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2018年8月29日 (水)

“小野小町ゆかりの化粧橋→”の看板

 “小野駅から徒歩15分”が今日の仕事の現場。どこやそれ?兵庫県の小野か?否々。そこは京都市は山科区。へぇ、そんな駅あるんや…と思いつつ地下鉄東西線には乗らず京阪は六地蔵駅からバスに乗って現地入り。何で?ってそらぁ、バスは景色も楽しめるしラジオも聞けるしね…ってラジコで聞けよって、ほっといて。スマホ持ってませんもんで。
 旧街道を行くバスが勧修寺の前なんかを通ったところで下車。京都でも超馴染みないわぁここらは…と思いつつしっとり落ち着いた里を行きますればこんな看板。
Keshohashi1 Keshohashi2  まぁ見ての通りですわ。何の有り難みもない橋のたもとに針金で縛り付けられた出で立ち、それなりに読めるも錆びも進み…ま、ええ感じではあるんですが何や嘘くさいなぁ。
 調べますればこの橋の近くにある随心院が小野小町ゆかりのお寺でその中に“小町化粧井戸”という枯れ井戸があるとか。その井戸が湧いていた頃にはこの川にその水を流していたと考えられ橋にこういう名がついたとか。へぇ知らなんだ…ってそもそも歴史全般さっぱりわかってへんのですけど。
 てなわけでアホげ的にはこの看板の方が気になる訳ですわ。どぉってことないビジュアルの橋に説明看板、しかもそこに広告がふたつも入ってるってのがこれまた不思議。“福壽亭”は見当たらず。右には“京都相互銀行 醍醐支店”…“相互銀行”ってもう長いこと耳にしませんわ。こっちは1989年に“京都共栄銀行”となったあと1997年に経営破綻ののち、今は“関西アーバン銀行”の支店として残っているみたいです。少なくても30年は前に括り付けられた看板…平安ロマンを漂わせつつバブルもその後もリーマン染み込んだその姿…そらぁ味わい深いはずですわ。

(於:京都市山科区) 小野小町ゆかりの地やから“小野駅”か。帰宅後気づいた。

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コメント

まさに「花の色は うつりにけりないたずらに わが身世にふる ながめせしまに」ですね。

投稿: 天王寺蕪 | 2018年8月30日 (木) 15時55分

●天王寺蕪さま
そういうことの様ですね…って、検索して知った次第。何も知らん…コクが出んはずです。

コメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2018年9月 9日 (日) 12時51分

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