土蔵に鶴亀の巴瓦
過日仕事で訪れた東大阪は近鉄吉田駅あたり。地図見ますと南北にうねる一帯があります。その帯状の部分だけ区画整理もされていないって感じ。“川中”という交差点名(地名)があったり、中甚兵衛さんの像があることからすると、このうねった帯状のところが付け替え前の大和川やったところでしょう。
東も西も工場や物流倉庫の中、その帯状の部分だけは昔ながらの旧村って感じ。まだまだ残る古い建屋。傷んだ土壁も錆びたナミイタを従えてこれもこれで情緒あるわとふと見上げると、鬼瓦の前に“亀”。亀があるということは…と、さらに見上げるとそこに“鶴”。
正直言うと、ちょっとそういう意匠を施した瓦なんぞがありそうにない建物(失礼!)に見受けられたので、余計に「ええなぁ…」と思ったのでした。
こういう鶴亀の瓦って“鶴巴”、“亀巴”と言って巴瓦の一種やと今回初めて知った次第。何も知らんなぁ、これでまたひとつ勉強になったわ…ってすぐに忘れるんですけどね、きっと。
※関連記事:
『田畑の納屋、青空の下。』 2018年1月 記
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コメント
カメの顔、マンガチックすぎる?
投稿: mita | 2018年6月18日 (月) 10時13分
はいっ!私も一緒に賢くならせてもらいます。
投稿: 天王寺蕪 | 2018年6月20日 (水) 21時36分
●mitaさま
うん…確かに。ですけど狙ってマンガ的に作ったとは思えん良さがあります。
●天王寺蕪さま
ひとり賢くなってください…私はすぐに忘れますから。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2018年7月 6日 (金) 19時05分