ソース 60 ▲ 復刻版オジカソース
うちのひとがネタにと町会の旅行の土産に買ってきてくれたのが、これ。
まず見た目。瓶に入ってる状態は沈殿物いっぱい。色合いはウスターソースにしてはかなり薄めです。写真では赤っぽくなってますが実際は若干緑がかった茶色で、いかにも果実野菜を擦りおろして仕込みましたでって感じです。
そのまま味わいますと…うん、明らかにいわゆる日本でいうところの“ウスターソース”とは別種。なんなんでしょ、スパイシーさはピリッと効いていますが風味が違うんです。どことなく魚醤っぽさが感じるなと思いますれば原材料に“アンチョビペースト”が入ってます。あ、そうそうその感じ。アンチョビの味が隠し味にならず、前へ出てきているって感じ。ちょっと慣れるまで違和感を覚えそうです。

てなわけで次は、焼き飯にかけて食してみました。

じつは…もう20年位前になるでしょうか、オジカソース工業さんに取材させてもらったことがあるんです。その頃は一般庶民向けのものはなく業務用100%の商いをされていました。祇園で創業した京都で一番古いソース屋で“オジカ”の由来は、リー&ペリン同等の知名度を誇るウースターソースのブランド“オージック”やったかなんかを日本読みにして“オジカ”と名付けたと聞いた覚えがあります。ですからこのオジカさんは、本場ウースターのソースに近づけようとアンチョビを入れて本格的に作ってはるってことやねんわと昔の記憶が蘇ってきて納得しました。本格派のウースターソースが日本で作られ手軽に買える…有り難いことです。まぁ…残念ながら口がすっかり日本のソースに慣れ親しんでしもてますけど、ね。
名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(トマト、玉ねぎ、りんご、その他)、砂糖、食塩、醸造酢、赤ワイン、香辛料、昆布エキス、醤油(大豆、小麦を含む)、アンチョビペースト 製造者:株式会社オジカソース工業 京都市山科区勧修寺東出町9
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