2018年6月30日 (土)
3月の記事のこと覚えてはるでしょうか。あれから4ヶ月弱…
茶の湯の稽古へ恩智川に沿って自転車で走ってますと川べりに赤い実が。え?ひょっとしてと近寄って見てみますれば、梅の木にちゃんと実が付いてますわ。しかも大粒で立派なのがいっぱい。
ホンマに立派な実です。けど…これが取りに行けませんわ。柵越えて勾配キツいコンクリにしがみついてコロッと転落…って訳にもいかんでしょ。
えらいとこで生えてんねんなぁと感心してましたけど案外人やら動物に邪魔されんでここが天国なんかも。ええとこ見つけよったことで。
紅白揃って咲いて春を告げてましたけど、実をつけてるのは白梅の方だけでした。調べてますと“紅梅の近くに白梅の木があるといい実ができるそうです”なる記載が。そうか…紅梅のお陰で白梅に立派な実が付いたんですかね。ちゃんと…紅梅もええ仕事してるんですな見えんところで。
(於:八尾市)
後ろに写る臭気筒が案外ええ仕事してるな。
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2018年6月29日 (金)
茶の湯系所用で堺へ。帰路は阪堺電車でと堺東駅から西へ。この界隈はじつに昼酒呑みに優しそうな街でええ感じ。そこをこらえてさらに歩き、見上げれば…
何となく休業中な雰囲気もありましたが、お店のことはもひとつ調べるもわかりませんでした。
で、“清酒 百万両”ですが、地元堺とやや縁のある銘柄。堺の造り酒屋が戦中企業合同した“新泉酒造”と灘の“百万両酒造”が戦後合併、昭和50年頃まで堺でも醸していたもののその後灘に集約。続いて親会社メルシャンに吸収されメルシャン灘工場として稼働するも阪神淡路大震災で休造そして閉鎖となり、その後はメルシャンの他の工場で造られていたましたが、いつの間にか“新泉”も“百万両”も市場から姿を消した様です。
確か開口神社の玉垣にその名残が…と向かいますればやっぱりありました。堂々の“新泉酒造株式会社”の文字。1874年の酒造家リストを見ますと大阪府下で他蔵の追随を許さずぶっちぎりの生産量を誇っていたみたいです。まぁ堺では“百万両”印は造られていなかったみたいですけど…詳しくは知りません。
(於:堺市堺区)
モザイク入れ忘れ発見…見なんだことにしとこ。
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2018年6月28日 (木)
堺市中区某所で仕事。泉北高速は深井駅から徒歩14分ってスマホ持たんモンにとっては道がわかりにくすぎ。これは川沿いに歩くのがいちばん間違えへんわと伊勢路川沿いに歩きますれば…あ!っと思うも「これ、前も見たで」。
見ての通り川に架かる水道管に付けられた柵の看板がエンボス加工が施されてまっせの図。これは…まぁそもそもこうやったわけでなく、経年変化でインクの塗ってあった部分が勝手に盛り上がってこうなったんでしょう。
前回見たときは「…別に」かなとお蔵入りにしましたけど、今日は夕日が横から当たってええ感じに見えました。
まぁそれより、以前もここに来てるってことですがな。もうちょっと歩くと…あ、確かに来てる。
その時の記事見てもやっぱり同じ様なこと思ってた様で。ホンマ成長せんもんで…ってもう“退化”が始まってる年齢でしたわ。はぁ。
(於:堺市中区)
帰路は南海バスで津久野駅まで。あぁ楽チン。
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2018年6月27日 (水)
ずっとあるなと思いつつもお蔵入りしていた物件。
私が高校生時分でも充分に超昔ながらな佇まいやなぁと眺めていた家屋の隅にひっそり町名看板。この場所が“上本町九丁目”やと告げているその文字のバランスというか大きさなんかも含めてちょっと不安定でええ感じ。“天王寺
區”もしかりで、愛想なしな感じながらもそれなりにええ風情を漂わせてます。
