江坂の田んぼ、隅にクワイ。
吹田市某所で仕事。御堂筋線は江坂で下車しますと激雨が降ったり止んだり状態。歩いたり雨宿りしたりの探索。20歳代のいち時期過ごしたここらあたりもずいぶん田畑が減ったなぁ…ってそらまぁ当時もほとんどありませんでしたが。
てなこと思いつつ歩きますれば猫の額ほどの田んぼが残っていました。まだまだ“稲穂”とは呼べん状態ながらすくすくと育ってるな…とか思うことなくすぐ目に入ったのは、こっち。
この“A”というか“V”の形状の葉…クワイです。そう言えばなにわ野菜のひとつに“吹田クワイ”があると聞いてはいましたが…これか!って感じ。
見ての通り水田の端っこの方だけこの様にクワイが植えられています。以前鳥飼で見た“クワイ畑”よりどうも“ついでに…”な感じがせんでもないですね。これは…出荷目的というより伝承目的ってところでしょうか。
調べますれば吹田のクワイは他所のものより小振りでそもそもが野生。田んぼの隅に勝手に生えていたものを副産物として食していたものとか。だったら…この図こそが本来の姿なんですね。
30年前には毎日の様にこの前も歩いていたのですけど…こんなんあったんかどうだか。そもそもこの葉っぱ見て“クワイ”と知りませんでしたし。
30年前には毎日の様にこの前も歩いていたのですけど…こんなんあったんかどうだか。そもそもこの葉っぱ見て“クワイ”と知りませんでしたし。
ま、保存運動のお陰かいずれにしても絶滅が回避されたのはええ話。で、その市民の熱き想い(?)が“すいたん”でしょうか。クワイをモチーフとしたゆるキャラまで存在してるとは…そこまで地元では大切に思われてたとは全然知りませんでした。
※関連記事:
『鳥飼のクワイ畑』 2014年5月 記
『鳥飼のクワイ畑』 2014年5月 記
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コメント
クワイは慈姑なんですね、
やさしかった義母を、ふと…
投稿: mita | 2018年7月11日 (水) 09時51分
●mitaさま
あ、確かに。しかしながら何で“慈姑”という名になったんでしょ。気になりつつ…そのまま。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2018年7月12日 (木) 13時41分