琺瑯タンクの余生 43 ● 和歌山県伊都郡高野町高野山670
高野山の某寺院で仕事…って“某”とか言ってもまぁどこのことかは、ね。
バス降りて少し歩きますれば遠目にそれらしき物が置かれている様子。近寄りますればやっぱりそう、密閉型の琺瑯タンクが一本、塀越しに確認できました。 ところどころ地色の青が現れるも薄緑色に塗られて景観に配慮されていますが、やや違和感を発している感じ、縦書きで“高野”までは読めるもその下はわかりませんでした。ちなみにこの場所はどうやら高野七弁天のひとつ“首途弁財天社”の敷地内の様です。弁天様と言えば水を司る神であることを思うときっとこのタンクも水を確保するためのものかと考えられますが、あくまでも空想です。
修行の地だからでしょう、高野山には元々酒蔵がなかった様ですので麓の町村より持ってきたものと想像します。伊都郡内にはかつては鶴の瀧(酔人日)・稚乃瀧・大盛力などたくさんの酒蔵があった模様ですが今は初桜を残すのみの様です。
(於:和歌山県高野町) 電車にケーブル、バス…しかしまぁ遠かったわぁ。
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