で、よく見ればその町名看板の下に何やらアルミの銘板が貼ってあります。これは…仁丹の町名看板の下に必ず付いていたみたいらしいですから…この上からそれが貼られていた時期があったということですかね。そう言えばいつぞやそんな話をネットで読んだ様な。
同じ建物にはもうひとつ町名看板が。こちらは“夕陽丘予備校”の広告入りのものでこれも充分に風情あるもちょっと負け気味…と思いましたけど案外可愛さでは勝ってますかね。どこか“かわいいおじいさん”な感じ。そう思えば先の方のは…頑固じじい、かな。否々背筋シャンとした東海林太郎さんみたいなご老人ですな。
(於:天王寺区
-2015年)
広い通りに面して昔ながらな家屋が残ってるって奇跡やな。
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2018年6月26日 (火)
淡路島はどこを走ってものどかでええ感じ。燃費もエコ運転の評価も上がって気分も上がるってもんです。道端にひとつ、一番よくあるスタイルの田畑で余生を過ごしている琺瑯タンクを発見。
温室並ぶ農地の一角に錆びつつも堂々としていてええ感じ。何を栽培されているのかもひとつわかりませんでしたが…菊かなぁ。いや、無責任なこと言うのはやめときましょか。
隅々走った訳ではないですが、今回はこれひとつだけの発見に終わりました。今でこそ実質2社となってしまった淡路島での酒づくりですが、1974年の酒造家リストには協同瓶詰法人含め15もの酒蔵が掲載されています。それを思うともっとあちこちに琺瑯タンクがあってもええと思ったのですが。さて、これはどこから来たものなのか。一番近い酒蔵は“
南長”の蔵元ですが、ここはまだ一応商品は出されているみたいですから…どうでしょ。まぁ不要になったタンクがここで余生を送っているとも考えられますが。
(於:兵庫県南あわじ市)
淡路島の自給率って100%超えって…知らなんだ。
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2018年6月25日 (月)
6月にしてこの暑さ。ヘトヘトの皆さんにもビジュアルでちょっとはやめの暑気払い。
てな訳で鳴門のうず潮
を間近で見てきました。あれは遠目に見て楽しむもんやろと勝手に思ってましたけどなんのなんの。小さめの船から見るそれは凄いのなんのって。太平洋と瀬戸内海の水面差が1m近くできてる図を目にするだけでも大びっくり。純粋に感動しましたわ。
…な割に写真では渦に見えませんか。ま、涼しさだけ感じてもらえたらそれでええとします。
(於:徳島県鳴門市〜兵庫県南あわじ市)
徳島の中華そばには入ってなかったわ、ナルト。
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2018年6月24日 (日)
自然現象がこの様に描いた訳です。
水見えずしてそこに水がある。ときおり目にする図、ずっと見てるとなかなか味わい深いなぁと。千住博さんの…って、怒られますな。
(於;東大阪市)
大徳寺は聚光院にも…とかなんとか。
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2018年6月23日 (土)
地震のあった過日明石から舞子まで歩く道すがら、こんな牛乳箱を見かけました。
そのもの自体か持つ昔ながらな雰囲気もさることながら、屋号右に記された“
三度御用乳ノ栄ヲ賜フ”のコピーが何ともええ感じ…ですが、もひとつ意味がわかりません。“
御用乳”ってのは“宮内省
御用達の牛
乳”のことを指すのでしょうか。それが3回ともなるとそらぁ名誉なことですね。いやいやほんまのところよく判りませんですが。
“松野牧場”か、どっかで見覚えある様なと思いますと山陽本線の電車から時折見える牛乳会社のことの様です。いつも参考にさせて頂く“
漂流乳業”さんのサイトによりますれば
松野牛乳さんは地元明石にある会社ですが平成15年に自家製造を終え、
共進牧場の製品を扱う牛乳屋さんになられた様です。三度あった栄誉は四度五度…とはもうならないんですね。
(於:兵庫県明石市)
“三度御用乳”で300%…は?
