース(とんかつソース) 原材料名:野菜・果実(トマト、タマネギ、りんご、人参、セロリー、白菜、生姜、ねぎ、ニンニク)、砂糖、醸造酢、食塩、でんぷん、香辛料、しいたけ、肉エキス(チキン、ポーク、ビーフ)、昆布/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、増粘剤(加工でんぷん、グリロイドガム)、甘味料(ステビア)(一部に鶏肉、豚肉、牛肉を含む) 製造者:株式会社 勝俣商会 山口県下関市長崎新町9-14
何で“昆布”と“カラメル色素”の間は“/”なんやろ。
※関連記事:
『錆びボコながら…カギ印ソースの琺瑯看板発見』 2019年8月 記
『ソース 22 ▲ 下関ソース とんかつ』 2011年2月 記
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