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2018年6月22日 (金)
過日吹田市某所へ行った折に見かけました。
別段取り上げるほど珍しくもないかと思いつつ、現存せん蔵元のものやと思うと今のうちかと。
灘は西宮郷の名門で北海道に主な販路を持っていた
多聞酒造でしたが震災後に経営悪化、民事再生で一度持ち直すも2002年に倒産。“
多聞”印は“
大関”に引き継がれ今も販売されています。あと“
多聞漬本舗”という奈良漬屋さんがありますが、多聞酒造とどう関係しているのかはわかりませんでした。
とまぁ“多聞”のことはこれくらいにして、この手のお酒の看板もちょっと懐かしくなってきた気がします。街の酒屋さんが元気やった頃には当たり前の様にあった看板でしたけど…とか思いつつこれはちょっとスペシャルなヤツですね。恐竜の背中よろしく黄色い電球がまわりに並んでますわ。この感じもいかにも昭和。そうか…ここは酒屋やないもんね。うん、いかにも焼肉屋さんの看板って感じです、昭和のね。
(於:吹田市)
“ニュー松屋”で昔は時々呑んだもんや、多聞。
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2018年6月21日 (木)
西淀川区某所で仕事。こっち方面は同じ大阪市でも普段あんまり縁がなくていつもちょっと小旅気分。
東西線は御幣島駅で降りて、歌島橋の交差点に出てきますと、いつも東西南北の感覚がマヒします。地図改めて見ますと五叉路にして東西に延びる道は一本…おまけに地下道潜るとそらぁ他所もんにはわからん様になりますわ。
てなこと感じつついつもの探索。仕事も終わってますから道に迷うのも楽しいもんであちこちうろついてますと、ありましたわ、防火水槽。
よく見られる植木鉢代わりの余生を過ごしているも、その外にも草木がいっぱいですっかり埋もれてしもてます。まぁそれも良しとエアコン室外機を含めみんなで楽しそうに日々暮らしてるって感じがします。あ、自転車に乗る住民も含めて…かな。
帰りは大阪駅前経由でバスの旅。ラジオ聞きながら馴染みなき街並み眺めながらのひと時…この感じは地下鉄ではなかなかね。ま、時間ある時だけの楽しみではありますけど。
(於:西淀川区)
最近急にFM派に。AMはNHKくらいか。ええけど…なんやさみしいな。
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2018年6月20日 (水)
雨の日もええもんですな…ってエアコン効いたマンションの高層階の窓越しに見たらの話ですけど。
ご近所さんに夕ご飯よばれにマンションの高層階へ。
窓を背中に舌鼓…と「ハルカスが半分隠れてる」とそこのお方。ほんまやなぁ、ええ感じに雲がかかって…ドラマチックな梅雨景色ですわ。美味い食事味わいつつええ景色眺めて…ってまぁ、先にも触れました通り、窓を背にしてましたから、そうもいきませんでしたけども。
しばらくして「ハルカスがまた違う雰囲気になってる」と。
あぁ、これもよろしいなぁ。先の写真が19時46分、後のが20時31分。45分の差で空の色も変わる…明日が夏至やということ思うと、19時台でもまだ空に青が残って少しは明るいんですな。
“窓を開けたらハルカス見える”…これぞ平成の大阪暮らしって感じ。ビルの谷底生活とは大違いですなぁ…はいつも思うことですけど。ハルカス…なかなかええもんですな。あれこれ大満足。おおきにごっつぉそうさんでした。
(於:中央区)
ハルカスは…キタには似合わん気がしてきた。
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2018年6月19日 (火)
で、昨日は昼間から酒屋の立ち呑み行った訳ですが、瓶ビール飲んで…見上げると明石のお酒いろいろありますわ。「昼間やし…」と思うも「せっかくやし…」が勝って改めてお品書き見ると一枚ちょっと意味不明。
“酒グラス zoom1 対応商品”。
“zoom1”…なんのことやろかと思うこと10秒。あ、そういうことね、“200ml”を縦書きにすると、こうなるか。
“ml”の縦書きは論外ですけど、そもそもこの書体がややこしいんでしょうな。
出されたお酒は酒屋の立ち呑みでよく見られるコップに溢れる手前まで注ぐスタイル。「ほんまはこないに呑みとないのに…」と思っていたのに呑むにつれ調子乗って隣のご隠居が飲みはった“
あかし”という名のウイスキー見て「こっちもそれ、飲み方も一緒で」。ストレートに氷水添えて…これが決定打やったなぁ。
あ、そうそう。で、ここのお店ではずっとラジオが流れていて地震による運休状況を聞く大将が「しやからな、汽車用意しとかんなあかんねん。ディーゼルでもええけどな。停電したとこのことちゃんと考えとかな」と。いやいやそやなくて…まぁ、みんな黙ってまったりしてましたけど。いいなぁ、大人やわ。
(於:兵庫県明石市)
どこのお店かわかっても黙っててな。
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2018年6月18日 (月)
今日見続けた車窓の眺めが、これ。
人が話しててネコがあっちへこっちへ行ったり来たり、のどかな光景やなぁとずっと見惚れていた…って訳ではなくて外の景色がずっとこのままやったってこと。
エマージェンシー音と共に新快速が緊急停止したのが明石を出て西明石へ向かう途中。「そのうち動くんやろ」と思うも時は流れて約2時間半後、線路沿いに明石まで歩いて移動することに。
仕事で姫路へ向かっていたのですが先方からの指示は「最寄駅で待機してください」とのこと。車内アナウンスによると明石駅まで約1km。滅多に見られない電車の下部を見たり線路上に落ちている用途がわからん鉄くず(?)を愛でたり…そうそう、いつも気になる“
ドリームとんかつソース”の看板もじっくり見ながらバラストをバリバリいわせて明石駅へ。そこへ電話鳴り今日の仕事はキャンセルやと連絡が。そうか…そらそやわな。
駅つく寸前となりの路線見ましたら「おっ、山陽電車動いてるやん」。帰れるやんと喜んだも束の間、神戸高速と阪神が止まったまま。「これはしゃぁないわな」と呑んで時間潰そと酒屋の立ち呑みへ。朝の11時やというのにやってはて…よろしいなぁ。近所のご隠居さんたちとええ時間を過ごす中、店の大将が「舞子まで行ったらバスがある」と。なるほど、明石海峡大橋を行き来するバスで大阪まで戻るというのがええんかも…と舞子まで歩いたれと東へ向かいました。
少し行くとそこに明石海峡大橋が見えます。「おっ、そぐそこやん♡」と思うも歩けど歩けど距離は縮まず…巨大な構造物は遠くにあっても近くに見えるもんですなぁ。
日陰ない中、ビールに酒、地元のウイスキーまで飲んだ身体には堪えましたなぁ。もうへとへとで辿り着いてバス探すも…高速バスは徳島方面だけですやん。なんやガセやったんか…いや違います。ここから路線バスでどっかの駅行ったら三宮まで出られるって話やった気がします…酔うてましたんで。
グタグタで居眠りしつつ数十分過ごして山陽電車行けば…まだ西代以東が見合わせの表示。ですがなんか「行けるんちゃうか」と思って改札入ったらそこに梅田まで行く直通特急が。まさかこないにすんなり電車に乗れるとは。
で、梅田。地下街を行く人の少ないことにびっくり。地下鉄乗っても混雑なし。そうか…大阪の街はすっかり休眠モードやったんですね。電車に乗ってますとさっぱり揺れが感じられませんでこないに大層なことになってたとはって思いました。
家出て戻ってなんもせんで11時間半。ま、こんな日があってもよろしいか。いやいやダメでしょ。日銭稼いでナンボやもんなぁ。
(於:兵庫県明石市)
お亡くなりになられた人もおられて…。
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2018年6月17日 (日)
ちょっとイレギュラーかも。
こんなんありですか。っていうのは“三菱”の部分が後付けって言うか三菱がこの看板を乗っ取ってるってことが。
憶測ですがこの“三菱”の下には“
不二越”と記してあると思われます
(間違いでした、この下には“神鋼”と書かれていた様です)。
いろいろあって三菱に取り扱いを変えることになったんでしょうけど、看板をこの様に変えるだけとは…三菱さんもやりまんなぁって感じ。撤去されずに残るも逆に不二越さんが気の毒に思います。珍しいですけど、もひとつヌケの悪い物件ですな。
(於:兵庫県加古川市)
三菱って…(以下自粛)。
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2018年6月16日 (土)
今日もエアコン室外機ネタ…ひつこいかな。
ナミイタ塀に丸いくり抜き、左下にシッポがちょろっと。室外機と言え家電製品ですからやっぱり雨風に打たれん様にせんと…ってことでしょうか。
ダクトを見るとエアコン自体は室外機より左にある様子。と言うことはやっぱりこのナミイタで覆われた小屋(?)にわざわざ収めてあるということですね。
路上にデンと置かれているシチュエーションを思うとなんと粋(すい)なことか。あ、違うか、過保護でこうしてあるんでした…知りませんけど。
(於:東大阪市)
穴の位置がずれてる…2台目か?
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2018年6月15日 (金)
納品で京は西陣へ。帰路、下鴨某所へ向かう途中に閑静な住宅街が。ちょっと洋のテイスト感じるお宅が目に入りええなと思ったのも束の間、こっちの方が気になって…
かなり年季の入ったエアコン室外機が…ナナメで踏みとどまってますわ。これは経年変化で台の脚が折れたのではなく最初からこの状態やたのではと思われますけど、どうでしょう。
何十年ずっとナナメならもうすっかり慣れてはるやろと思いつつもなんとも気の毒。性格までひん曲がりまっせ…ってそこまで擬人化せんでもよろしいか。いやいやついついこういう図みると“
ダイビングクイズ”を思い出すもんで。若い衆には…なんのこっちゃでしょうけどね。
(於:京都市上京区)
そもそもナナメでも動くんやったら、平行に置くのはただただ見た目の問題だけってことか。
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2018年6月14日 (木)
過日仕事で訪れた東大阪は近鉄吉田駅あたり。地図見ますと南北にうねる一帯があります。その帯状の部分だけ区画整理もされていないって感じ。“川中”という交差点名
(地名)があったり、
中甚兵衛さんの像があることからすると、このうねった帯状のところが付け替え前の大和川やったところでしょう。
東も西も工場や物流倉庫の中、その帯状の部分だけは昔ながらの旧村って感じ。まだまだ残る古い建屋。傷んだ土壁も錆びたナミイタを従えてこれもこれで情緒あるわとふと見上げると、鬼瓦の前に“亀”。亀があるということは…と、さらに見上げるとそこに“鶴”。
正直言うと、ちょっとそういう意匠を施した瓦なんぞがありそうにない建物(失礼!)に見受けられたので、余計に「ええなぁ…」と思ったのでした。
こういう鶴亀の瓦って“鶴巴”、“亀巴”と言って巴瓦の一種やと今回初めて知った次第。何も知らんなぁ、これでまたひとつ勉強になったわ…ってすぐに忘れるんですけどね、きっと。
(於:東大阪市)
亀の顔が案外かわいい。
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2018年6月13日 (水)
南海は泉大津駅の東側は超高層マンションあったり商業施設あったりでシュッとしてる…んかな。そこら一帯の複合都市施設は“
アルザ泉大津”と言うそうです。
ってまぁほぼそういうところには興味が湧かなくてスルーしよと信号待ち時にふと見たら、ご覧の通り。背景にちゃんと本来のスペルも写ってバッチリや。
ALZAR…あんまり聞かん外国語。ひょっとして造語かいなと調べますればスペイン語で“持ち上げる”てな意味とか。なんでそう命名されたのかはわかりませんでした。誰を?何を?…あれこれ思いますな。
(於:泉大津市)
このマークには馴染みないけど…もうすっかり過去のもんになってる気がする、ダイエーって。
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2018年6月12日 (火)
仕事の前にいつもの探索。南海は泉大津駅から西に向かいますれば旧街道もあってなかなか昔ながらな佇まいでええ感じ。
エアコン室外機も景観に配慮して忍者よろしく木の塀っぽい色を塗ってありますが、経年変化かすっかり赤茶けて…かえって目立ってますな、残念。
そう言えば昔、真空管時代のテレビって和空間…いや生活空間に違和感がない様にということだったのでしょう、木目をあしらった“家具調テレビ”ってがありました。ステレオセットもしかりでしたけど、エアコンの室外機こそ、景観に配慮した色合いなり意匠のものがあってもええ様に思いますわ。“ルーバーで囲う”…も、かさばって案外目立ってること多い気がします。
(於:泉大津市)
まぁ室外機も電柱同様生活感漂うアイテムとしてええとも思うんやが。
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2018年6月11日 (月)
東大阪市某所へ仕事。旧村を行きますればこんな看板。最初なにげに「学習塾か?」と思いましたけど…
「何で?」ってほれ、百とか頭とか進歩…旗も何となくそれっぽいから。
で、スルーしかけによく見たら…こんなピンポイントな職種があるんかとちょっとびっくり。調べますれば金型屋さんの様ですが、さすがはなんでも作ってる東大阪って感じ。
ボディソープが幅を利かせて固形石鹸もなんとなくノスタルジーを感じさせるアイテムって感じがせんでもない昨今を思うと…やっぱりびっくりか。固形石鹸派としてはぜひとも頑張って頂きたい会社ですわ。
(於:東大阪市)
これ“イオキベ”と読むのかな? 珍苗字。
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2018年6月10日 (日)
もう15年は前から前を通っていたのに、全然気付きませんでした…って年1回くらいですが。
旧村のお宅の隅にそれはありました。装飾なし、実質本位なヤツで木のフタ付き。上からコンクリブロックがセメントで固定されていますけど木にセメント…付いてはいないでしょう。
日陰に置かれているからわからなんだのかなぁと思いつつストリートビューで過去を見ますれば…あぁなるほど。ここは以前お花屋さんでこの物件を取り込んで棚なんかがそこに写ってました。その頃は水槽として使われていたのかもしれませんね、防火目的ではなくて。まだまだ隠れたところに防火水槽は潜んでいる気がしてきました。
(於:奈良県下市町)
ここらのタケノコとても美味♡。
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2018年6月 9日 (土)
皇太子ご夫妻がご結婚25周年を迎えられました。
25年前にはこんな国旗掲揚台も建てられるくらいの祝賀ムードいっぱいでしたなぁ…っていやいや、これは今上天皇さまのご結婚を記念してのもの。横を見ますれば“昭和三十四年”の文字が記されています。
25年前もそれなりにお祝い気分で国中が包まれていた様に思いますけど…こういった動きはあんまりなかったかと思いますね。
西へ東へ南へ北へとお忙しくされて立派なやわぁと常日頃より思っていますけど、このシチュエーションって…どうなんって感じ。コンクリごみ箱に挟まれてまっせ。60年近く経って国民の心に中の天皇さんの位置付けも変わったってことですか。
そういえば国旗掲げるお宅って全く見なくなりました。ここの掲揚台も今では掲げてないのでしょうなぁ。そう思うとやっぱりこの様な扱いになってしもても仕方ないかなと思うも…まぁ、他所もんがとやかく言う問題ではないですな。来年の今頃は天皇さんも代替わり、年号も変わって…ええ時代の幕開けになったらええですね。
(於:堺市堺区
-2014年)
雅子さまも元気にならはります様に。
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2018年6月 8日 (金)
昨年の春、松原市のある集落を行きますと古い看板の残る酒屋さんがありました。
木彫の立派な看板。亀甲に又…“キッコーマタ”とカタカナで書くとどうも偽モンって感じに見えて気の毒ですがこれは堺の河又醤油の看板。昭和45年に貝塚のイズミイチと合併して今、“
大醤”として堺で唯一自家醸造を行ってはるとか。古い看板のものが現存してるとはうれしい限りです。ちなみにシャッター上の右は“川野醤油”、左は“坪田醤油”の看板。前者は小豆島の“
マルキン醤油”に、後者は龍野の“
マルテン醤油”に委託し、今に至っているとか。
とまぁ醤油の看板を見て目を右にやると、自販機の奥上にも木彫看板を発見。
そう、こっちが今回の記事の本命です。
金色の菰樽に堂々“澤龜”の文字。左右合わせて“一番よい酒”と誇らしいフレーズ。これは今までネット上で見たことがある堺の酒のひとつやないかと調べますれば…やっぱり。
今までにも何度か記したことがあるかと思いますが堺はかつて醸造業の盛んだったそうで、お酒に関しては灘を上回る規模やったとか。最盛期にはその堺で“澤龜”は一番たくさん造っていたとネットには記されていました。ですが手元にある大正5年の酒造家名鑑によりますと982石とあり、多い方ではあるものの、“金露”の5,025石に比べるとかなり差を開けられていた様です。ちなみにここの蔵元の“宅德平”氏は同じく堺の酒造家“鳥井駒吉”氏と共にアサヒビールの元となる会社(有限責任大阪麦酒会社)を立ち上げたとのことです。
堺と言ったら臨海コンビナートのイメージが強くて醸造業で賑わって海外輸出もしていたなんて考えられません。“水不足”が原因で廃れたとのことですが、新しいものにチャレンジしていく精神がここ堺にはあって、すっかり産業が変わったのかもしれんなと思ったりします。
で、“澤龜”はいつまであったのか…は、もひとつわかりませんでしたが、戦中の企業合同で“新泉”となって消滅したのではないかと思います…多分ですが。
澤龜:宅酒造株式会社
大阪府堺市九間町(大正5年時の住所)
(於:松原市)
せっかくの看板が自販機裏とは…と思いつつ、ここやから盗難にも遭わんですんでるのかもしれん。
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2018年6月 7日 (木)
それなりに知られたお店やったってことでお蔵入りにしていましたけど、やっぱりえぇもんなぁ…ってことで。
(於:豊中市)
二番煎じどころか百番煎じや…悶々。
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2018年6月 6日 (水)
先日京都で一泊仕事。思えば西陣あたりの町並みの夜は知らんなぁと散歩しましたら…よろしいなぁ夜もまた。静かでどこ行っても趣あってどんどん楽しなるわと2時間ほど歩いてましたら、こんなモン発見。
そうそう、こういう町並みにはやっぱり丸ポストですなぁ…と思いつつ近づいたら取り出し口がありませんやん。無粋にも胴に“本物のポストではございません。郵便物は投函できません。”の貼り紙。なんやこれ、ただのオブジェに成り下がってますんかいな。
まぁスクラップされるよりええんかもしれませんけど何とも言えん気分。この調子やと古い自販機なんかも“ジュースは買えません”てな貼り紙と共にそのうちオブジェとして再利用される日も来るかもしれませんな。
で、今日見た丸ポストが、これ。
仕事終えてバス停探してますと近くに可愛い丸ポスト…なんですけど色が妙。こんな色でしたかいな…否々、これは赤すぎ。もっと朱色がオリジナルカラーですよね。
近年ポストの色が朱色系の赤から赤っぽい赤に変わってきたなと思ってましたけど、その流れが丸ポストにまで及んでるとは知りませんでした。そらまぁね、同一会社が設置してるもんですから老いも若きも同じ色にせんならんのでしょうけど…似合わんわぁ。こんなんピンクやら白に塗られた蒸気機関車と一緒やん…ってちゃいますか。古いんかなぁ感覚が。歳いったもんです。
(於:京都市上京区、堺市南区)
DD51とかDE10も朱色やないといややわ。
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2018年6月 5日 (火)
1年ちょっと前に見た物件ゆえ、まだあるのかどうかが微妙ですが…
清荒神駅近くの電信柱にこんな看板が掲げられていました。もう味わいありすぎって感じ。看板が切り文字貼り付け全盛の今とあってはなおさらのことです。しかもこの看板の文字は、デザイン入っているものの“一発書き”って感じがします。それでいて表裏ほぼ同じ仕上がり…ええ仕事してはりますわ。
とビジュアル面の素敵さに加えて文言も…よろしいなぁ。“宝塚マリアージュ”にして“花の結婚式場”…いろんな意味でヅカっぽいもんが漂ってますなぁ。
で“宝塚マリアージュ”で調べてももひとつこれといった記述が見当たりませんでしたが、左端にある“松楓閣”で検索しますとあれこれ出てきます。宝塚市売布にあった高級料亭旅館で1988年に閉館とか。詳しくはYahoo知恵袋“かつて兵庫県宝塚市にあったというホテル松…”をご覧頂くとしてそうか…もう30年も前になくなっている施設の看板がいまだに掲げられているってことですね。しかしながらこういう看板って関電なりNTTなりにお金払わんと撤去されるもんやと思いますが…いまだに誰かが払い続けているのでしょうかね。ま、多分撤去にもお金がかかるしとほったらかしにされて30年ってのがほんまのところかと思いますが。
(於:兵庫県宝塚市)
こういう仕事できる職人さんって今どれくらいいてはるんやろ?
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2018年6月 4日 (月)
ギョッとしまんなぁ…なんてね。
ピカチュウにキティはわかるも、魚がどこに描かれているって…なかなかできませんで。
(於:富田林市)
しかしながら上手に描かれてるな。
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2018年6月 3日 (日)
ここ数日気になっている物件。
クルマで信号待ち、ふと見たガードレールが斜めに倒れていて、よく見たら横にポストが。写真ではちょっとわかりづらいですかね、要するに“ここにポストを建てるために、ガードレールを曲げたんかいな?”って感じがします。
頭の中でガードレールを垂直に立て直すと…やっぱりポストにぶつかります。まぁたまたまかもしれませんけど、実際曲げてポスト設置したとしたら、かなりワイルドな仕事です。どうしてもここに立てなあかなんだのか…写真よく見ればこの場所は道路に面した店と駐車場の間の前にあたります。きっとここしかダメで、でも既にガードレールはあるし…で、曲げたんやろと思うんですけど…どうでしょ?
足元のコンクリート見てもポストの方が後。ええなぁこういう仕事も。
(於:東大阪市)
昔は丸ポストで当たらんかったのかもしれんな。
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2018年6月 2日 (土)
ぼちぼち必要な気温となってきました、エアコンの。
三階建の長屋に並ぶエアコンの室外機。うちひとつだけが過保護ちゃん。雨よけにテント付けてもろてますわ。
一見簡易に見えるもちゃんとお店なんかの軒先にあるテントの様に作られていますけど、これは特注品でしょうかね。けったいななぁと思うも、よく考えたら電化製品ですから、ホンマはこれくらいのことしてやらんとあかん気にもなりますね。
ちなみに5つ並ぶ左端は三菱、右の3つはパナソニック、で、この過保護ちゃんはダイキン製。何となく一番頑丈そうなイメージがするんですけど意外です…ってまぁ、メーカーとこのシチュエーションには必然性はないと思いますが。
(於:中央区)
これは1年半前の図。今はテントが破れたか骨組みだけ。
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2018年6月 1日 (金)
なんかすっかりスナップ写真ってL判にしてあげる/もらうってことがなくなりました。むしろあげてももろても「ちょっと迷惑かも」って感じがありますわ。自分の写真は自前のスマホで撮ってもらうが基本、他人のそれで撮ったものはデータでもらう。そう、プリントで写真を見るって日常から姿を消しつつあるなぁと思います。
写真はスマホ、もしくはタブレットで見るもんって時代。そこで思ったのは「アップの写真は不要になっていくな」ってこと。ほれ、親指と人差し指でシュッと広げて…あの行為、何て言うんですかいな?え、「ピンチアウト」言うそうですけどそのピンチアウトして拡大するのが普通の時代にアップの写真は…要りませんわ。表情わかるほどアップで撮るより、その場所を含めて撮っておいて必要な時にピンチアウトすると1枚の写真で充分、情報としては…ですが。
これは写真の歴史の中で大きな変化やと思います。確かに「この現状のここを伝えたいんや」的にはアップも要りますけど、普段の写真やと、いろいろまわりの状況が写ってる方が情報としても面白いですしね。
思えば「広く撮っといてください、あとでトリミングしますから」てな気分悪なる撮影指示をしてくる編集者が出てきはじめたのが10年ほど前…すなわちフイルムからデジタルに移行しはじめた頃です。その流れが日常にも降りてきたってことでしょうかね。ピンチアウトして写真見る時代になって当時そんなこと言った編集者の気持ちがわかるなぁ…って否々。仕事は…そんなもんやないやろって。もちろん“仕事”の定義から話せんと噛み合わんのですけどね。6月1日、今日は“写真の日”。
梅田のヨドバシカメラ前の歩道にカメラがあるとはこの春まで全然知りませんでした。
(於:北区)
“公道を…”と一瞬思うも、ここはヨドバシの土地ですな。
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